先週の日曜日、タガイタイに住宅の販売の契約(退職者の代理として)に出向いて、マニラ帰還直後に噴火が発生し、帰宅難民になるのを免れた。そして、新聞には、大被害の様相が連日一面をにぎわせた。そこで気になったのが、件の住宅の被害状況、そしてタガイタイというリゾートが消滅してしまうのではないかという危惧、そうなるとこの住宅が無価値になってしまうのではないかということだ。
一週間後の今日、その住宅の様子とタガイタイそのものがはたして今後、リゾートとして機能していけるのかなどをこの目で確かめるために、息子のユーチューブの取材を兼ねて決死の覚悟で出かけて行った。新聞には再び、立ち入り禁止になったとも報道しており、行き着けるかどうかも確信はなかった。以下、百聞は一件にしかずのことわざにしたがって写真に語ってもらおう。
タガイタイ並びに住宅の復旧は急ピッチで進められており、2~3ヶ月もすれば、噴火の形跡はあとかたもなくなるだろう。しかし、ここには噴火というリスクをかかえた地域であることを忘れてはならないようだ。
被災者の方々にお見舞い申し上げます。
ラグナテクノパーク傍の我が家も翌朝までに数ミリの降灰があり、今でも乾燥した路面や屋根に堆積した微粉が風に煽られて毎日室内に紛れ込んできます。
数日前、三人の少年が屋根の掃除をするがどうかと聞いてきました。私は屋根の堆積分は様子を見ながらホースで流していますが真っ黒な灰が水を含んで落ちてきます。
不要と言いましたがタガログしか話さず、P1,500だと言っていましたが、商売にする逞しさを感じました。
タガイタイの住宅街でも屋根や道路の灰の除去で、かなりの雇用が生まれており、支援物資の他に雇用の創出というとんだ経済効果を生んでいるようです。大雨の道路冠水と同じで、貧民にとっては恵みの雨ないし灰でもあるのです。