2月19日も当たりが出ず、ついに賞金額は2億5千万という史上最高額に達した「スパーロト6-49」は一口20ペソで1-49から任意に選んだ数字6 つを的中させる、日本のナンバーズに相当する宝くじ。最後に当選者が出たのが2008年12月21日で、それ以来賞金が積み重なって次回抽選の22日には 3億ペソに達する見込みだそうだ。
夢の賞金を当てようと一攫千金を夢見る庶民がロト売り場に押し寄せている。街のあちこちにあるロト売り場には一体何事かと思うばかりの長蛇の列ができている。人々はロトを買うことに夢中だ。たとえ当たらなくても良い(絶対に当たらないのだが)、一時でも夢を見れればよいと、一日の稼ぎのほとんどを費やしてロトにつぎ込むのがフィリーピーノだ。このときばかりは奥さんも文句は言わない。一家全員が夢を肴にして食卓を囲むのだ。
下の写真がロトの申込書。意中の数字を鉛筆でマークして窓口出すと、即座にコンピューターで読み取って数字を記載したチケットが渡される。このデータは即座にホストコンピューに送られてリアルタイムで賞金額がはじかれる。当たり番号は厳正な監視の中で1~49の番号から6つの数字が選ばれ、その模様はテレビで中継される。
19日のテレビではロト売り場の様子が中継されていた。今フィリピンの最もホットな話題はこのロトなのだ。