Daily Archives: December 23, 2008


 世界的金融危機のあおりを受けてPASCOも苦しい経営を強いられているが、クリスマスパーティはフィリピーノ社員にとって欠かせない行事ということで、ささやかながら事務所でパーティを行った。料理はすべてスタッフによる手作り、その代わり小さなギフトや景品を大量に用意した。時節柄カラオケもなしとし、代わりに先日Bank of Commerceのパーティで知った、現金のお札をまるめて短く切ったストローに入れ、それを目隠しして選ぶくじ引きを行なった。一等賞は500ペソ、2 本、2等賞は100ペソ、2本だ。  フィリピンでは何を行なうにもお祈りから始まる。まずは神への感謝の言葉を述べ皆でアーメンを唱える。そして、ご馳走の前で記念撮影。会長、社長の挨拶などつまらぬ訓示は無しで、即、食事に突入だ。  参加者は社員が11名、ゲストが3名と1/2、だが食事は20人前程度用意された。あえて残るようにするのだ。残った料理は皆でTake Outし、2次会で食べたり家族に振舞ったりするのだ。このTake Outがないと何かもの足らず、フィリピーノは満足感を得ることができないそうだ。  パーティには定番の鳥のから揚げ、シャンハイルンピアを初めアドボン・バボイ、スパゲッティ、ビーフンなど。から揚げはあげすぎ、スパゲッティは甘すぎると文句を言うのは日本人くらい。皆、これでもかこれでもかと言うくらい、腹いっぱいに食べていた。  おなかがくちくなったら今度はゲームだ。おなじみの椅子取りゲーム、ビールの早飲み、などなど。今夜は13歳と3歳のお嬢様が参加したので、男女のセクシーなゲームは遠慮したようだ。ゲームの勝者には景品が贈られ、その間に随時くじ引きが行なわれた。社員は興奮のルツボにはまりっぱなしだった。  ゲームやくじ引きの景品、それにおみやげ(Give Away)をたくさん手にしたスタッフはいかにも幸せそう。これがないと1年を締めくくることができない。会社への忠誠心などもこのようなパーティで培われると言っても過言でもない。

PASCOクリスマスパーティ開催2008年12月23日