Daily Archives: February 17, 2011


昨年開店したアンヘレスのマーキー・モールの100円ショップ、サイゼン(ダイソー)に立ち寄ったが、半年前に行ったときはモールのかなりの店が開いて いなかったが、今は全面的に出店して近代的なモールが出現している。アヤラ系だからSMクラークにに比べるとかなりハイ・センスだ。関連ブログ「100円ショップ・ダイソー(サイゼン)2号店の紹介」参照。  NLEX(エンレックス、北ルソン高速道)のアンヘレスの出口を出たところにこのモールはあるが、モールの前にはバスターミナルが出来ていて、マニラから の直行便もそこに止まる。また、おなじみバリバゴのフィールド・アベニューまでトライシクルで15分ぐらいで、もう一つのバスタミナルのダウと大差ない。  この日はチャイニーズ・ニュー・イヤーということもあってか、以前に比べてそこそこの人出だった。またSMクラークに比べてなんとなく歩いている人が上品だ。内部は広々、ゆったりとしていて、実に快適な空間が広がっている(運営側としては採算が気になるだろうが)。 1階のレストラン街もジョルビー、チョーキン、マクドなどのファースト・フードの老舗は顔を揃え、たくさん人も入っている。TOKYO・TOKYOという和食のファースト・フードも健在だ。 この日食事をしたのはケニーロジャー・ロースターという店だ。やはりチェーン展開をしているが、ジョルビーやマクドに比べて、少し上のレベルを行く。健康志向にあやかってサラダなども豊富だ。 外へ出てみるとアンヘレスとは信じられない、マニラのボニファシオ・グローバルシティとも伍する空間が広がっている。SMクラークの周囲がコンクリートで 固められているのとは大きな違いだ。デザインも、なにかマカティのグリーンベルトを思い起こす。きっと同じデザイナーが手がけたのだろう。場所的にも不便 なところではないので、今後多いに客を集めるに違いない。  タクシーを拾おうとしたら、そこに客待ちしていたのはトライシクルだった。そう、アンヘレスにタクシーは走っていないのだ。こんな超近代的なモールで客を 待っているのはトライシクルというのがいかにもフィリピンらしい取り合わせだ。トライシクル乗り場の前にあった看板には1.8Mの住宅の紹介だ。マニラの 郊外ならば、こんな程度が庶民の住む住宅の価格なのだ。

アンヘレス、マーキーモールの紹介 2011年2月17日


アンヘレスに行くたびに常宿としているのがアメリカ・ホテルだ。歓楽街で有名なフィールド・アベニュー沿い、マッカーサー通りと韓国街の中間、SMクラークの対面に位置する。歓楽街まで歩いて10分程度と立地も良い。すぐ隣に、良く目立つABCホテルがあるので、それを目当てに探すと良い。ここの宿泊代は税込みで1150ペソ~1570ペソと他に比べて500ペソほど安い。それでも予約無しでいつ行っても泊まれるという私にとってはすこぶる都合の良いホテルだ(ただし、バレンタインの前々日はさすがに満員だった)。このアメリカ・ホテルの宿泊代の差は部屋に冷蔵庫があるか、ベッドがキング・サイズかクイーン・サイズかの差ぐらいで、一番安い部屋に泊まってもほとんど変わりない。ちなみに宿泊代は二人で泊まった場合の料金で3人以上の場合は追加をとられる。また、一人で泊まったとしても値引きはない。 ホテルの中庭には大きなプールがあって、レセプションも広い。しゃれたレストランも洋食、中華、フィリピン食とメニューが豊富で安い。一番下の写真の食べかけのクラブ・サンドイッチも100ペソ程度だ(比日米の旗もしゃれている)。部屋の写真は無いが、古いホテルのせいか通常のホテルの2倍近い広さでとてもくつろげる。しかも充分清潔だ。ただし、4階建てでエレベーターはなし、朝食はつかず、インターネットはレセプションで使えるだけだ。一方、レセプションやレストランの従業員はとても可愛くて親切だ。 何故、こんなホテルが安くてしかもいつも空いているのだろうか。それには秘密がある。お化けが出るといううわさがまかり通っているのだ。だから、ここいらのバーで働いている子はこのホテルに泊まるのを嫌がる。昔、女の子がこのホテルで殺されたことがあるというのだ。例えそうでないとしても、一般にフィリピン人はこのホテルの陰気な感じ(当方にはクラッシックと移るが)を嫌う。それに大きな部屋も不安に感じるようだ。彼らは狭い部屋に皆で寄り添いあって寝るのが安心なのだ。 ここに泊まるとき一つ注意しなければならないのは、道路側の部屋は取らないことだ。24時間営業の歓楽街に近いとあって一晩中、ジープやトライシクルの騒音で眠れないだろう。  

