ここ数ヶ月、我が家の食卓を飾ったいたのがダランダンの生ジュースだ(旬は3月までだそうだ)。ダランダンとは柑橘系でカラマンシーを大きくしたようなみかんの原種といえるような果物で、フィリピンで採れる。房の皮が厚くてみかんと思って食べると、すっぱみが強くて、とても口にする気になれない。しかし、ジュースにして飲んでみたら、ほどよいすっぱみでとてもおいしい。ビタミンCが豊富な感じで、糖尿病や認知症にも効果がありそうだ。
しかし、実が小さいのでコップ一杯のジュースを作るのに、10個くらい絞らなければならず、手間がかかる。したがって、我が家の女の子たちが、毎日、ダランダンのジュース作りに励むことになった。
ダランダンはもっぱら近くの屋台で買うのだが、いっぺんに5kgくらい買うが、1kg、たったの30ペソと格安だ。一般の輸入オレンジやみかんは1kg 200ペソ位するので、はるかに安い。だから、私は、農薬で汚染された輸入果物(りんご、オレンジなどほとんど中国産)を買わないで、マンゴ、バナナ、パイナップル、パパイヤなどのフィリピン特産の果物を買えと主張する。
一方、ママ・ジェーンはスーパーで売っているバナナやパイナップルはミンダナオのDoleなどの銘柄物なので、何が含まれているかわからないから決して買わないと言う。ウエットマーケットや屋台で買うのが、見てくれは悪いが安くて安全で間違いない。バナナやパパイヤは、常に我が家においてあるが、野菜嫌いのフィリピン人にはこれらの果物が必須なのだ。
我が農場にはバナナやパパイヤはあるものの、パイナップルは気候のせいかなかなか成功しない。しかし、ダランダンなら行けそうと、大量の種を農場に送りつけた。今回、ホリーウイークの休暇で来てみたら、以前から葉っぱだけで実をつけていない役立たずの柑橘系の木がダランダンで、いくつか実をつけていた。まさに、農場で見放されていた木が、注目を浴び始めたのだ。
ハハハ
役立たずとは志賀さんらしくもない・・