ソニー・ライフの生命保険に加入 2011年2月16日


 このほど会社を受取人としてソニー・ライフの生命保険に加入した。(2013年現在ソニーライフはフィリピンから撤退して、すべての保険は別会社に移動して継続されています。

ことのきっかけは、今の事務所兼居住スペースのコンドミアムを買うために少々借金をしたことだ。5年もすれば悠々返せると思うが、もしその前に私が死んでしまうと、フィリピンとしてはそこそこ大きい借金が残ってしまう。今のところ営業的には一枚看板で、その後事業が継続できるかどうかは今後の後継者の育成ににかかっている。そんな状態で、周囲のフィリピーノに大きな借金を残して逝ってしまうのはいかにも無責任だ。しかし、長生きするために極端な節制をする気にもなれない。子供もとうに巣立って、いつ死んでも誰にも迷惑をかけることもない、と思っていたが、周囲のフィリピーノが私の事業で食っているとなると、そうおいそれと死ぬわけにも行かなくなった。そこで思いついたのが生命保険だ。そこでソニー・ライフの門をたたいて話をしてみると、事業の継続資金として会社のキーマンが生命保険に加入するのは極普通のことだという。その話を聞いて、私の今やっていることが事業と呼べるまでになってきたのだと、なにかこそばゆい感じがした。 CIMG6512s-2 

(待望の押し車付3輪車を買ってもらってご機嫌のキアン。お勘定を払ったあとはパパに押してもらいながら悠々凱旋だ)CIMG6541s-2 

(この日は歯ブラシも買ってもらって生えかけの歯を自分で磨いて得意げだ)

借金が300万ペソなので、保険金は同等の額として、掛け金は1万~2万ペソが長続きできる範囲だ。それに基づいてソニー・ライフの担当者(中村さん、携帯0906-5723408)が保険を設計してくれた。数日後メールが来て下記の提案があった。

1.毎月4万ペソの掛け金で5年払い、終身保障

2.毎月1万ペソの掛け金で5年払い、保障期間は5年間、掛け捨て

3.毎月2万ペソの掛け金で5年払い、3百万ペソの保障を5年間、その後は百万ペソの終身保障

今後5年くらいは頑張れるだろうと想定と、借金も5年もあれば返せるだろう、そして葬式代くらいは欲しいということで、(3)の案が最も適しているということで決心した。

  52歳のときにA型肝炎をやって、生命保険の類には入れないと思っていたが、10年たった今はもう時効ということだ。さらに4年前、糖尿病で投薬を半年続けたが、その後、薬をやめて食事療法と運動で血糖値をコントロールしていることについては、健康診断の結果を見て決めるということだった。後日健康診断を実施して、その結果、コレステロール、血糖値、HbA1cが若干高めということで、月々8000ペソの割増金を取られてしまったが、これは1年後再検査してなくなることもあるそうだ。CIMG6500s-2 

 (ベビーカーはもはや無用の長物になった。散歩は必ずこの3輪車で出かけるのが日課だ。)CIMG0038s-2

(小守やメイドにかしづかれ、そしてママに抱かれてまるで王子様のキアン)

ちなみに保険金の受取人(Beneficiary)が親族でなくて赤の他人ということはもはや許されないことだそうだ。まあ、あれだけ保険金殺人がまかり通れば、保険会社もそんな犯罪を誘発する可能性のあるようなことはやれないだろう。しかし、会社が重要な地位の人間に保険をかけ、受取を会社とすることは可能とのこと。

 なお、フィリピンにある日系の生命保険会社はソニー・ライフ一社だけで他は損保のみだそうだ。地元の保険会社は掛け金だけ集めるのに熱心で、いざとなると一体いつ保険金を支払ってくれるのか、あるいは、果たして払ってもらえるのか、甚だ疑わしい。ソニー・ライフは書類が整えば、4日以内に払うと豪語しており、実に頼もしい。その必要書類がややこしかったら、同じことだが、死亡証明や医師の証明など、極当たり前の書類だけだ。CIMG0318s-2

(歯も生え始めて固いもが食べられるようになったキアン。パンデサールにかじりついておいしそうに食べている。寝姿はいつも変わらない)CIMG0369s-2

(足が届かなくて歩行器は使えなかったが、今は外で元気に走り回る。キアンは動き回るのが大好きだ)

保険証券(Policy)が出来上がってきたので、チェックしたが、長々とかかれた条件を読んでもあまり意味がない。以前相続の問題で他の生保の保険証券を読んだことがあるが、要は客を煙にまくだけのものだった。要点としては下記を見れば充分で、これを間違えると訳のわからぬことになってしまうので、人任せにしないで是非自分自身の目でたしかめよう。

(1) 保険金(Amount Insured)

(2) 掛け金(Premium)と支払い年数(Payment Duration)

(3) 被保険者(Insured)

(4) 保険金の受取人(Beneficiary)

(5) 保険者(Owener

ちなみに生命保険はややこしい相続手続も相続税も無しに故人の資産(掛け金すなわち保険金)を割り増しで受け取ることが出来る。これがPRAの定期預金の投資先に利用できるとすれば退職者の悩みは半減する。PRA定期預金を退職者の死後保全するために、現行の法制度の下でも可能な唯一の方法と思えるので、是非とも実現するようPRAに働きかけて行きたい。

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