花街には何故美人が多いのか2011年8月27日


最近はゲストをもっぱらバクラランのAsianに案内しているが、先日ビザを取得した若干39歳の方は、「ステージで踊っている女の子達は、巷では見かけないような良い子が多いけれど、何故なんでしょう」と疑問を呈していた。確かに、こんな子達が事務所にいたとしたら、その争奪戦で男子社員は仕事に手がつかないだろう。そして、「そんな子が気に入れば3000ペソでちょんの間が楽しめてしまうなんて、とても信じがたい世界だ」と、ため息をもらす。
下の3枚の写真はカラオケのものだ。Asianでは写真撮影は許されておらず、あの過激なステージの様子はお見せすることができないが 残念だ。

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カラオケは単に横に座っておしゃべりと歌のアシストをしてくれるだけで、決していかがわしいサービスはしてもらえないが、カラオケにしてもAsianのような春を売るような場所でも女の子のレベルは意外と似たりよったりだ。
女の子をテーブルに呼んで、ちょっと可愛い子に、ハイスクール時代はミス・ハイスクールだっただろうと聞くと、中には得意げにYESと答える子がいる。といってもまだ18歳で、ほんの1~2年 前のことだ。フィリピンではどのハイスクールでも美人コンテストがあって、毎年、学年ごとにミス・ハイスクールが決定される。たとえミス・ハイスクールで はないものの、ミューズだったとちょっと得意げに答える。ちなみにミューズとはミス・ハイスクールの候補で、準ミスといったところだ。
ミスター・ハイスクールというのもあって、ハンサムな男の子が選ばれる。ちなみにコンテストは生徒の投票によるが、選挙運動も盛んで、両親の財力がものをいうそうだ。ちなみにミスとミスターは見てくれだけだが、学業成績の優秀な子はプレジデント(クラス委員)に選ばれる。
次の3枚の写真はアンヘレス(クラーク)とバリオバレト(スービック)のゴーゴークラブの写真だが、ここにはミューズと呼べるいい子はめったにおらず、数と安さで勝負している。

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ハイスクール時代を謳歌したこんな子達が、何故1~2年後には、はげ親父に媚を売ったり、体を売ったりする羽目になってしまうのだろうか。ちなみにフィリピンのハイスクールはプライマリー・スクール(小学校)を12歳で卒業して、16歳まで4年間通う。そのあとはカレッジ(大学)が4年~5年間だが、花街の子にも、たまにカレッジ在学中あるいは休学中の子がいる。ちなみに18歳といえばカレッジの2~3年生に相当する。
フィリピンでは、美人となると、皆がちやほやして宿題や試験の答えを教えてくれるので、勉強をしなくても好成績で学校を卒業できる。しかし世間に出たらそんなものは役に立たない。実力がものをいう世界だから、美人は雇うなというのがビジネスの鉄則で、彼女達の働き口は意外と少ない。しかも子供のころから男達にちやほやされ、執拗に愛を告げられるので、つい若いみそらで体を許してしまう。そして妊娠。堕胎が法律で禁止されているフィリピンでは生むしかなく、学校も追い出され、処女を奪ったハンサムで無責任な男はさっさととんずらしていない。そうなると16や17歳の若さで乳飲み子を抱えたこの可愛子ちゃん達は花街に身を落とすしかすべがないのだ。
たとえ乳飲み子を抱えていないとしても、18歳の解禁年齢になると大学新卒サラリーマンの倍や3倍は稼げる花街へ大量の可愛子ちゃんが、家族のために身を投じる。花街で売れるレベルに至らない子はメイドやウエイトレスになるが、収入は一桁違う。地方に行くとメイド・レベルの子達もかなり花街で働いてはいるが、エンターテイメントと名がつく職場で働く子はやはり美人であってほしい。
(注:18歳未満はマイナーあるいはアンダー・エイジと呼ばれ、花街等で働くことが厳格に禁止されている。かのMUが閉鎖されたのも多くのマイナーを働かせていたためだ。)

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