今回はマッサージパーラーといっても、特別サービス付のマッサージパーラーを紹介する。日本のソープランドあるいはヘルスと同類のところで、当地ではヘ ルスクラブとも呼ばれている。これらは繁華街のはずれに点々とあるので見つけにくいが、大きなナイトクラブの地下あるいは独立した建物の一角と なっている。一件普通のマッサージパーラーと同じ造りだが、マッサージ嬢がガラス越しのひな壇に座っていて外から選べるようになっている(写真撮影は厳禁なので紹介できないのが残念）。妻の監視のきびしい殿方がそ知らぬ顔をして一汗かいていくという秘密の遊び場だ。

料金は、夜7時 までの割引料金を設定しているところが多く、早めに行くと安く楽しめる。エクストラサービスと呼ばれる特別サービスは入場料と同額程度に設定されている 場合が多く、割引時間帯はやはり割引料金が設定されている。特別サービスが主眼なので本格的マッサージを期待する向きは、やはり普通のマッサージパー ラーに行ったほうが無難だ。もちろん特別サービス抜きでマッサージだけをして帰ることもできるが、その場合、普通のマッサージに比べて、倍以上の出費 となってしまう。

ナイトクラブとマッサージパーラーが併設されているのは、ナイトクラブに来たお客さんが家で待っている奥さんの目をくらますために、クラブで楽しんでいる振りをしてそそくさと浮気を楽しむためにあるのではないかと思う。　以下、特別サービス付のマッサージパーラーの紹介だ。

マカティ地区

インペリアル(Imperial)：マカティアベニュー沿いブエンディア通りから北へ500mほど進んだ右側、グレートイースタンホテルの手前(ブルゴスから一方通行で車ではそのまま進めないので遠回りするより歩いたほうが早い)。マッサージ、1300ペソ、エクストラはマッサージ嬢次第で、ぼられることがあるそう。1990年代から営業していて施設が老朽化しており、いつ閉鎖されてもおかしくない。

老舗だが施設が古い、特別サービスは交渉が必要、言い値の半値に値切ること

　ドンペドロ(Don Pedro)：ブルゴスストリートからカラヤアン通りを右に曲がり、2番目の角を左に曲がったところ。24時間営業だが、時間帯により細かく料金が分かれている。マッサージが夜の部(7pm~2am)、2000ペソ、深夜～午前中(2am~12am)、1000ペソ、午後(12am~7pm)、1500ペソ。エクストラは夜の部が2000ペソ、深夜と昼間は1500ペソ。最近（2016年）は看板が見えないので閉鎖されている模様

新しくてきれい、料金もリーゾナブル(?)

ケソン地区

ペガサスの地下(Pegasus)：ケソンアベニューの有名なナイトクラブ、ペガサスの地下、入り口を入って右側の階段をおりる。8時前、デラックスルーム、1080ペソ、プレジデントルーム、、1620ペソ、8時以降、それぞれ1500、2500ペソ、特別サービスはマッサージ料金と同額。

かつて有名女優を輩出したことで有名なペガサスの地下

　エクゼキュティブ(Executive )：ケソンアベニュー、ペガサスとの並びにある。8時前800ペソ、8時過ぎ1200ペソ、エクストラは1500ペソ。

ペガサスに比べて安い

　マリカヤ（Maalikaya）：ケソンアベニュー沿い、やはりペガサスの並び、ちょっと離れたところにある。1990年代から営業している老舗だが、場所が移動している。4階350ペソ、ただし共通シャワー、女性は写真で選ぶ。2階1000ペソ、1階、1300ペソ、エクストラはともに1000ペソ。

老舗のマリかヤ、格安の4階が人気だそう

パラニャケ方面

エアフォースワン(Flight 168)：飛行場を南に過ぎて少し行った右側にある。エアフォースワン(有名なナイトクラブ)の大きな看板があるのでわかりやすい。2階に上がってナイトクラブの受付をそのまま通り過ぎて階段を下ると受付がある。ここは規模が一番大きくて、全部で100人程度のマッサージ嬢がひな壇に座っている。VIPが2500ペソ、Deluxが1500ペソ、エクストラはマッサージ料と同額。

超ド級のナイトクラブに併設され規模がでかい

　スターフリート(Star Fleet)：エアフォースワンのすぐ先にある。ルームクラスが3つ、時間帯によって料金が異なる。Deluxが、12時から午後7時までが割引で、600ペソ、午後7時以降は1200ペソ、エクストラはともに1200ペソ、VIPは、同じく1200ペソ、1500ペソ、エクストラは1500ペソ、ボディマッサージ(泡踊り?)　をやってくれるPresidentialは時間帯に関係なく2000ペソ、エクストラは2000ペソ。

エアホースワンに比べて安い、ボディーマッサージがある