日本での準備


(1) 必要書類の準備

出国前に下記を準備してください。3、4、5の書類は(無犯罪証明書以外は翻訳して公証し)外務省で公印確認(アポスティーユ)を取得する必要があります。なお、翻訳書類は私文書とみなされ公証役場で公証してから法務局経由で外務省に持ち込む必要があり(郵送可)、たいへん面倒な作業となります。この翻訳作業を当社が代行可能です。

  1. パスポート(家族全員)
  2. ビザ取得に必要な米ドル金額をPRA認定銀行に送金
  3. 戸籍謄本(家族を同伴する場合)
  4. 無犯罪証明書(犯罪経歴証明書、最寄の県警で取得)
  5. 年金証書(年金スキームで申請する場合)
  6. 写真(5cmx5cm)14枚、背景は白)

(2)パスポート 

フィリピン入国にあたってパスポートの有効期間が6ヶ月以上あることということが短期滞在ビザ(30日)発行の条件になるので有効期限を確認してください。また、30日以内に出国のチケットを保持している必要があります。その他の入国条件については、比大使館等のホームページを参照して準備ください。

もし、9d、9g等のフィリピンの長期滞在ビザを持っている場合、SRRV申請に先立って9aの短期滞在ビザに切り替えておく必要があります(ダウングレーディング)。その場合、別途の書類をPRAに提出する必要があります。詳細については別途お問い合わせください。

(3)送金

ビザ取得に必要な米ドルの送金はPRAに認定された銀行のいずれかの個人口座に米ドルで振り込んでいただきます。送金料、送金手続き等の詳細は最寄りの外国為替取扱銀行にお問い合わせ下さい。なお、送金者は必ずしも本人である必要はありませんが、受取人は退職者本人でなければなりません。なお、事前に銀行口座を開設する必要がありますが、開設にあたっては事前にPRAから紹介状(Letter of Introduction)を発行してもらう必要があります。

日本からDBP(Development Bank of Philippines)のPRA口座へ送金することも可能で、その場合は個人口座を開設する必要はありません。

なお、送金先銀行での手続き料がかかり、送金したUS$から差し引かれ、所定のUS$金額を下回ってしまう場合があります。事前に送金銀行に確認し、その分余分に振り込んでください(最大で20ドル程度)。

なお、ビザ取得のための定期預金は海外から送金された外貨により開設される必要があります。フィリピンで預け入れた外貨預金ではビザ発行の条件を満たさないのでご注意願います。したがって、日本からは1万、2万ドルないし5万ドル全額を送金する必要があります。

(4)マーケッターの利用

PRAではビザ手続きをサポートする代行業者(マーケッター)を公認しています。PRAを直接訪問して申請手続きを行なうことも可能ですが、PRAには日本語を話す職員がいないので、かなり難しいと思います。信頼できる代行業者に依頼するのが無難です。しかし、代行業者の中には法外な手数料を請求するものもいますので、事前に手数料をご確認の上利用してください。

PASCO提携会社のMJG VISA CONSULTANC(MJGVC)は日本人を対象としたマーケッターとして第1位の実績を誇っています。パスコ/MJGVCのサービスを申し込んいただけたら、ビザに関する情報の提供、日本で準備する書類の詳細、フィリピンで準備する書類の代行、ビザ申請/受け取りの同行、その他、ビザ申請に必要なすべての事項についてサポートします。お申し込みは「退職ビザ申請サービス申込書」に必要事項を記入してE-メールで送付してください。

(5)航空券手配

最寄りの旅行代理店で手配願います。なお、事前に入国のためのビザを取得する必要はありませんが、フィリピン入国の際、30日間の短期ビザ発行のために帰りの航空券の提示を求められますので、必ず往復ないし第3国への出国航空券を手配してください。