ロハス・ブルバード通りにあるリザール・パークの近く、マニラ湾に面したところにオーシャン・パークがある。2009年に開業した近代的な水族館を中心 にしたテーマ・パークだ。都心にあるためにちょっと狭いが、海上に建設された水族館は近代的なもので、子供達の夢となっている。 今回は、いち早くKIANとTamTamがその夢を実現したわけだ。
入場料は水族館が400ペソ、クラゲ館が150ペソ、アシカ・ショーが150ペソ、などフィリピンとしてはかなり高い。この3つをあわせた割引券が500ペソで、この辺が手ごろのようだ。大人も子供も一緒で、60cm以上の赤ちゃんも有料だ。ちなみにKIANは優に60cmを超えているので有料となるが、たかが9ヵ月半の赤ちゃんに対して500ペソとはあんまりだと主張して、只にしてもらった。
しかし、フィリピンの一般庶民にとって一人500ペソづつ払わなければならないということは至難の技で、家族一同で遊びに、というわけにはなかなか行かないだろう。なにしろ一日の最低賃金が400ペソ程度で、これで一家が一日暮らさなければならないのだ。だからKIANの従兄弟達もまだ訪問が実現していない夢なのだ。
下のの写真は土曜に行った時のもの。学生や生徒の団体で大変な混雑で、水族館に入るのに3~4時間は待たなければならないそうだ。外には数十台の観光バスが並んでいる。だから休日には絶対に行かないほうが良い。この日はクラゲ館とアシカのショーだけ見て帰ってきたしまった
レイアウトは右ウイングが水族館、左ウイングがレストランや売店、その端にクラゲ館がある。ビルの手前はプールや広場になっていて、アシカ・ショーや水遊びができる。
最近の水族館にはどこにでもあるが、ここも水中トンネルが目玉だ。KIANも魚達が目の前に見えるので手を伸ばしてつかもうとしている。
左ウイングには大型のレストランや幼児の遊び場、そして多くのスービニアー・ショップがある。レストランではフィリピン食を初め中華料理など各国の料理 が揃っている、昼前なのでまだ開いておらず、準備中だった。また、ここの電灯の飾りにアルバイ名物のアバカの丸い傘が使われていた。
クラゲ館はクラゲを見せるというより、クラゲを使った現代アートいった風情だ。多分名の知れたアーティストのデザインに違いない。KIANはいつもの好奇心を発揮してガラス越しからクラゲをつかもうとしている。
プール・サイドで行なわれたアシカ・ショーは私にとっては見慣れた平凡なものだったが、初めて目にしたKIANは真剣なまなざしで見つめていた。これだけ喜ぶのであれば、近いうちにマニラ動物園に連れて行ってやろうと思う。
前回は見れなかったが今回のアシカショーのフィナーレはバックの噴水で音楽に合わせて動く噴水は圧巻だった。夜になると、この噴水にライトを当ててMoon Light Adventureなるショーをやるそうだが、幻想的でさぞすばらしいものであろうと想像される。