フィリピン入国について 2021年7月11日


6月3日、SRRV保有者のフィリピン入国に際して、従来要求されてきたフィリピン外務省発行のEED(Entry Exemption Document、入国制限免除書類)の事前取得が不要となった。EEDはPRA/DTI(観光省)経由でDFA(外務省)より、発行されるもので、ビジネス上のよんどころない事情、あるいは人道上の理由がある場合に発行されるものとされている。しかし、私自身、それが発行されたという話は耳にすることはなく、実質的にSRRV保有者の入国制限を継続する以外のなにものでもなかった。

EED不要の報により、PRAの喜び様は想像にかたくなく、上記のアナウンスからもそれがうかがえる。

いよいよSRRV保有者の入国が可能となったことで、ビザ以外の入国のための要件がどうなのか、にわかに取り沙汰され始めたので、経験者にヒアリングして整理してみた。

炎天下、ワクチン接種待ちの行列が街の至る所、公共施設周囲で出来ている、ワクチンが全国民に行き渡ってコロナが下火になるのはまだまだ先のことだろう。

現在、空港で30日間有効の入国ビザ(9a)は発行されていないので、事前にいずれかのビザを取得している場合のみ、入国が可能。なお、期限切れのビザやACR-Iカードについては、救済措置があるので要注意。

事前準備としては、パスポート(有効なVisaスタンプの押されているもの)、ACR-Iカード(SRRVの場合はPRA会員カード)、航空券。ここまでは当たり前だが、他にPCR検査の予約と隔離ホテルの予約が必要だ。

ただし、9a(ツーリストビザ)の場合はフィリピン外務省(DFA)発行のEED(Entry Exemption Document、入国制限免除書類)を入国時に提示する必要がある。

また、SRRV保有者でフィリピン在住者はフィリピン出国前にPRAからトラベルパスの取得が必要で、フィリピン再入国後、3日以内にPRAに報告する義務がある。

下記のフィリピン大使館のホームページに各種ビザ保有者に関しての必要事項が記載されているが、SRRV保有者は、”lX”を参照して欲しい。

コミュニティ隔離下における外国人のフィリピン入国のためのビザ申請書類-フィリピン大使館

フィリピンに入国する際の手続きについて‐フィリピン大使館

PCR検査予約の登録について、フィリピン航空を利用する場合は、このサイトにアクセスする。

フィリピン航空以外は、ここにアクセスしてください。

登録後にQRコードが送られて来るが、マニラの隔離ホテルでPCRテストを受けるために必要。

また、マニラ空港で、PCRテスト費用4000ペソを現金かクレジット/デビットカードで支払う必要がある。

フィリピンでワクチン接種していな場合は、最低10日間(到着日含む)の隔離ホテルの予約が必要。また、空港で隔予約確認書の提示が必要なので、事前に印刷しておくこと。

隔離ホテルのリストは、航空ホームページのものが便利。

もしくは

隔離ホテルの予約は、通常のホテル予約と同様。ちなみにリトル東京前のHerald suites hotel だと、日本食レストランが入っているので、隔離中の食事は日本食のようで重宝だ。

マニラ空港から隔離ホテルまでの移動は、ホテル予約時にホテル送迎サービスを予約するか、空港でタクシーに乗ることになる。

プライマーの方が入国の流れのビデオをYoutubeにアップしていたので、シェアした。ただし、撮影は5月でちょっと時間がたっている。

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