アラバンにある児童養護施設を見学に行くおり、久しぶりにSLEX(South Luzon Expressway)を通った。SLEXの上を通るSky Wayはマニラからアラバンを結ぶ第2高速道路として着工されたが、資金不足となり、1998年、半分くらい完成したところで中断。マニラから10kmのビクータンまでで仮オープンしていた。2008年初頭に残りの部分が着工されたが、それからはや2年、大きな進捗を見ることがなかった。 それでも久しぶりに通ってみるとかなり進んでいる。MRTとLRT1との接続工事と比べることは亀のようにのろいが、それでも進んでいるという感じが持てる。なにしろ6車線の道路を作るのだから、MRT/LRTの3倍以上の工事量だ。それにしてもこんなものを作らずに、LRTをアラバンさらにはラグナまで延長したほうがどんなに世のため人のためになるだろうと相変わらず思う。 SLEXのアラバン以降の拡幅工事で、長いこと高速道路とはいえない状況が続き、それが一段落したら、今度はSkywayの建設工事で渋滞し、市民の不興を買っていた。今日は日曜のせいか、あるいは脚注工事がほぼ終わっているためか、渋滞はなかった。しかし、横桁の工事も半分くらい、縦桁となるとまだまだ20~30%程度で、この上に路面となる床版をかぶせて、アラバンまでつながるためには、少なくとも後、4~5年はかかるものと危ぶまれる。 アラバンに近づくと、柱脚が丸くなっているのに気がつく。どうもここから構造が変るらしい。それとも6車線が4車線に減るのだろうか。横桁も今まで、道路方向に作って、その後道路と直角になるよう回転させていたものが、そのままの形で作ろうとしている(写真右)。一体どんな構造になるのか、楽しみだ。しかし、私がマニラにいるうちに開通することはないだろうから、この上を走るチャンスはないかもしれない。