Daily Archives: April 14, 2013


退職後フィリピンへの移住を計画している方がいるが、奥さんの同意がないと実行に移せない。そこで、奥さんに1週間ほどの体験旅行をしてもらい、大いにフィリピンの良さを味わってもらおうという計画に加担させられて、下記のスケジュールで宿泊と移動のアレンジを行った。 3月31日(土):到着 3月30日(日):マカティグリーンベルト散策、教会訪問(ホリーウイークの最終日) 4月1日(月):スービック訪問、ポコアポコ滞在 4月2日(火):クラーク経由でマニラに帰還 4月3日(水):タガイタイへ移動、パスコのゲストハウス滞在 4月4日(木):タガイタイ見物(ゴルフのコースデビュー) 4月5日(金):マニラに移動(定期預金口座開設) 4月6日(土):マニラツアー(イントラムロス、チャイナタウン、グリーンヒル、ボニファシオ、アラバン、モールオブエイシア) 4月7日(日):マカティ散策、教会訪問 4月8日(月):帰国 スービックでは、オーシャンアドベンチャー、ズービック、デューティフリーショップなどを回り、黒豚親子の散歩、自然の猿など、奥さんは歓声を上げていたが、圧巻は大型コーモリの群生地の再発見だ。以前の場所から移動してしまったそうだが、道中注意深く周囲を観察していると、飛行場とズービックの真ん中あたり、海岸沿いの道路の海側の木で発見することができた。世界でも類を見ない、市街地の至近距離で一千羽近い大型のコーモリが木にぶら下がっているのを観察することができる。  同行した山本のぶ子さんのたっての依頼もあり、スービックに隣接するオロンガポのマーケットに出かけた。スービックのゆったりとした雰囲気に比べて、そこは活気にあふれていた。これぞ、フィリピン。奥さんは、少々緊張気味だったが、私にとっては、スービックよりも居心地が良い。新鮮なマンゴが一キロ、40~80ペソと、デューティフリーショップの半分以下で、この安さがまた、まさにフィリピンなのだ。 オロンガポのジープニーは黄色に統一され、オロンガポに独特の雰囲気をかもし出している。 スービックからクラークへ向かう高速道路にはアメリカの軍用車と思われる車が物資を運んでいた。中国を取り巻く不穏な情勢への対応なのか、北朝鮮の挑発に対するものなのか。 […]

H夫妻のマニラ体験旅行 2013年4月14日


あのワタミとユニクロがいよいよフィリピンに上陸した。ユニクロや有名レストランチェーンが海外に活路を求めて世界へ進出しているというニュースは大分前から耳にしていたが、フィリピンにもようやく目が向きはじめたようだ。先日報告した、ラーメン屋の山東火もその一環だ。  この日はH夫妻をマニラ案内し、是非モール・オブ・エイシアにも連れて行って欲しいと仰るので、当方としてはワタミとユニクロを見つけることを課題とした。世界第3位のの規模を誇るモール・オブ・エイシアの巨大さをいまさら語ることはないが、その広さゆえに、その辺の店員や案内所で聞いても、誰も知らないのに往生した。  何とかワタミを探し当てたが、そこはマニラ湾に面する一等地で、毎週、金曜と土曜、7時から行われる花火の見物には絶好だ。 中は、広々清潔で、高級感があふれる。時間が早いせいか、空席が目立つが、花火がはじまる7時ごろは満席となった。客層はいろいろで、特に日本人が目立つこともない、ターゲットはちょっと高級志向のフィリピン人のようだ。 ワタミとはご承知の通り和民と書くが、これは私の本名だ。なんの断りも無しに他人の名前を使ってけしからんと思っていたが、名前は登録標章でもないので、文句をつけるわけにも行かなかった。私は、この名前を60年以上背負って生きてきているので、元祖であることには間違いないのだが。しかし、このワタミが私のしょばであるフィリピンにまでやってきたのだから、一言挨拶があっても良かろうかと思う。後の祭りだが、いっそ、パスコではなくて、会社名をワタミとしておけば、フィリピンでこの名前は使えなかったはずだ。しかし、フィリピン人をこの店に案内して、冗談で「私の店です」なんて紹介するのも面白そうだ。 なかなか美人ぞろいのウエイトレスは、とても気がきいて、てきぱきと動いている。可愛いと思って、ちょっと見つめたりすると、すぐに寄ってきて、「何か御用ですか」と聞かれて、照れてしまう。さぞかし厳しいトレーニングが行われたもの推察されるが、出てきた料理はしっかりと日本の味を維持している。他のフィリピン人向け和食レストランの日本食もどきとは一線を画している。 7時になったので、食事を中断してとりあえず花火見物。下の写真は決して線香花火をさかさまに掲載したものではない。  メニューは日本人にはちょっと平凡で、ただの刺身やてんぷら、焼き鳥などが並んでいる。日本の居酒屋では目を見張るような創作料理が並んでいるが、そんなものを並べてもフィリピン人には猫に小判だろう。価格はモール・オブ・エイシアの一等地にある割には安い。 食後、ユニクロを探したが、こっちは簡単に見つかった。かなり広い売り場面積で、こんなスペースが、まだ空いていたのかと思うくらいだ。 女物が多くて、ちょっと日本との比較がしにくかったが、商品価格は日本と同等だと、同行した奥さんが教えてくれた。そうなると日本とくらべて物価が4分の一程度(昨今の円安で、もはや5分の一とはいえなくなった)のフィリピンとしては、かなりの高級品と言える。ちなみに、790ペソや990ペソのポロシャツは、フィリピンではかなり高いと感じる。

ワタミとユニクロのフィリピン進出 2013年4月14日