Daily Archives: August 3, 2007


マカティのコマーシャルエリア(アヤラセンター)のマカティアベニューを隔てた一帯をグリーンベルトという。グロリエッタを中心として、ランドマーク、SM、ルスタン等のデパート、シャングリラ、インターコン、ドゥシット等の五つ星ホテルを抱えるアヤラセンターと比べ出遅れ感のあった地区だが、1990年代の後半から開発が急ピッチで進められ、近代的なしゃれた街並みに生まれ変わった。まるでマカティというビジネス街とは程遠い雰囲気の庭園を中心にレストランやブランドショップが並んでいる。           グリーンベルトのしゃれた建物、高級コンドミニアムThe Residenceが遠くに見える レストラン街前の中央広場   開発を始めた当時はこんなに大規模な開発を一気に行い、このフィリピンで投資資金を回収できるものかと、危惧したもだが、あれだけのレストランの盛況 振りを見ると、きっと高家賃をとってしっかり回収しているのだと納得させられる。さすが、フィリピン一のアヤラ財閥のすることは桁が違うと改めて 感心させられる。 中央広場前の池 まさに都会のジャングルの中のオアシス 池の前のレストラン街 グ リーンベルトで食事をとることがステータスとなった今、夜は若者のたちでいっぱいだ。それぞれのレストランは屋外にも嗜好の凝らした客席を並べ、世界各 国の食事を提供している。特に高級日本食レストランの“スギ”はかなり高価な価格設定にも関わらず、いつもフィリピーノが列をなして待っているほどだ。“スギ”は最も成功した日本食レストランのひとつともいえるだろう。 屋外の席がヨーロッパの雰囲気をかもし出す […]

豆辞典 グリーンベルト


何でこんなに車が走っているのだろう、しかも、ベンツやBMW等の高級車が、フィリピンて貧乏だったはずじゃないの、というのが、はじめてフィリピンを訪れた人の印象だろう。ロールスロイスとまではいかないにせよ、ベンツ、BMWはもちろん、フォード・エクスペディション等の大型SUV、果てはポルシェまで当たり前に走っている。日本のトヨタ、日産、ホンダ、マツダ、三菱、スズキ、いすゞ等も車種こそ少ないものの、例えばホンダでいえば、フィットから始まって、シティ、シビック、アコードそしてCRVがやたらと走っている。これらの価格は日本より少々高めで、ちなみにCRVの4WDで400万円近いのだが、新車もあっという間に広がる。新車の率は日本より上ではないかと思うくらいだ。さらにSUVではなんとBMW、ボルボ、ワーゲン、ベンツ、ローバー等があたりまえのように走っている。しかもこれらの車の値段は優に500万ペソ、1400万円を越えるのだ。 ベンツの新車 これはベンツ系のスマート ベンツのSUV カラフルなフォード・エクスペディション 私のあこがれのBMWミニ BMWのSUV クライスラーJEEPの新型車種 日本車の生産は現地組み立てが主流だが、最近ではフィリピンではカローラを生産し、タイでSUVのフォーチュナーを生産して交互に輸入しあっているようだ。組み立て工場はマニラの南、ラグナの関税特別区の工業団地に集中している。昨年当たりまでは日本の価格とほとんど同じだったのだが、最近のペソ高のために、2~3割、高くなっているようだ。また全くの完成輸入車は税金のため本国の2倍程度するようで、上記ヨーロッパ製のSUVは日本車の3~4倍位の値段がする。それでも買い手は豊富にいるようで、ちなみに最近モデルチェンジをしたホンダCRVは引渡しまで4ヶ月待ちだというのだから驚きだ。 ホンダ・フィットは現地名でジャズという ホンダ シビック 新型CRVは4ヶ月待ちの人気 ホンダ・アコードは高級車の部類に入る ホンダ・パイロットはアメリカ製、260万ペソ、700万円 フィリピンで中古車を買う場合、その高さにびっくりする。5年落ちでも、新車の3分の1から4分の1はする。だから、日本からほとんど只同様で仕入れて、フィリピンに運び、ハンドルを左に付け替えて売っても、まだ利益が出るということだ。しかも日本車(日本で組み立てた車)は品質がいいと人気なのだ。しかし、フィリピンで中古車を買う場合、気をつけなければいけないことは、純正の部品が安物に交換されている可能性が大きいことだ。できればディーラーでなくて知り合いのユーザーから買ったほうがいいといわれている。 […]

豆辞典 車の買い方



フィ リピンは群島国家であり、船の便が各都市を結んで便利に旅ができる。しかしルソン島などそれぞれの地域では中長距離の旅をする場合はバスか車に限定される。鉄道はマニラとレガスピを結んでいるが、遅く、汚く、安全でないということから、一般の人は使わない。一方他の島には全く鉄道がない。バ スの便にはフェリーを乗りついでダバオまで2日がかりで行くものもあるが、船のほうがはるかに快適だ。ルソン島内のもっとも遠いところ、北のラワグ、南のレガスピ、それぞれ500km程度の距離で、10時間程度で結ばれている。夜の7時~8時ごろに出発して早朝到着するので時間の無駄がない(昼間の便もあるが時間がかかる)。値段はバスのグレードによるが、片道で500~1000ペソ程度だ。疲労ということを考えると一番高いバスを選んだほうが無難だ。それ以上の遠距離は船か飛行機ということになる。 アラネタセンターバスターミナルは南へ向かうバスの総合ターミナル 同ターミナルでバスを待つ乗客 同ターミナルのバス会社ごとのチケット売り場 バスターミナルはマニラ市内にあちらこちらに分散され、バス会社毎あるいは行き先毎に異なる。最大のターミナルはEDSA通 り沿い、アラネタコロシウムのあるケソン市クバオにあり、南北行きのたくさんの会社のバスが発着し、一大ショッピングセンターともなっている。マニラの 南の県であるカビテ方面のバスはバクララン、ラグナ、バタンガス方面はアラバン、さらにフィルトランコをはじめとするバス会社各社のバスターミナルはパサ イ市に集中している。大変わかりにくいので、初めてのときは是非、フィリピーノと同行してほしい。 フィルトランコのバスは清潔で運転も確か(パサイ市エドサ通り) JAMのバスターミナル(タフト、パサイ市) BBLのバスターミナル(タフト、パサイ市) バギオ/ダグパン行きバス(クバオ、ケソン市) バ […]

豆辞典 バスの旅