アラバンのOHANAコンドミニアムが最近、エージェントを伴わないビジターの入場を禁止されて、アラバン近辺ないし郊外のコンドミニアムの案内物件に事欠いていた。そんな話を、いつも学校の案内に協力してもらっている方に話をしたら、スカイウエイのスーカット出口の近くにOHANAと同じDMCIホームズのプロジェクトがあると教えてくれた。そこで今回早速訪問することにした。 アラバンないしスーカットの出口から高速道路に沿って走っているサービスロード(ラグナ湖側)を行けば、アラバンとスーカットの中間、スカイウエイの料金所の真横にあr、DMCI独特の作りで、かなり大規模なプロジェクトなので、すぐにわかる。 作りはOHANAと同じで、中央に大型のプールを配し、リゾート風の雰囲気をかもし出している。すでに5棟ほど完成し、残りの2~3棟が建設中だった。基本的にはすべて40~50m2程度の2LDKで、2ユニットをあわせた大型タイプもある。 最近の高層化の流れに逆らってDOCIのプロジェクトは、地下1階が駐車場で、5階建て、周辺もゆったりしていて、落ち着く作りだ。 ビルの中央部は吹き抜けの広場があって、ユニットの両面に窓があるDMCI独特の作りだ。最近の高層コンドミニアムはユニットの一面しか外に面していないが、大分趣が違う。 このユニットは280万ペソ。58m2となっているが、ベランダと廊下を含んでいるので、ネットは42m2だ。最近のSMDCのプロジェクトは50m2で700万ペソ、25m2で350万ペソもするから、半分程度の価格だ。たしかにSMDCの物件はすべてSMデパートの至近距離に建設して、利便さを押しているが、ちょっと常識はずれの価格という気がする。 このユニットを買うにしても、内装と家具、それに登記移転等に50万ペソ、駐車場は別途で50万ペソ、合計100万ペソほどかかるので、全体の投資は400万ペソ程度のなってしまう。 このユニットは後ろ向きなのでとなりのコンドミニアムに面し、遠くにはラグナ湖が望める。 次に反対側のユニットを見たが、ここは内装が施されて、しかも内側のプールを望めるとあって、なかなかの優れものだった。価格は内装を別にして330万ペソ、ネットは49.5m2だ。 さすがにプロが設計した内装のできはすばらしい。実用性は別にして、見るものをその気にさせる。今回はご夫婦とお子さん一人なので、十分な住居だ。価格は330万ペソだが、内装、家具、諸経費、駐車場まで入れると450万ペソ、1千万円くらいは用意しておかなければならないだろう。 DMCIの物件の売りは、リゾートをイメージさせる大きなプールを囲む庭園だ。必要以上の広大なプールを配置しているが、これは実用性というよりイメージの向上だろう。ただプールの維持費がかなりかかるのではないだろうか、管理費がかさむのではないかと心配になる。 クラブハウスは日本の神社をイメージしたものだそうだが、何か中途半端な違和感を覚える。 敷地の端には新棟を建設中だが、これは10階建ての中層ビルになるそうだ。しかし、あと1~2年は建設工事が続くの喧騒と埃に悩まされることだろう。この物件も、完成時には、すばらしいものになると思うが、問題はアクセスだ。近くにSMのハイパーマートはあるものの、モール、病院、学校などは近くには見当たらない。だから車は必須だろう。また、スカイウエイに隣接しているというのもマイナス要因だ。しかし、値段的に相場(10万~15万ペソ/m2)の半分程度で、この環境も含めて買えるというのは魅力だ。