Daily Archives: February 10, 2011


最近、別件で銀行に寄ったおり、ドル送金用に開設したある退職者の普通ドル預金口座が凍結されるから、その前に対処して欲しいと、頼まれた。数百ドルの 残金があるので、このままではもったいないという。どうすればよいのかと聞くと、1ドルでもいいから入金して欲しいとのこと。とっさに同行した他の退職者 に10ドル借りて、5ドルづつ二人の口座に入金した。これであと1年ほっておいても大丈夫とのこと。  口座が凍結される (Dormant)条件は、2年以上全く出し入れが無い場合で、一旦凍結されると毎月5ドルづつペナルティとして引き出され(残高が規定以上あれば引かれない)、いずれ残高がなくなって口座 そのものが取り消されることになってしまう。また、例え残高があっても、10年経過すると政府の管理化に移行されるそうだ。これを解凍するためには (Reactivate)所定のフォームに口座名義人が署名して提出しなければならない。そのため、原則本人が銀行に赴かなければならない。  一旦退職ビザを取ったものの、当面に日本にいて将来フィリピンに住もうと計画している方も多い。だから口座にお金を出し入れしようにもやりようがない。口座が凍結されることを防ぐには下記の処置を事前にしておけば良い。 1. 私ないし誰かフィリピンイいる友達に代行してもらって年に一回、少額を口座に入金する(日本からでは1ドル送るのに数千円かかるのでバカバカしい)。 2. 定期預金を作成したとき、残高を全部下ろして口座を解約してしまう 3.退職ビザの取得のために開設した定期預金の利子をこの口座に自動振込して、出し入れの実績をつくる    こんな話があってから、当事務所に来ている退職者の銀行からの通知を開けてみた。そうすると6名ほどの凍結口座の通知が見つかった。残高がほとんど無いの は良いとして、数百ドル以上の残高があるものについては銀行と話し合って下記の処置をとることにした。これらの退職者は全員が日本に在住していて、2年以 上フィリピンを訪問していない。 […]

銀行口座の凍結について 2011年2月10日


昨年の9月ごろ、退職ビザ取得の条件となっている定期預金を使って自宅を建設することをPRAに申し入れた退職者がいる。しかしながら宅地の長期リース 契約の相手、すなわち土地のオーナーへのタイトル(TCT、登記簿)の旧オーナーからの移動に手間取り、書類が全部揃ったのはつい最近、1月末になってし まった。  昨年の初め、お二人の退職者の同様の申し込みについてOKをもらっていたので、本件についても特に心配はしていなかった。PRAの担当者も宅地のタイトルさえ来ればOKが出ると言ってくれていた。  しかし、この間、新しいGMが赴任して状況が変わってしまった。先週、PRAの担当者から電話があって、なにか言いにくそうにごちゃごちゃと話している。なんだからわからないので、その日の午後PRAをたずねて話を聞いた。曰く 「GM が長期リースした土地に自宅を建設するために定期預金を使うことを承認したくないと言っている。理由は、定期預金の解約はしたものの、そのお金で本当に家 を建設して、完成させているのか、PRAの限られたスタッフではモニターのしようがない。特にマニラから遠く離れた地方では、一々PRAのスタッフを出張 させるわけにはいかない。勢い、退職者任せとなり、後日家を建設していないことが明るみにでたりすると、PRAとしては、退職者が再預金をするかビザの返 上を要求せざるをえなくなり、具合の悪い状況になる。したがって、家にせよコンドミニアムにせよ、出来上がったものをリースないし購入するためにのみ定期 預金の使用を認める方針である。」  確かに近々施行される新しいルールでは定期預金の投資そのものが出来なくなるそうだから、GMは現状 ルールにおいても投資がきちんとなされることに注目しているようだ。しかしながら、そものそも昨年の9月に申し入れて、建設を一部開始してしまっているも のを、いまさらだめといわれても、件の退職者としてはは納得がいかない。ならば、PRAの担当者が私にGMに直談判しろというので、先日GMと再び面会す ることになった。 […]

定期預金(SRRV預託金)で家の建設が出来なくなります 2011年2月10日