ココ、5歳の誕生日 2025年1月19日   Recently updated !


2020年初頭に始まったパンデミックの直前、2019年11月9日に生まれたゴメス・ヤン一家の末っ子のココが5歳の誕生日を迎え、来年は小学校に行くという。パンデミック中は、いつになったらパンデミックは明けるのかと半ば絶望の淵にあったが、パンデミック中に幼児期を過ごしたココが小学校に入学間近と言う。時が流れるのは、済んでみれば早いものだ。

パパ・カーネルのジェネラルへの昇進の際に出席したマラカニヤン宮殿でのセレモニーの折にキアンが撮影した一枚、歴史上の英雄KKK団の絵の前でキアンが取ったポーズは、傑作中の傑作写真となった。

ココの幼児期は、まさにパンデミックのまっただ中で、18歳未満の子供と60歳以上の年寄りの外出は禁止されていた。今になって考えると戦時中でもあるまいし、信じがたい状況であり、それが数年にわたって続くなんてことは想像に難かった。ココにとっては、家の中に閉じ込められて、近所の子供達と遊びまわることもできなかった。しかも、一家が疎開していたタガイタイでは、家族がマニラに行っている間は数日から一週間、ヤヤと二人きりで過ごすことも多かった。そのためか、話始めるのが極端に遅れ、2歳になっても身振りで合図することが多く、呼びかけにも反応が無かった。

KKK3兄弟を引き連れてリトル東京の江戸屋で食事をとった際のタクシーの中で、ココのヤンチャぶりがうかがえる

そのため両親は自閉症ではないかと心配して、特殊学校に週2回通わせて、言葉を使うよう指導してもらった。その効果が出たのか、言葉がみるみる上達して、2年もたつと、やかましいほどのおしゃべりになった。しかし、残念なことに、私にとってココの喋る言葉は、英語ではあるものの、2割程度しか理解できない。しかし、時々、はっきりと聞こえて、Where are you going など、しかと英語をしゃべっていることには間違いない。

従兄弟のバレリーお姉さんに甘えるココ、2~3度しかあったことは無いはずだが、やっぱり肉親なのだ。

性格的には、兄のクヤ・キアンと似ていて、実に陽気で活発で人懐っこい。だから私はキアン・ジュニアと呼んでいるが、パンデミックも明けて幼稚園に通い、他の幼児と交わるようになってから、彼本来の性格が目立つようになった。ヤンチャで誰彼となく声をかけて、すぐ友達になってしまう、キアンの子供のころを見ているようだ。そういえば、顔も体つきもキアンの小さいころと瓜二つで、裸で過ごすところもそっくりだ。

キアンが組み立てるタンクのプラモデルの出来上がりを横で楽しみに待つココ

真ん中のクッキーはヤンチャとはいいがたく、何か理解しがたいところがある。多分、女の子を育てた経験のない私にとって未知の領域であるらしい。その点、ココは、おもちゃを買ってやっても素直に喜んで、もっと買ってくれとせがむ。まったく、キアンと同じく、当方の期待する反応を示す。子供の喜ぶ顔を見るのが、私にとって最大の喜びなのだ。

ダディの首都圏南警察本部長の就任式に参加してひな壇に座る3兄弟

そんなわけで、ココにおもちゃを買ってやるのが私の日課になっている。単なる車や飛行機のおもちゃではすぐに飽きる。トランスフォーマーにように車とロボットに変身するのが面白いようだ。さらにレゴの組み立てにも興味を持ち始めた。部品数が30個程度、4歳以上となっているものは50ペソ程度で負担にならない。逆に部品数100個以上で、6歳以上となっているもは100ペソ以上だが、ココにはまだ歯が立たない。

キアンとココのやることは寝姿まで一緒だ

4歳用のおもちゃは設計図を見ながら、瞬く間に組み立ててしまうが、それはそれで達成感があって、満足するようだ。だから、幼稚園から帰ってくると、私の部屋にやってきて、トーイ(Toy)と催促する。そう毎日買いに行くわけにいかないので、少し買いだめしておくと、それをかぎつけて、部屋中を探し回る始末だ。

タガイタイのイタリアンレストランんでピザの実演に興じるココ

しかし、一か月もたつと、買い尽くしてしまって、ネタ切れになる。ドンボスコの対面にある行きつけのウオルターマートには、キアンの出迎えの後、簡単によれるので都合が良い。そこにはMr. DIY、MINISO、デパートと3か所でおもちゃを売っている。さらにMakati Cinema Squareモールには、やはり、キアンのプラスティックモデルを売っているHobbies、中古本屋、地下のおもちゃ屋と3か所があるが、それらを回り歩く羽目になるが、それはそれで楽しい。

ボニファッシオグローバルシティのマインドミュージアムで恐竜の骨格モデルにびっくり仰天のココも写真撮影にはしっかりとポーズをとる

毎日のようにココにおもちゃを買ってやっているので、クッキーが穏やかではない。私がココにおもちゃを与えると、クッキーが私の前にやってきた、黙って立っている。私は、どうなっているのとでも言いたいのだろう。それで、何が欲しいと聞くと、キーチェーンが欲しいという。早速、MINISOに行って捜してみると、色々あるが、高い。150ペソはするのでちょっと躊躇される。それでも無理して買って帰ると、それなりに喜んでくれた。

