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フィリピン語は基本的にマニラ首都圏を中心として話されるタガログ語だが、テレビの普及により全国どこでもタガログ語が通用する。しかしながら、フィリピンの公文書、ビジネス文書等はすべて英語だから、その気になれば種々契約書を自ら読んで内容を確認することができる。できれば住居の購入等大事な文書はご自分で理解するか誰か信頼できる人に読んでもらうことが必須だ。 高校卒業程度の教育を受けたフィリピン人はほとんど全て英語を解釈する。大学を出ていれば流暢に英語を話す。学校で使う教科書はほとんど英語で書かれており、映画も字幕無しで子供達がディズニーのアニメを楽しんでいる。フィリピン人の英語は本国アメリカやイギリスよりも上という話もあるくらいだ。ちなみに私が働いていた会社のフィリピン人社員にTOEICの英語検定を受けさせたところ、930点だった。 ただ地方に行くと慣れていないせいか、たとえ大学を出ていても英語を話せない人が多いようだが、こちらの言うことはよくわかっているようだ。セブ、ミンダナオはビサヤ語、ビコールはビコラノ、ルソン北部はイロカノ等フィリピンには数百の方言があるそうだが、タガログ語が全国的に通用するので、チャレンジしてみてほしい。

フィリピン生活 話す


1ペソは約2.5円、1ペソは100センタボス。1000、500、200、100、50、20ペソ札、10、5、1ペソコイン及び25、10、5、1センタボスコインが流通しているが、センタボスコインは1円以下となるため、あまり流通価値のあるコインではなく、25センタボスコインが使われている程度だ。下の写真は旧札ですでに新札が出回って、来年から使えなくなる。現状は銀行で新札に変えてもらえるが、来年(2017年)からは使えなくなるので要注意。 新札については下記をクリックしてください。モデルは500ペソ札を除いて同じだが、全体的に若返っている。500ペソ札にはニノイ・アキノ像に加えて妻のコーリーアキノ元大統領が加わっている。 新札Bill 20 50 100 20160414_0001 新札Bill 200 500 1000 20160414_0001 円は街の両替商(Money Changer)のどこでも両替できる。2006年初頭には1万円で5000ペソ程度になったものが、2007年12月現在、3600ペソと30%程度円の価値が下がってしまった。しかし2008年後半、金融危機によるドル安などもあって、5000ペソを回復しているが、昨今の(2015年)の円安で、再び4000ペソ程度にまで下がっている。   銀行、ホテル等は両替率が低いのでお勧めできない。また、一度に大量に両替するのではなく数万円程度、少しづつ両替することをお勧めする。大量に両替すると強盗やすりに遭う危険が増大する。また、大量の円をホテル等においておくと盗まれる危険もあるので、銀行がもっとも安全だ。地方都市でも円の両替はできるが、交換レートが2~3%程度悪くなるようだ。マカティ・グロリエッタやマカティアベニューのブルゴスの近くにあるSanrysという両替屋は交換比率が良いので有名だ。エルミタではマビニ通りのチボリやエドセンが有名。  両替商 […]

