フィリピン憲法で外国人は土地の保有を禁じられていますが、コンドミニアムについては全ユニットの40%までを外国人によって保有されることが許可されています。本法の拡大解釈により、土地つき一戸建て住宅についても土地全体を共有名義にすることにより、全戸数の40%までを外国人によって所有されることが可能となっています。なお、PRAの預託金は、原則として5万ドル以上の物件、居住可能なもの(Ready for Occupancy)、売主名義の権利書が発行されている物件に限定されます。
定期預金引出し申請時に提出する書類
- 申込書(Letter of Intent、PRAフォーム使用)
- 履行保証書(Deed of Undertaking、PRAフォーム使用)
- 合意書(Agreement、PRAフォーム使用)
- 手付金の領収書原本(もしあれば)
- 販売者のコンドミニアム販売のライセンス
- 外国人に対する販売が40%を超えていないというコンドミニアム開発会社からの認証された証明書
- コンドミニアムユニット並びに駐車場の登記簿(CCT、Condominium Certificate of Title)の登記所(Registry of Deeds)が証明した正式な写し
- 下記の文面(PRAの許可無しに本物件を売買したり、担保に入れてはならないという趣旨)を含む売買契約書(Contract to Sell/Deed of Absolute Sale)のドラフト
- コンドミニアム建設運営書(Master Deed with Declaration of Restriction)の証明された写し
- コンドミニアム開発会社の会社定款(Articles of Incorporation, By-Laws and SEC Certificate of Registration) のSEC(Security Exchange Commission)が証明した写し
- 支払い完了から180日以内に登記移転を行い所定の裏書を行うことの販売者の履行保証書
- 販売者の納税申告書
- 履行保証債(Surety/Performance Bond) プレセールの場合
- 同上、180日以内に登記移転ができなかった場合保証
- 税務署の登録証明(Certificate Authorizing Registration)
- 課税証明書(Tax Declaration)及び納税領収書 (Real Estate Tax Receipt)
- PRAに対する免責保証書
個人から購入する場合は、5、9、10、12、13は不要です。
定期預金の引き出し後180日以内に. コンドミニアムの登記簿の登記所が証明した写し、ただし、所定の裏書が記載されていること(PRAが登記所あてに裏書をする事を要求するレターを発行します)
なお、オプションとして、退職者がコンドミニアムを購入し、支払いを完了し、かつ登記簿の移転を行ってから、PRAの預託金を退職者に支払ってもらうことができます。その場合、特に提出する書類は1,2、3、7、8、15、16、17となり手続きは簡単です。ただし、コンドミニアム購入の資金を別途手配する必要があります。
毎年提出する書類
1.管理料(Visitorial Fee)
SRRVを取り消し、コンドミニアムを売却するような場合、取り消し申請の承認後、裏書を抹消するよう登記所宛てにレターを発行します。これに基づき退職者は登記簿の裏書を抹消し、コンドミニアムを売却する事ができます。