フィリピンの家庭用電力は220ボルト。したがって日本の電化製品はそのままでは使えない。パソコンや携帯電話、あるいは携帯DVDプレーヤー等、携帯式の電化製品はは100ボルトから240ボルトに対応しているが、その他ほとんどの電化製品は変圧器が必要だ。この変圧器は重く、意外と高価なので、基本的にこれらすべての電化製品はフィリピンで購入するのが得策だ。
大手スーパーマーケット、ショップワイズの電化製品売り場
デレビ
誰が買うのかと思うくらい大型の薄型テレビ(液晶、プラズマ、プロジェクト等)が店頭に並べられている。値段は日本と同等あるいは若干高めだ。ソニー、パナソニック、シャープ、パイオニア等の日本のブランドの外、フィリップ、サムソン、LGなどの大型薄型テレビの他、普通のフラットテレビまで最新機種を入手することができる。フィリピンではテレビがなければ家庭生活がなりたたないくらい、皆テレビ好きだから、テレビにはことのほか執着があるようです。
ソニーブラビアの大型の薄型テレビ(Anson)
パイオニアの大型の薄型テレビ(Anson)
サムソンの中型の薄型テレビ(Anson)
オーディオ
ソニー、シャープ、パナソニックなどの派手々のコンポが売っているが、ちょっと日本人の趣味にはあわない。高級なものとしてはボーズがエルミタのロビンソンやSMメガモール等に店を出している。さらにマニア用にはドーシットホテルの前パークスクエア2に専門店があります(すでに取り壊されている2016年追記)。
オーディオ機器も大分スマートなものが出てきている
白物家電
冷蔵庫、洗濯機、レンジ、オーブン、電子レンジ等の白物家電はサンヨー、パナソニック等が手ごろなものを出しています。レンジ、オーブンは、電気とプロパンガス併用でイタリアあるいはドイツの製品がいろいろ出ています。
冷蔵庫は1万ペソくらい、もっと大型のものもある
洗濯機は2槽式から1槽式へ主流が移りつつある
電子レンジは3000~5000ペソ
ガスレンジは1万~2万ペソ
ガスレンジの安いものは1000ペソ程度
家庭あるいは事務所用の給水器と浄水器
エアコン、扇風機
エアコンはパナソニック、サンヨー、三菱等の製品が旧来の窓にとりつけるものスプリットタイプのものを出しているが、1万ペソから2万ペソで購入できる。スプリットタイプはその2倍くらいの値段がする。エアコンが電気代がかかるのでフィリピンでは扇風機をつけたまま寝るのが一般的だが、数百ペソから1000ペソ程度で買える。メイドにはエアコンは与えず扇風機を与えるのが常識だ。
エアコンはまだまだウィンドータイプが主流
扇風機は庶民の必需品
電気釜
フィリピンの電気釜は日本に比べて20~30年遅れているようです。ご飯の炊き具合にさほどのこだわりがないせいだろう。若いころ使っていたナショナルの炊飯器がそのまま売っている。奥さんが一緒にフィリピンにやってきて調理するのであれば、普段使っていた調理器具は持ってきたほうが良いと思う。
電気釜は一昔前のもの
湯沸しポットとミキサー
つぎにどこで買ったらよいのかだが、すべてデパートあるいはモールには大きな電気店がある。日本の量販店という規模ではないが、町の電気屋さんとは比べ物にならない。
Anson
マカティアベニュー、ランドマークのとなりにAnsonデパートがあり、ここがフィリピン最大の電化製品のデパートだ。一階は目だもの薄型テレビが幅利かせている。値段も安めだ。Ansonはあちらこちらのモールに出店している。
グロリエッタに新装開店した電気のデパートANSON
Automatic Center
Ansonに対抗する電化製品のチェーン店、あちらこちらのモールに出店している。
SM
SMデパートは、独自に大きな電化製品売り場を持っている。
SMアンヘレスの電化製品売り場
パークスクエア1
ドーシットホテルのまん前のパークスクエア1の中にはコンピューター、オーディオ等の専門店がひしめいています。店により値段が大分違うので色々比較して購入してください。
こだわりのオーディオ製品やパソコンショップが並んでいたPark Squareは撤去され、店はグロリエッタ4に移動した
グリーンヒルズ
ここもコンピューターの専門店がたくさんあり、ソフトのコピーもある。あやしげな店もあるので素人さんには注意が必要。
ラオン
チャイナタウンの中に日本の秋葉原を小さく汚くしたような電化の街があります。色々な部品等を買うには絶好で、プロ向きです。