1. 申請に必要な書類
申請書(PRA所定用紙に記入)
パスポート原本
犯罪経歴証明書(日本の県警で取得、外務省で認証-アポスティーユ取得)ただし、70歳以上の申請者は免除
健康診断書(フィリピンの一般のクリニックで受診)
定期預金証書の写し(PRA認定銀行で発行されたもの)
写真(5センチx5センチ、14枚、背景は白)
戸籍謄本(同伴配偶者、子供のみ必要、翻訳して公証、アポスティ-ユ取得)
年金証書(年金スキームで申請する場合、翻訳して公証、アポスティーユ取得)
医療保険の約款(ヒューマンタッチ申請のみ)
書類の有効期限は概ね6ヶ月なので、期限以内にビザの取得を完了させる必要があります。
すでに9dあるいは9g等の長期ビザを持っている場合は、事前に入管で9a(短期ビザ)に変更しておく必要があります。
犯罪経歴証明書を提出することが出来ない場合、フィリピンでインターポールクリアランスを取得することにより、ビザが発行されます。
2.申請
ビザの申請はフィリピンのマカティにある退職庁(PRA)で行います。すべての書類をそろえて申請すれば20営業日(4週間)程度で発行されることになっていますが、1ヶ月以上かかることもあり余裕のある日程を組むことをお勧めします。
申請中はフィリピン国外に出ることは出来ません。帰国予定日が来てもビザが発行されない場合、PRAからパスポートを返却してもらい、帰国すること が出来ますが、再度訪比して申請を継続する時、Revalidation Fee(申請継続料)として5520ペソの支払いが必要です。その場合もさらに15~20営業日程度の滞在が必要です。なお、健康診断書と無犯罪証明書の有効期間は6ヶ月なので、有効期限が切れた書類は再提出が必要です。
ビザの受領はご本人が行う必要があります。また、ビザの発行と同時にPRA退職プログラムの会員としてのIDカードが発行されます。IDカードの有効期間は1年ですが、3年分の会費を支払うことにより3年有効のIDカードを発行してもらえます(現行2年まで)。
3.その他
クラッシックでは定期預金はビザ取得から1ヵ月後、PRAに申請して、承認(2~3ヵ月後)を得て、コンドミニアム購入、住宅の長期リース(25 年)などの投資に転用できますが、生活費に使うことは出来ません。投資対象は5万ドル以上、居住可能なもので、プレセールや住宅の建設には使えません。な お、投資に転用した場合でも、従来のように調査管理費用(ビジトリアルフィー)をPRAに、支払う必要はありません。