9 月19日、日本で約1000室以上のゲストハウスを経営するOAK HOUSEの山中社長がPASCO社を訪問した。目的はOAK HOUSEにより多くの外人客を呼び込むために、フィリピン=英語圏の人材を使ってより積極的に英語圏の客にマーケッティングを展開しようということ。そのためフィリピンに会社を設立するかあるいは既存のフィリピンの会社と提携するかその辺の可能性を探りにきたというわけだ。PASCO社としても本業の退職者支援は良いとして、副業の建築積算の受注が伸びず従業員があまり気味なので大いに興味がある。安い賃金の利用ということではなく、フィリピン人の英語力を活かして日本の市場に外国人を呼び込むという新しいビジネスモデルだ(もっともコールセンターはフィリピンでも巨大産業に育ちつつあるが)。 まずは神妙にスポンサーの話に聞き入るスタッフ 堅い話はそのくらいにして、パーティ好きの山中さんは早速従業員を集めてパーティを開こうと提案した。パーティで皆を集めて一緒に遊べばPASCO社の社風がつかめるだろうという作戦に違いない。そんなことはお構いなく、ここのところこんな機会のなかったフィリピーノ従業員は乗り乗りで19日(金)の晩から料理作りに励み、翌日の昼には大量の料理が用意された。予算を少々ゆったりといただいたおかげでサンミゲルビールライト4ケース(96本)と大量に仕込んで女性陣も大いに飲んで食ってと楽しんだ。パーティーは同日夜半未明まで続いたのこと。 大量の食い物を前に笑顔あふれるスタッフ フィリピンでもパーティの目玉はカラオケだ。カラオケの機械を借り出して、食事が一段落するとカラオケ大会が始まった。英語とタガログ語だけなので残念ながら日本人は自慢の喉を披露するチャンスがない。もっともビールの飲みすぎでそれどころではなかったが。 そ の夜はさらに幹部連中をマニラ湾の埋立地に最近出現した広大なシーサイドマーケットレストランに連れて行って新鮮な海の幸を満喫した。マーケットで魚介類 を買い、回りのレストランで料理してもらうシステムだが、どうしても材料を買いすぎてしまい余してしまうのが難点だった。しかし、この日は10数 人がパーティ会場に残っており、夜の部の食事として持って帰るという魂胆があったので、心置きなく注文ができた。案の定半分ほどの料理が残ってしまった が、これを文字通り肴にパーティがますます盛り上がったということは想像に難くない。エビやカニ、牡蠣やイカ、それに貝や魚を約10kgも料理して全部で5000ペソ(11000円)程度、10人なら一人500ペソ(1100円)、実際は20人くらいで食べたのだから、一人250ペソ(550円)くらいにしかならない、フィリピンならではの安さに感謝。