この日のマニラ案内はインタラムロスを皮切りにチャイナタウンを主体に回った。サン・アガスティン教会では、またまた結婚式だったが、土日に行くといつも結婚式にぶつかるので、どうも毎土日は結婚式をやっているに違いない。結婚式の時は観光客は中に入ることを許されないが、外から式の様子を伺うことは可能だ。
キアポ教会の参道はいつも果物や野菜、それに雑貨を売る屋台がひしめき合っている。ジェーンはスモール・デビソリアと称するが、なかなかの店の数だ。しかもめちゃくちゃ安い。
ヤシの葉を器用に巻いて売っているのはもち米をちょっと甘く炊いたお菓子で、新年の飾りものにするらしい。ちなみに、この日は、チャイニーズ・ニュー・イアーの直前だった。
チャイナタウンのオンピン・ロードにはいると、恭喜發財(コンシーハッチョイ)、日本の謹賀新年に相当する言葉が目立つ。この後には安パオ来来と続くはずで、新年にあたって財をなしお金がもっと入りますように、という中国人らしい挨拶だ。新年の飾りものや干支(蛇)の置物、あるいは、お餅を売っている店が続く。
チャイナタウンにも高層化の波は押し寄せ、こんなごみごみした場所に高層コンドミニアムが建設されている。さほどの富裕ではないが、このチャイナタウンを離れがたい中国人が買うのだろう。
チャイナタウン名物の馬車に乗って正月間近の街を見物する観光客。
中国人は正月には丸いものを飾る。コインに見立ててもっとお金が入るようにとのことだろう。
めずらしい黒いサトウキビを売っていた。これも縁起物なんだろう。
いつも行く、川沿いの屋外のレストランに案内したが、これだけの料理を食べて、飲みものまで入れて、500ペソ足らずと超安だ。しかし、味はしっかりとおいしい。
中国人の富裕層が多く住む、高級住宅街グリーンヒルの真ん中にある、買い物の穴場グリーンヒル・モールはあいかわらず健在だった。