日本で最近話題の7つのニュース 2019年8月9日


最近のNHKニュースあるいはマニラ新聞を見ていると連日下記の話題でにぎわっている。フィリピンに住んでいると首を傾げたくなるようなニュースばかりだ。(ちなみにここに掲載した写真は本文とは何の関連性はありません。単なるキアンとクッキーの最近の写真です)

1.実の親による幼児の虐待、2.学校仲間のいじめによる自殺、3.高齢者ドライバーによる自動車事故、4.ひきこもりの高齢化、5.性暴力と性被害、6.トランスジェンダーの差別と権利、7.豪雨被害と地球温暖化、そして番外として山本太郎元参議院議員の話題だ。

写真が大好きなクッキー、もうすぐ三歳になる。今日はドリームプレイに行く前に7-11(セブンイレブン)で腹ごしらえだ。

介護老人の介護人による虐待はもはや日常化しているようだが、最近ではわが子を虐待して死に至らしめるという虐待死が安倍首相を動かし、社会問題化した。首相は地域の児童相談所などの組織を強化し、監視と保護にに力を入れるとしているが、老人や子供のシェルターとしての家族の存在に関する考察がない。子育ては、両親、家族(おばあちゃん、おじいちゃん、おばさんそしておじさん)そして地域社会(ご近所、村、町)がするものだと思っているのだが、両親の家族は一体何をしていたのだろうか。

学校でのいじめによる不登校やひきこもり、そして自殺。それに周囲、家族が気がつかないというのだから、不思議な話だ。本人たちの間では、いじめられる前にいじめないと、自分がやられる、という必死の思いもあるそうだが、抜け道のない状況が社会問題となって久しい。家族は教育委員会や学校を責めるが、解決の糸口は、まず家族が問題を共有して対応する必要があるのではないか。その家族に子供が事実を話せないという家族のありかたに問題があるのだと思う。

クッキーの眼付けはさすが親譲りなのか、かなりの迫力がある

さらに高齢者ドライバーによる悲惨な事故。自動車関連会社が、いかにブレーキとアクセルを踏み間違うことを防止するかという命題にビジネスチャンスとばかりにやっきになっているが、問題は、 何故、齢80を越えた高齢者が自分で運転しなければならないのかだ。彼らをサポートする家族というものはいないのだろうか。大事故を起こした高齢者がかつては国家の重要ポストにいたというが、家族という観点では至らぬものがあったに違いない。ちなみに齢70を越えた私は、よほどの事情のない限り、自分では運転しないことにしている。

ひきこもって数十年が経過し、高齢の両親が亡くなって面倒を見てくれる人がいなくなって独居死する人も少なくないそうだ。中高年のひこもりが61万人に及ぶそうだが、そこに家族崩壊の結末が見える。社会から見捨てられて、信じ難い事件を起こすような人が出てきたとしても不思議ではない。京都アニメ放火事件も、その一つなのではないだろうか。そして、そんな状況に陥ったわが子を手にかけてしまわざるをえない状況に追い込まれたもと高官の親もみじめといわざるをえない。

この表情も女ならではのもの、先が思いやられる

これらのことを退職者の方と話をすると、 こんなことが起こるなんて 、なにか日本はおかしい、一体どうなっているのか、という結論になる。ちなみにフィリピンでは、このようなニュースは皆無だ。

日本政府は市町村などの公的機関を使ってこれらの問題を解決しようと躍起だが、家族こそがこれらの問題を解決できる唯一の方法であって、家族が崩壊しつつある日本では、日本が滅びるまで解決の道はない、というのが私の持論だ。

キアンがまだ幼い頃掲載したブログを読み返したが日本の状況は悪化しているようだ。

メタボ社会は国を滅ぼす 2012年9月10日

メタボ社会は国を滅ぼす(その2-いじめと虐待)2012年9月26日

メタボ社会は国を滅ぼす(その3-生活保護)2012年9月29日

メタボ社会は国を滅ぼす(その4‐女性の社会進出が日本を救う)2012年10月18日

メタボ社会は国を滅ぼす(その5-年金と健保)2013年12月22日

キアンとクッキーの寝姿はまさに自由奔放そのものだ

次に性暴力、トランスジェンダーそして豪雨被害はフィリピンの十八番だ。いまさら詳しく語る必要もないが、レイプは死刑(それでも日常茶飯事で、初体験がレイプなんて子もざらだ)、オカマ(バクラ)やオナベ(トンボイ)は完全に市民権を得ていて、違和感無しに社会生活を送っている。豪雨被害も生活の一部となっており、日本が暮らしやすくなりすぎて、自然の脅威を忘れていたのではないだろうか、とさえ思える。これらの点ではフィリピンは日本の先を行っているようだ。

豆辞典 フィリピンはバクラ(オカマ)とトンボイ(オナベ)の天国

あるフィリピーナの悲劇(アンヘレス編)2010年8月23日

セクシュアルビデオで話題騒然(その2)2009年6月10日

超大型台風30号(ヨランダ)がフィリピンを直撃(その2)2013年11月20日

超大型台風30号(ヨランダ)がフィリピンを直撃2013年11月10日

恒例の洪水で思わぬ5連休 2013年8月25日

集中豪雨でマニラは水浸し 2009年9月27日

雑記帳 ビコール地方を襲った台風レミンの被害

近くのサーキット(もと競馬場跡地)にあるレーシング場でレースカートに乗り込むキアン

最後に番外の山本太郎元参議院議員。今回の参院選以来、彼がメディアに出ない日はないくらいの頻度で出現し安倍首相をもしのいでいる。ある記事では「放送禁止対象」だったものが、一躍、「メディアの最も好む対象」となっているとのこと。かつて、週刊新潮でたたかれていたが、メディアでの出現といえばそれくらいだった。おかげで、前回の参院選前に「山本太郎」と言われてもわからなくて、写真を見て、この人なら、テレビで見たことがあるといった感じだった。その時は衆院選の後だったので、「この人は、時の人だよ」と周囲にあきれられた。

それにしても自分への票、100万票(比例代表制の最高票)で、比例代表制の特別枠を利用して障害者二人を国会に送り込んだという発想は、他の党首のどぎもを抜いたようだ。世界では、アメリカのトランプ大統領、イギリスのジョンソン首相、フィリピンのドテルテ大統領、ウクライナのコメディアン大統領など異色の政治家が国を治める立場になっている。 安倍首相が最も警戒する政治家だという話もうなずけるところだ。

3位に入賞して喜ぶキアン、ただし3人だけのレースだった

とある縁で山本太郎のお母さん(のぶ子さん)とは大変親しくさせてもらっている。そのため、この6年間、いつも彼の動向が気にかかっていたいた。これからの衆院選そして次の参院選で、どんな戦略をとるのか、今から気になるところだ。一躍、参院選の目玉となりメディア注目の人となった孝行息子に、のぶ子さんもさぞかし鼻を高くして喜んでいるに違いない。

2013年ホリーウイークの農場訪問初日 2013年3月28日

2013年ホリーウイークの農場訪問2日目 2013年3月28日

2013年ホーリーウイークの農場訪問3日目 2013年3月28日

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