フィリピン生活 お金



フィリピンの医療レベルは非常に高いといわれている。ほとんどの医者がアメリカへ留学しているせいだろうか。マカティメディカル、アラバンのエイシアンホスピタルあるいはボニファシオのセントルークスで治療すれば安心だ(ただ高いのが玉に傷)。簡単な病気はマカティブエンディアのトリデントタワー(Trident Tower)にある日本人医師のいる日本人クラブクリニックあるいはアラバンの神戸クリニック(フェスティバルモール内)にかかるのがよい。 丸いビルが特徴のマカティメディカルセンター エイシアンホスピタル 日本人クリニックの入っているトリデントタワー マニラ日本人クリニックの入り口 マニラ日本人クリニックの内部 アラバンの神戸クリニック 神戸クリニックの案内   フィリピンの歯医者は最低だ。痛いというとすぐに抜かれてしまう。現地の健康保険は抜歯しかきかないせいかもしれない。しかしマカティ市マガリアネス・ビレッジの小林歯科医は安心だ。技工士の資格も持っているために治療からすべてを一人でやってくれるので、早くて安くて安心だ。なお、小林さんは、TATAIという歯科技工士の学校も経営し、フィリピーノに海外で働くチャンスを提供している。詳細はwww.alpstech.edu.phにアクセス。 小林歯科とTATAIの入り口 小林さんは奥さんそして息子さんも皆歯医者の歯医者一家 病気にかかった場合、日本の健康保険が適用される。いったん立て替えて支払い、所定の請求書と領収書を添えて最寄り市町村役場に申請すればで還付される。その場合、かかった医師からの所定の証明書、領収書等が必要なので忘れずに受け取ること。少額の治療費の場合、自己負担分にも届かず、還付が受けることができないこともあるので、入院、手術、歯科治療などの高額な医療に使うのが得策だ。 フィリピンはあったかいせいか、持病がまったくでないという人が多いようだ。しかし、病気で怖いのはマラリヤ、狂犬病、A型肝炎など。肝炎は水や食器で感染するので、屋台や不潔な店で食事をするのは避けたい。狂犬病は日本では過去の病気だが、フィリピンでは非常に流行しているのでその辺にうろついている犬には充分気をつける必要がある。また、デング熱が常時流行しているので蚊に刺されないよう気をつけだい。 フィリピン人は野菜をほとんど食べない。また、料理も脂っこくてフィリピン食を常食にするのは勧められない。そのせいかフィリピン人の平均寿命は50歳そこそこだそうだ。水も慣れない内はそのまま飲むのは避けた方がいい。ミネラルウォーターを飲んでいれば安心だが、蒸留水を常飲する事は避けたい。ミネラル不足で骨が弱くなったり、歯茎がえぐれたりする。Distilled Waterと表示されているもので、銘柄はAbsolute、Wilkinson等だ。 […]

フィリピン生活 治す


タクシー 市内での移動はもっぱらタクシーによる。メーター制であり、初乗り40ペソ、100ペソも払えば大抵のところへ行けるが、雨が降ると捕まえるのは難しいようだ。10~20%程度メーターに上乗せしてやると喜んでもらえる。夜間等はメーターでなく2~3倍の料金を吹っかけてくるけしからんドライバーもいる。その場合は、メーター(メトロ)といって乗る事だ。それがいやなら降りて、別のタクシーに乗る。ただしどうしてもタクシーがつかまらないときはどうしようもないが、200ペソといわれたら150ペソといえばOKするだろう。行き先がわからないときは地図か住所をみせてやる。空港へというと当然のように数倍の料金を吹っかけてくる。マカティから150ペソ程度行けるのに、400ペソ程度払えといってくる。これは空港タクシーが400ペソ程度なので、それに習っているのだろう。これもメーターあるいはメーター+50ペソといえば大丈夫。 最近はこぎれいなタクシーが増えた、カローラが圧倒的に多い バス 少々遠出するときはバスを使う。マニラ郊外でも100ペソも払えば大概のところへ行ける。しかし、乗り場がわかりにくいので地元の人によく聞いておくことだ。 マニラ郊外行きの近距離バス バクラランのバスストップ 電車 エドサ通り(MRT)とタフト通り(LRT)沿いに走っている。行き先が限定されているのであまり便利ではないが試してみるとよいでしょう。渋滞がないだけ気持ちよく移動できるが、朝夕のラッシュは半端ではない。 マニラの下町を縦断する高架鉄道LRT(Light Railway Transit)   MRT(Metropolitan Railway […]