静電気で自慢の長髪をなびかせるココ

しかし、数回、買って帰って、喜んではいたが、その後、「おもちゃは買わなくても良い、お金は貯金しろ」と耳打ちしてきた。なんとも可愛げがないが、クッキーのおもちゃは高いので、それはそれで良しとして買うのを止めた。人形やぬいぐるみなどがいいのだろうが、どうにも選ぶことができないし、高くて買う気になれないし、すでに、ぬいぐるみで部屋が埋まってしまうこともある。

パンデミック前に行ったときはキアンとクッキーだったが、クッキーとココに入れ替わった

ココには、できる限り、レゴなど頭を使うおもちゃを買ってやることにしている。キアンは、現在、レゴは卒業してプラスティックモデルの組み立てとパソコンのフライトシミュレーターに凝っている。これらは、高級な趣味で、大人になってもやれるし、頭の体操になって、脳の発育に寄与する。机に向かって教科書を眺めることだけが、能ではない。キアンはピアノの練習も相まって、手先の器用さと、パソコンの知識は半端ではなくて、ゴメスーヤン一家にとっては欠かせない頭脳となっている。

11月9日、誕生日にはソレイアホテルに泊まって、朝食のビュッフェを満喫、マニラ在住の二人の従姉妹が参加した。

心配なのは、ママ・ジェーンが異を唱えることだ。毎日のようにココにおもちゃを買ってやって、甘えさせている、と文句を言いだすのではないかということだ。かつて、ピアノの稽古などは金の無駄遣いだ、クッキーやココがバラバラにしてしまったレゴを再度組み立てなければ、プラモデルの組み立てはやらせない、などなど、私がお金を出しているのに、何かにつけていちゃもんをつけるのが常だ。しかし、単価が安いせいか、ココのおもちゃについては、口を閉ざしている。

誕生会はソレイアホテルの近くにある観光用の中華料理店。中国模様ふんだんのちょっと趣味が悪いレストランだった。ココの顔がロブスターの髭の陰になってしまったのが残念。

ココに関する気がかりは、ライスを全く摂らず、もっぱら麺類しか食べないことだ。パンシットカントンや日本のラーメンや焼きそばが大好きで、どこで食べても麺類が欠かせない。最近、ホットケーキ(パンケーキ)をうまそうに食べているのを見かけて、少しは食のレパートリーが広がったと感心したくらいだ。日本食材店ではカップラーメン、カップ焼きそば、インスタントラーメンなどが目白押しだが、ペヤングやUFOの焼きそば、日清シーフードラーメン、札幌ラーメンなどは、大喜びで食する。やはりうまいものはうまいのだ。しかし、カップラーメンだけを食べていたら体に良くないので、早く、野菜、果物、魚などを食するよう指導が肝心なのだが、ママ・ジェーンとしては食後、ビタミン剤の接種でお茶をにごしているようだ。

まさに中国は観光に行っている様な気がした

幼児の時期を無事に脱出して大人との会話も上手にこなせるようになり、子供同士の付き合いもリーダーシップを発揮できるようななってきたココは、如何にも頼もしい限り、年の離れた従姉妹にも人気者だ。つい最近までは姉のクッキーとはいつも喧嘩して泣かしたり、泣かされたりしていたが、一緒にアイパッドでゲームを楽しむゆとりも身に着けてきた。

ソレイアホテルの売りはプールだ。子供たちは終日遊んでいた。

私と意思疎通もできるようになってきているが、キアンが驚いていたのは、ココがキアンに「マミーがクッキーに、キアンよりクッキーの方が良いと言っていた。」と告げ口したというのだ。人の話を立ち聞きして、関係者に告げ口するなど、どのような意図があるのか、単なる無垢な幼児ではなくて、明確な意識を持った子供となってきたのだ。クッキーと対立するキアンとしては是が非でも味方に引き込んでクッキーと対抗しなければならないと認識したのだ。

昼食も中華料理だったが、誕生日のろうそく花火サービスがあった

ところで、ココは今年、2025年の6月から小学校に通うということなのだが、5歳になったばっかりで、6歳になるのは今年の11月だ。したがって小学校を卒業するのは11歳と5か月になる。私は6歳になってから小学校に入って12歳になってから小学校を卒業して中学校に入るもの理解しているが、フィリピンでは一年早いのだろうか。

4歳児用のレゴに真剣に取り組むココ。この長髪は出生から髪を切ったことが無いらしいが、どこでも女の子と間違われる。

キアンは2010年3月31日生まれなので、現在、14歳、今年2025年、9年生を終了するので、日本でいえば高校生になる。今年、6月ないし8月から始まる新年度には15歳なったばっかりだ。因みに孫のリオはフィリピンと日本を行ったり来たりしているが、日本では小学一年生、フィリピンでは小学2年生なのだが、学期の中途で日本に行ったので、そうなったと思ったが、そうでもないようで、どうも腑に落ちない。どなたか、しかとしたところを教えてもらえないだろうか。

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