5月19日、パスコのホームページへのアクセスがついに50万回に達した。開設したのが2005年の初頭だから、苦節6年目にしての節目達成だ。当然のこ とながら、100万アクセスの大台を目指すことになるが、今の調子ならあと2年位で達成できるかもしれない。以前から100万アクセスに到達したら引退し ようと思っていたが、ちょっと早すぎるかもしれない。
2008年からアクセスが急に伸びたのは、ブログの開始によるところが大だと思う。ブログは特にHPの内容に関わりなく、日ごろ経験したことを自由に掲載 できる。しかも写真のアップロードもHPに比べればはるかに簡単だ。ブログに直接アクセスすることもできるが、更新情報をHPのトップに載せているので、 そこから入る方が多く、HPのアクセス数にカウントされるという算段だ。
そもそもこのブログは、オンライン英会 話の事業を開始した折、日本のパートナーにリクエストされたのが始まりだった。そしてその気軽さにはまって、この3年間に400件以上のブログをアップ ロードするにいたった。「金なし...」発刊以降の話題なので、その続編ともいえる。HPは頻繁にアップデートしないと飽きられてしまう。だから月10件 のブログをアップロードすることを私自身のノルマと課している。ブログにアクセスしてもらいながら、肝心の本文も見てもらう、ということで読者とのコミュ ニケーションがはかられる。パスコにとっては唯一の営業活動だ。
そのブログの記念すべき第1回掲載が「イメルダ・マルコスとの遭遇」だった。今回はブログに載せなかった、私とイメルダの写真を公開することにした。
ブログを開始したころ、約1年かけて手がけた「金なし、コネなし、フィリピン暮らし」の出版にこぎつけることができた。写真は友人から送られてきた、本 屋で平積みされている、わが著書だ。私の生涯で本を出すなんて思いもよらなかったが、イカロス出版の編集者のおだてにのって、地獄を見る羽目になってし まった。しかし、終わって見ると、苦労も思い出になって、私の生涯の記念碑となり、大いに感謝している。
最近、 3名の方の退職者ビザのお世話をしたが、「この本に出会わなかったら、今、フィリピンの土を踏ん出いることはなかっただろう。」というコメントをいただい て、涙が出るほどうれしかった。この本を通じて、私が確実に両国の橋渡しに貢献していることを痛感したのだ。フィリピン在住16年とPRA在籍2年のキャ リア、パスコのホームページとブログ、そしてこの「金なし...」が現在の私が私である3つの宝物ともいえる。