フィリピン生活 移動する



マニラの高級ホテルは一泊150~200ドル程度で泊まることができるが、40~50ドル程度で泊まれる中期滞在用の日本人向けホテルやキッチン付きの長期滞在型コンドテルも多数ある。フィリピーノ向けの30ドル程度で泊まれるホテルもあるので、予算に合わせて選択できる。 日本人に一番人気の五つ星ホテル、ドーシットホテル 高級ホテルでは外国人用とローカル用の値段との2本建てとなっているらしい。SRRV保持者はローカルだから、あくまでもローカル値段を適用するようリクエストしてほしい。場合によっては半分程度で泊まれるそうだ。 クリークサイドに近いアモーソロマンション、中長期滞在に最適 マカティアベニューには一泊1500~2500ペソ程度の宿が集中している   フィリピンにはバックパッカー用の格安ホテルがほとんど見当たらない。格安で泊まる方法としてはモーテルを利用する方法がある。モーテルは普通3時間単位だが、12時間泊まることもできて、525ペソ(11ドル程度、2007年7月現在、金土日の週末は倍額)という格安の値段になっている。夜チェックインして朝チェックアウトするということで寝ることだけを目的にするならば十分だ。一人でも二人でも値段は一緒。ソゴーというホテルがチェーン展開しているが、赤と黄色のビルで浮世絵の女性の顔をトレードマークにしていて目立つのでわかりやすい。そのほかにも同程度の価格で営業しているモーテルが下町には多数ある。清潔で広々していて、一泊30~40ドルの宿に十分匹敵する。 赤と黄色の外装が目を引くSOGO SOGOの週末の価格表 安値キャンペーン中のモーテル 一般のフィリピーノが利用している最安値の宿はベッドスペースと呼ばれている、相部屋のアパートだ。部屋一杯に2段ベッドを置いて、寝るためのスペースが確保されているだけだ。1500ペソ/月程度が相場です。もちろん日本人にはお勧めできない。 フィリピーノが利用するベッドスペースと呼ばれる宿泊所 女性専用のベッドスペースの宣伝 コンドミニアム、アパートの相場はワンルームで月々1万ペソ位から高級コンドミニアムの3LDKで10万ペソぐらいまで様々です。一般に入居時に敷金2ヶ月と一ヶ月前家賃で、3ヶ月分を支払う必要がある。高級コンドミニアムは一年間の前家賃で、14ヶ月分程度を支払う必要がある。しかも中途退出の返済金はありません。地方に行くとコンドミニアムは少なく、一戸建てかアパートになって5千ペソから2万ペソぐらいでまあまあのものが借りられる。 マカティサルセドのコンドミニアム群 […]

フィリピン生活 泊まる、住まう


フィリピンには実にたくさんの美容院あるいは床屋がある。美容院はパーラー、床屋はバーバーショップで主に男性客を扱う。パーラーでは髪のほか、スキンケアー、爪の手入れやマッサージもやってくれる。バーバーでもマッサージをやってくれるが、最近は特に美肌ブームで肌の手入れを行うパーラーがはやっているようだ。   美容院のマッサージ等の値段表 美肌サロンチェーンのレッツフェイスイット   ほくろやあざをとったりする行為はもはや美容院ではなく美容医療の範疇に入ってくるが、ベロに代表されるこの手のクリニックもモール等に見かけるようになった。ベロは、かの有名女優のクリスアキノ(コーリーアキノ元大統領の娘)のおなかの脂肪を取りセクシーなボディを作ったことで一躍有名になった。 ビューティクリニックもブームになっている 美白専門クリニック 内部はいかにもクリニックだ   男性のヘアーカットは大変安く50~100ペソ程度。また、美容師の半数以上はオカマで本物の女性と入り混じって仕事をしている。下手をすると髪を切りながら口説いてくることがあるそうなのでハンサムな人は女性を指名するようにしたほうがよいだろう。 床屋さんの雰囲気は日本と大差ないが値段は大差がある パーラーにはオカマがたくさん働いている

フィリピン生活 散髪、美容



マーサージパーラーと呼ばれるスパはフィリピンでも非常に盛んで、ホテル、ゴルフ場、リゾート、飛行場、そしてモールや繁華街のいたるところで見かける。ネットワールドホテルのSM健康サウナは日本式のお風呂も備えて日本人に人気がある。その名も“ ザ・スパ”はマニラの主要な地域にチェーン展開する高級スパだ。マカティ地区唯一のゴルフ練習場であるマカティ・ゴルフに付随するスパでは韓国式のあかすりもやってくれる。値段は店の構えにより様々だが、1時間2~3百ペソ~1000ペソ、500~2000円程度。これらはいずれもいかがわしいサービスをするところではないから、決しておかしな要求をしないよう心すること。 下町マラテの有名なスパ、リッツ マカティのジュピター通りに出現した岩盤浴 高級スパチェーンのザ・スパ(ジュピーター、マカティ) LRIデザイン・プラザ内のスパの受付

