5月の連休の農場訪問を控え、各種果樹の苗とパイナップルの苗を購入するためにタガイタイにでかけた。この風光明媚な別荘地は比較的涼しい気候のため、果物や花の名産地で、道路沿いに無数の店がある。果樹の苗はマホガニーマーケットで、パイナップルの苗は道端のパイナップル畑で購入するつもりだ。
来比中の息子はもちろん、夏休みで田舎から遊びに来ているKIANのいとこ達、それにKIANの腹違いのお姉さんキム、総勢10人(大人6人、子供4人)がモンテーロ一台に乗り込んで出かけていった。
途中で名物のジャパニーズコーン(ゆでとうもろこし)8本を100ペソで買って食べた。これは、すなわち一本25円、日本なら一本500円は固いと息子が感激。
しかし、タガイタイにつくころにはすでにお腹が空いて、早速、マホガニー・マーケットのトロトロ・レストランに飛び込んだ。タガイタイ名物ブラ・ルー(牛のすね肉を煮込んだスープ)など10人がたらふく食べて、1200ペソ足らずだった。
苗木10本を買ってモンテーロに積み込むと3列目のシートを使えない。そのため、2列目のシートには大人4人と子供3人のすし詰め状態で、次の目的地のレジデンスインに向かった。レジデンス・インはタガイタイ・シティを過ぎてしばらく行った左側にある。
ここはスービックにある動物園、ズービックを経営するユーパンコ(マカティ・ブエンジア通りには大型の楽器店を運営している)の持ち物で、1990年初頭から運営されている。
小規模な動物園と展望の良いレストランがあるだけだが、レジャー嗜好が強くなった最近は人気が出てきて、訪問者が多い。そのため、色々とアトラクションを企画しているようだ。しかし今回は予算の関係で子供達とヤヤだけを入場させた。
1990年代は入場料が10ペソ程度で、ほんの気持ちだけの入場料だった。ところが大人と4フィート(1.2m)以上の子供は299ペソ、3~4(0.9m~1.2m)フィートの子供が199ペソ。幸いKIANだけが3フィートに及ばないので無料。だから10人となるとかなりの金額になってしまうのだ。だから、子供の付き添いはヤヤ一人で、そのほかの大人4人は外で待つことにした。
帰り道、道端の果物屋にパイナップルの苗に購入について聞いた。苗といっても要はパイナップルの頭についている葉っぱのこと、1個5ペソということで、200個、1000ペソを買った。それが大きな米袋が3個、ようやく車に載せることができた。これで農場に待望のパイナップル畑がつくれる。 珍しいものにおおはしゃぎのKIANは昼寝の時間も過ぎて、ようやく眠りにつく。しかし、このときパイナップルの葉を指に刺して大泣きして、泣き寝入りの形となった。