1月11日、奇しくも六十?回目の誕生日にブラカンにお住まいの野畠さんに恒例のおせち会に招待された。毎年、招待されるのだが、遠いので、参加することはなかった。しかし、野畠さんとは長い付き合いであり、かつ、現在、とあることで、毎日のようにメールをやり取りをしているので、是非一度、訪問したいと思っっていた。しかし、自分の誕生日に一人で遠出するのも気が引ける。それで、野畠さんにジェーン一家も招待してもらえるかと聞いたところ、是非ということで決まった。ジェーン一家は、大の和食好きだから、寿司や刺身が食べ放題と聞いて、二つ返事だった。
話はずれるが、この日、行きがけに立ち寄ったガソリンスタンドでは、ガソリンは40ペソを割り、ジーゼルは30ペソを割っていた。従来、ガソリンは50ペソ、ジーゼルが40ペソを超え、三菱モンテーロを満タンにするのに2000ペソ程度かかっていたが、現在は1500ペソで済む。それが、翌日にはさらに5%ほど下がっていた(左のXCSの値段が48.65となっているのは、何かの間違いだろう)。原油価格の下落は、国際的な経済不安を引き起こしてはいるが、庶民としては、とりあえず喜ばしいことだ。
エドサを過ぎてNlex(North Luzon Express Wayエンレックス)に入るとまもなく、右に、巨大な建造物が見える。いわば東京ドーム、Arenaという屋根付きの競技場で、昨年、Iglesia ni Cristoという新興宗教団体の創立記念大会が開かれ、200万人の信者が集まったそうだ。
途中、道を間違えて、2時間ほどかかってしまい、KIANは退屈して、姉のキムと戯れている。田んぼや養魚池など、いかにも田舎の景色を過ぎて、ようやく野畠さんの家に付いた時は、予定時刻の12時半になっており、宴会は、すでにたけなわだった。
普段は、50人近い、招待客が来られるそうだが、今年は、20人程度に絞ったとのこと。それでも、刺身を含む、大量のご馳走とマカティスクエアのテッペンからやってきた寿司職人による握りたての寿司を堪能できた。
ジェーン一家には特別席が用意されていて、刺身と寿司のオンパレードだ。KIANはお年玉をもらって大喜び。
大きな庭の片隅には犬の墓があり、これを指し示して、ジェーンは農場に、私の墓を作ってくれると話していた。こうやって、死んだものと近くにいて、生前と同じ気持ちを持って接するのはクリスチャンならではなのか。
最後は、野畠さんを交えて、記念撮影だ。