フィリピン生活 癒す


 長年の退職者との書類のやりとりの経験から、結論としてフィリピンでは普通郵便を使うべきではない。届くか届かないか、あるいはいつ届くかは神頼みだ。日本から雑誌や新聞を送ると月単位の時間がかかる。もしお札などを忍ばせて置いたら、郵便物そのものまでなくなること必須だ。そこでもっぱら利用するのは日本―フィリピン間であればEMS(国際スピード郵便)、フィリピン国内であればLBCだ。これらはパソコンや手荷物も扱うので大変便利だ。 EMSでは3~4日程度で届く。もちろん地方に住んでいる場合は、もう少々時間がかかるだろう。パスポートなど大事なものも安全に送ることができる上、お金を忍ばせておいても決してなくならない。フィリピンへ少額のお金を送る場合、送金料が数千円するため、現実的ではない。その点、EMSならお札でさえあればわからないので大変便利だ。パスポート程度のもので800ペソ程度かかるので決して安い送料ではない。EMSの場合でも手荷物の場合は郵便局に受け取りに行かねばならないが、代理人に頼む場合は通知書にサインして、IDカードを持たせる必要がある。 EMSの封書   LBCはフィリピン国内の宅配便の大手だ。街のあちらこちらに大きな赤いLBCの文字が目立つ。LBCは全国翌日配達を標榜しており、日本人の感覚で物事が進む。パスポート程度であれば120ペソ程度で送れるが、重要なものは保険をかけさせられるので倍程度の金額になる。LBCではお金は現金書留として別途に送らなければならない。お金を入れておくと巧妙に抜き取れてしまうことがあり、しかもお金はいれいけないことになっているので文句を言えない。 LBCの大きな赤い看板はすぐにわかる LBCの封書

フィリピン生活 郵便



フィリピンでは洗濯屋(ローンドリー)が街のいたるところに開業しているので独身でも困らない。アイロンをかけてもらっても1kgあたり30~50ペソ。ただし、最低3kgよりなど。配達はしないのでお店にもって行く必要があるが、2~3日で仕上がる。ホテルに頼むと、下着などは新品を買うくらいの料金を取られてしまうので、めんどうでも洗濯屋に持っていったほうが安上がりだ。 街角のローンドリーショップ 私の住まいあるコンドミニアムにも洗濯屋さんがある   ローンドリーショップの中は洗濯物で一杯    

フィリピン生活 洗う


1. メトロマニラ マカティのオフィスが周辺に広がるウルダネッタ、マガリヤネス、フォルベスパーク等のビレッジと呼ばれる高級住宅街を是非見学してみてほしい。そこの住人かその訪問者でないと中へ入れないが、機会があったらその家並みを眺めてみたい。フィリピンに対するイメージが一変するはずだ。そこには田園調布うあ芦屋、顔負けの高級住宅が延々と続いている。 アヤラアラバンビリッジの豪邸 マカティビジネス街の中心にあるグロリエッタ・モールは周囲のデパート、SM、ランドマーク、ルスタンらとともに一大ショッピング天国を形成している。その隣のグリーンベルトは若者が集うモダンなレストラン街だ。 グロリエッタの中心の広場 都会のオアシス、グリーンベルトは若者でにぎわう 夜のブルゴス通りは妖しいネオンが輝く   マカティの北、フォートボニファシオに第2次世界大戦で戦死したアメリカ、フィリピン兵の墓地がある。墓地というより公園で大変美しいところだ。その周辺はボニファシオ・グローバル・シティとよばれ、超近代的な街並みがフィリピンには異質の国際都市を形成している。また、第3のと都心、オルティガスの先にはグリーンヒルというショッピングモールがあり、数千ものコピー商品や宝飾品を売る小さな店がひしめいている。 フォートボニファシオのアメリカ記念墓地 グリーンヒルのショッピング街 マニラ湾の埋立地にSMモールオブアジアという巨大なモールが営業している。その近代的で巨大なモールは街そのものが建物に収められたようで、一見の価値がある。 巨大なSMモールオブアジアの正面 マニラの下町には英雄ホセリザールを記念したリザール公園、大統領が住むマラカニアン宮殿、スペイン時代の街並みを残すイントラモロス、何もかもが安く買えるチャイナタウン、キアポ、デビソリアなどがあり、フィリピンの真髄を見る趣がある。また、南のバクラランも有名な庶民のショッピング天国だ。 英雄ホセリザールを記念した広大な公園 […]

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