Monthly Archives: December 2007


先ごろ韓国KBSテレビの取材陣が「フィリピンにおける日本人退職者の暮らし」というテーマで取材していった。まず私の事務所を皮切りに、PRA、パラニャケのイリジウム、アラバンビレッジに住んでいる退職者を訪問しインタービューを行ない、さらに1泊でビコール、アルバイの私の農場を取材に訪問した。翌日はケアテーカーの娘のビアンカの誕生日だというので、それにかこつけて知人やご近所を招待して盛大にパーティを催した。翌日は近所を歩き、ハイスクールの催し物やバランガイキャップテンを取材していった。 KBS取材陣、NAIAターミナル2にて 農場を取材するKBSスタッフ 取材を受ける私の相棒 パーティのご馳走 パーティのおかげで一匹の子豚が犠牲になった 庭に集う子供たち ご馳走の前でご満悦の私の相棒とその家族 取材に余念のないKBSスタッフ にわかパーティだったが招待客は50人程度になった 農場の隣にあるサンアントニオ高校の校庭で   このあと、セブの崎山さん、シキホールの原田さん、スービックでコンドテル、ポコアポコを経営している渡辺さん、トロピカルパラダイスの高橋さん、さらにブラカンで孤児の家を運営している高藤さんなどユニークな活動をしている日本人を取材する予定。放映は2月か3月でフィリピンでもケーブルテレビで見ることができる。   帰りの飛行機ではめずらしくマヨン火山の間近を通過し、迫力のある火口を間近に見ることができた。 […]

雑記帳 KBSの取材で韓国メディアに登場


フィリピンのTV番組を見ていると、ニュース、歌謡ショー、クイズ、トークショー、スポーツ中継、等がほとんどだ。日本のNHKでやるような教養番組はまったく見当たらない。特にトークショーでは女優のスキャンダルや打ち明け話がほとんどで、有名女優が恋人や亭主にひどい目にあったと、涙ながらに語っている。それを、大衆は固唾を呑んで聞いているのだ。 国民的スポーツのバスケットボールは絶え間なく中継されている フィリピンのニュースキャスターもご多聞にもれず美人が多い 今やトップスターにかけのぼったコーリー ・アキノ元大統領の娘のクリス・ アキノも元有名男優でパラニャケ市長だったジョイ・ マルケスとの恋の顛末をTVで語り、ますます人気を博すことになったほどだ。元ペガサス・ナイトクラブでホステスだったロザナ・ロシェスも自分のプライバシーを公開することにより大スターになっている。フィリピンの人々は他人の恋の行方に大変興味を持っており、それが娯楽であり、そしてまた寛容なのだ。 プライバシーをとうとうと語る新進気鋭の美人女優 トークショーでは聞き役が大事、ズバッとポイントをついてくる 私はNHKの、半導体、地球、などの特別番組シリーズ、あるいは最近の世界遺産シリーズなど興味深く見ている。ところがこのような教養番組はフィリピンのTVではまったく見かけることがない。一度、フィリピン人の友人からリニアーモーターとは何かとの質問を受けた。われながらよどみなく答えたのだが、相手は最新のテクノロジーに対する私の知識に驚嘆していた。日本人なら誰でも知っていると思うのだが、なぜか?それはTVからの知識なのだ。いかにTVが教養をつけるのに役に立っているか痛感するのだ。 闘鶏のTV中継も人気番組の一つ 一方、フィリピン人大衆は女優のスキャンダルにうつつを抜かしているから、その手の教養は身につかない。あるいはメディアを牛耳る経済界のリーダーが、あえて国民に教養をつけるのを阻害しているのではないか、愚民政治をもくろんでいるのではないか、と疑いたくなってしまう。フィリピンの大衆の貧困については語る必要もないが、その貧困にもめげず、楽しく暮らしていくためには、余計な教養は邪魔なのかも知れない。他人の不幸や幸せ、特に恋物語にため息をつき、自分のおかれた状況の真の原因には目をむけない、というのがこの国で幸せに暮らしていくコツなのだろうか。 最近、50%近い視聴率を上げているテレビ番組がある。GMA局のマリマールというドラマで、新人の美人女優が人気だ。ストリーリーはメキシコのもので、不遇な女性が親の遺産を引き継ぎ富裕になるというものだが、毎日その時間になると夜の町から女性が消えてしまうとまで言われている。 新人女優のマリアン・リベラは10代の大型新人女優 10年前、ジュディアン・サントスが主演して社会現象とまでなった「エスペランサ」以来のお化け番組となっている「マリマール」

雑記帳 フィリピンのTV番組



フィ リピンではほとんどの中流以上の住宅は、その住宅団地そのものが塀に囲まれて私設の警護システムを備えたビリッジと呼ばれるエリアにある。規模の大き いビリッジはその中に教会や学校、果てはゴルフ場まで備えてあり、その広さも数百ヘクタールに及ぶものもある。まさに街一つがビリッジとなっているのだ。高級ビリッジの中に一歩足を踏み入れると、そこはフィリピンのイメージからは全く想像できない別世界が広がっている。日本でもめったに見るこ とができないような豪邸が延々と続き、一体どのような人々が住んでいるのだろう、しかもこれだけの数の人々が、とため息をついてしまう。 友人のジーなの家、ビレッジとしては並みの家だ マカティ市もほとんどのエリアがビリッジで占められているのをご存知だろうか。ブエンディア通りの北はBel-Air、EDSAの東はForbes Park、Damarinas、パサイ通りの南はSan Rolenzo、 さらにマカティの市街地の一角はウルダネットビリッジというわけだ。これらの地域には住民あるいは住民の訪問者しか入れないから、外からその存在をう かがい知ることはできない。普段は庶民人の目に触れることもない無数の豪邸がそこにあり、一般庶民とはかけ離れた暮らしをしているのだ。 マカティ中心市街地の一角にあるウルダネッタ・ビリッジ  サンロレンソ・ビリッジの中をのぞいてみると、 そこは貧困とは無縁の別世界   アヤラアラバンビリッジに隣接するタウンセンターのレストランにて食事を楽しむ家族、ビリッジに住むお金持ちの生活がうかがい知れる […]

豆辞典 富裕層が住むビリッジ紹介