アンヘレス、アメリカ・ホテルの紹介 2011年2月17日



私は節煙のためにタバコは箱で買わずにサリサリや街のベンダー(売り子)から1本づつ買うことにしている。それが1月早々から、1本2.5ペソが3ペソと、20%もアップしたのだ。ちなみにサリサリでは1本2ペソが、2.5ペソに上がった。しかしサリサリによっては2.0ペソを未だに堅持している所もある。  ちなみにタバコの値段は買うところや買い方でまちまちだが、スーパーで買うのが一番安い。写真の10本入りのマーボロー・ライト・メンソールが20箱で 370ペソ、20本入りソフト・パック10箱で335ペソだ。この1月に約10%値上ったそうだが、市場は敏感に反応して20~25%の値上げに踏み切った。どこでも同じなので、きっと街のタバコ・ベンダー組合(こんなものがあるはずないが)で決定したのだろう。彼らはスーパーで1カートン200本を335ペソで仕入れる。それを一本3ペソで売ると600ペソとなり、265ペソの儲けになる。悪くない商売だ。でも炎天下で一日中タバコを売るのも辛いだろうが。 近所のサリサリは1本2ペソを維持しているが、そうなると1カートン200本売っても、たったの65ペソの利益だ。一方10本入り一箱は20ペソで、20箱売って利益はたったの30ペソ。20本入りは37ペソで、これも10箱売ってたったの35ペソのもうけ、まさに薄利で、庶民の味方だ。ちなみにコンビにでは10本入りが24ペソ、20本入りが40ペソでサリサリの倍以上の利益率だ。 ところで1カートン335ペソ、約650円という値段は先進国では一箱の値段だろう。フィリピンでは一箱たったの65円、日本の値段の15%程度で買えるのだ。味は日本で売っているのとそん色ない。ローカル・ブランドの安いのは、さらにこの半分くらいの値段だ。そうなると、日本の専売公社の利益と税金は売値の実に85%に上っていることになり、愛煙家は国家の財政に実に貢献していることになる。

フィリピンでもタバコの値段が大幅上昇 2011年2月17日


しばらく前フィリピンをたびたび訪問された方が、トイレで大量のトイレット・ペーパーを使う人で、ホテルのトイレ、事務所のトイレと片っ端から詰まらせてしまった。その人が使った後のトイレは紙が一杯で後始末に往生したものだ。何故、簡単に詰まるのか不思議に思っていたがその後、謎が解けた。フィリピンのトイレット・ペーパーは水で溶けないのだ。実際に試してみたが、水を含んで柔らかくはなるものの決して溶けない。だから多めに使うと便器をの穴をふさいでしまってにっちもさっちも行かなくなるのだ。 だから、アンヘレスのフレンドシップ・クラブではトイレット・ペーパーはすべて日本から運んでいるという。そもそもフィリピンのトイレにトイレット・ペーパーは置いていない。なぜならフィリピン人は基本的にトイレット・ペーパーは使わないのだ。ではどうやって用をたすのだろう。普通トイレには紙はなくてもタボ(柄杓)と水の入ったバケツがおいてある。さらに最近はホースの先にシャワーの小さいのがついているのが便器に脇にある。すなわち、フィリピンでは用を足した後、水で後処理をするのだ。その後、トイレット・ペーパーでぬれた尻を拭くかあるいはタオルで拭く、あるいはまた乾燥させるという手もある。   だから使用済みのトイレット・ペーパーはきたなくないから、便器の中ではなくゴミ箱に捨てるものなのだ。実際問題、ロール状のトイレット・ペーパーはフィリピンではティッシューと呼んで、鼻をかんだり、手を拭いたりするのに使い、トイレで使うことは返って少ない。だから、水に溶ける必要が無いのだ。逆にすぐに水に溶けるようでは使い物にならない。日本で売っている箱に入ったティシューが水に溶けないのと同じ理屈だ。 ちなみにこのフィリピン式ティッシューは4個で46.75ペソ、約90円だから、決して安くは無い。こんもので汚れた尻を拭くなんて罰当たりかもしれない。用を足した後、水で洗うことに慣れると、水無しで紙で尻の始末するなんてとても不可能だ。きれいにしようと徹底的にこすれば痔になってしまう。これはウオシュレットを使い慣れたら、ウオシュレット無しでは用が足せないのと同じだ。この点、フィリピンはウオシュレットの先進国と言っていいのかもしれない。 最近でこそ、ウイルコンなどの住宅器材の販売店でもTOTOのウオシュレットが置いてあるが、やたらに高い。常夏の国ではヒーターもいらないし、単純なもので充分なはずだ。だから最近はトイレ用のホースシャワーがどこの家庭でもつくようになった。タボにバケツではちょっとみっともないというのだろう。しかしタボに慣れると、それはそれでなかなか具合の良いものだ。 ちなみにフィリピン人は大変清潔好きだから、公共のトイレで便座に座るなどということは決してしない。男性の少用なら問題ないが、女性の場合は浮き腰で用を足すそうだ。もちろん、その後は水で洗う。大となると、便器の縁に乗っかって用を足すことになる。だから便座は邪魔ですべて取り外してある。便座が汚いからそうするのではなくて、便座を使わないから汚いままにしてあるようだ。  それにつけてもフィリピンの公衆便所はいただけない。少用は良かれとしても大はとても無理だ。せいぜい使えるのは五つ星ホテルのトイレくらいだろう。だから私は出がけにもよおすとホテルのトイレに行くことにしている。  

フィリピン産トイレットペイパーは水に溶けない 2011年2月17日