ちょっと古い話題になるが、相棒のジェーンが結婚式の祝いに知人からマヨン火山とレガスピ市を眺望できる高台の土地を譲り受けた。その土地の視察に、一家そろって出かけていった。前面、東側にレガスピ市全貌、北はマヨン火山の雄姿、西は、延々と広がるココナツ林、まさに八方が絶景に囲まれる。
場所は、レガスピー空港から、車で10分足らず、レガスピ市役所の裏手を5分ほど登ったところにある。一方、マヨン火山からは20kmくらい離れているので、噴火の影響を直接受けることはない。逆に、噴火のときは、さぞかし勇壮な景色が堪能できるのではないかと、期待される。まさに現在(2014年9月27日)、マヨン火山の噴火警報が出ているが、この付近のリゾートには外国人観光客が殺到しているに違いない。参考ブログ「すわ、マヨン火山が噴火した? 2013年5月11日」参照。
土地は、斜面のままで造成されていないが、後々、手を入れて、退職者の方の住宅の建設や、展望レストラン/バーを開きたいと、ジェーンは、夢見る。特に夜景は見事で、街の恋人たちの絶好のたまり場になるのではないかと期待している。
この日は快晴に恵まれ、レガスピ市、そしてマヨンが一望に見渡せた。マヨンの反対側にある農場は、マヨンの裾野にあるために、裾野が海までつながっているマヨンの、こんな姿は拝めない。
裏手は、延々と続く樹海、これもまた絶景だ。その樹海を背景にして、ジェーンとKIANがポーズをとる
至近距離に、かなり大型の展望レストランがオープンしていた。そこで早速の撮影会が行われた。このリゾートはオーナーの信仰のため、アルコール類は一切出さないそうだ。これだけの施設を整えながら、アルコールがないなんて、せいぜい子供達の遊び場くらいにしかならないだろう。そこで、ほくそ笑んだのがジェーンだ。将来、開こうと思っている恋人たちのたまり場の競合相手となりえないからだ。
夜が暮れるのを待って、再び、現場を訪れた。写真ではなかなか表現できないが、レガスピ市の夜景は、ムード満点だった。
この日、農場のあるタバコ市は、丁度、フィエスタ(お祭り)で、交通を遮断してパレードが行われていた。しばし、動きが取れなかったが、これ幸いとシャッターを押し続けた。左の写真の中央はおかま、しっかりとパレードの先頭を務めていた。
フィリピン女性は、プールや海で泳ぐ時、T-シャツを着たまま泳いで、肌を見せることを嫌うが、こんなパレードとなると大胆に肌を露出することをも厭わない。