先日、とある退職者の方から、「助けてください」題して、以下の内容のメールが舞い込んだ。 {出会い系サイトで知り合ったフィリピーナからの借金の申し入れを断ったところ、「レイプで訴えてやる、そうしたら、あなたは一生刑務所から出れない。訴えられたくなかったら500 万ペソのお金をよこせ」、と脅迫された。大使館に相談したところ、「すぐに日本に帰ったほうが良い」とアドバイスされたので、翌日、日本に帰った。そうしたら、さらに、E-メールで、「警察に告訴して、警官と一緒にコンドミニアムに行ったが、本人がいないので、さらに大使館に行って、日本の居所を突き止めた」と言ってきた。さらにその後、女は方針を転換して「警官に嘘の告発をしたと脅されている。10万ペソを払わないと、自分が刑務所にへ入れられるから、なんとか助けて欲しい」と。送られてきたE-メールは数日の内に数十通に及び、一体何が本当で、嘘なのか、ほっておいて告訴されたら、一体自分はどうなってしまうのだろうか。} 第3者から見ると、これはすべて女の狂言で金をせしめるための作り事であることは、十中八九間違いない。しかし、件の男性は、女の狂言よりも、もしも悪徳警官の存在が本当であるならばどうしようと、心配でならない。 当方のアドバイスは下記の通りだ。 ① 日本にいる限り、たとえ告訴されたとしても、被告がフィリピンに存在しないので、裁判が成り立たない。だから安心していてよい ② 例えでっち上げでも、告訴してきた女を、警察が脅してお金を取るようなことはありえない ③ 女からのメールに対しては、絶対に返事をしてはいけない。無しのつぶてが一番の作戦だ 無垢なフィリピンーナをゲットしたいというのは男の夢かも知れないが、そこにはおおきな落とし穴が待っている そして、当方としては下記の作戦で臨むことにした。女、そして悪徳警官(がもしいるとしたら)の双方を同時に封じ込める作戦だ。 ① 警官の脅迫から女を守ると連絡をとり、女の本音あるいは出方を探る ② 警察に出向いて、告訴の事実と、件の警官の存在を確認する ③ 告訴も警官も存在しないのであれば、その証明書を警察からもらう ④ 女に証明書を突きつけ、狂言をやめないと、逆に脅迫罪で告訴すると警告する 女は、当方からの探りが入ったあたりから、すでに男性のへのコンタクトを絶った。こんなことを企むような悪知恵の働く女だから、やばい助っ人が現れたと直感したのだろう。一方、予測どおり、警察は、告訴の事実も、件の悪徳警官の存在も否定し、無事に証明書を入手することができた。 […]