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8月31日、以前お世話した退職者(Aさん)の紹介で読売TVの番組に出演することになった。「千原せいじ漫遊記、世界ふれあい旅スペシャル in フィリピン」  という番組で、関西地区で毎週日曜日の朝、10時~11時まで放映されている番組だ。今回の録画は9月22日(日)に放映されるそうだが、ディレクターとの事前の打ち合わせによると、千原せいじが自分の足でフィリピンを歩いて、旅行ガイドには載っていない生のフィリピンを取材するという設定だ。Aさんによると私ならフィリピンを知り尽くしているので、最適と紹介していただいたそうだ。 取材中、タレントの写真は遠慮してほしいというので、後ろ向きの写真を載せた  取材陣が、街を取材して歩いていると、たまたま私に遭遇し、千原せいじと出会って、話をするという設定だが、どんな話になるか台本はなく、千原せいじのアドリブで進められるとのこと。何を聞かれるのか、ちょっと不安もあったが、正直に思うところを話せば良い、とのことで何とかなるだろうと本番に向かった。  KIANは取材スタッフとあっという間に仲良くなっている  まず、私から取材陣に声をかけて、話が始まる。質問は「日本人があたりまえにやっていて、フィリピン人にとってはとんでもないこと。」という質問。これは得意とするところで「人前でフィリピン人に恥をかかせてはいけない、叱ってはいけない。これをやったら、例え夫婦といえども、二人の関係は、それでおしまいだ。」と答えたが、これはすでに数百回繰り返して話していることだ。次は「フィリピン人には当たり前でも、日本人にとってはとんでもないこと。」という質問。「これはレストラン等での子供たちの無礼講だ。フィリピンでは子供は何でも許され、いくら子供が騒いでも周囲はにこやかに見守っているが、日本人は皆、顔をしかめて目くじらをたてる。そしてもし仮に子供を直接しかりつけたりしたら、逆に親から文句を言われる。フィリピンで子供は天使であり、家族そして社会の宝なのだ。」  取材後は皆で記念撮影。タレントと一緒の写真は掲載できない残念だ  最後の質問は「日本人にとってフィリピンの良いところは」、フィリピンは「近い、優しい、そして安いの3つのI(愛)に集約される。特に子供、妊婦、老人、そしてハンディキャップのある人への優しさはひとしおだ。だから、フィリピンではこのように弱者は皆幸せに生きている。お金があれば幸せとは限らない、フィリピンは多くの人が貧困にあえいでいるが、皆それぞれ幸せなのだ。そしてフィリピンは介護天国であり、その証拠にフィリピンにはフィリピン人向けの介護施設はない。なぜならば、親を介護施設においやるような不謹慎は子供はいないのだ。」 何をやっているのかはっきり認識しているのかどうかは定かではないが、KIANはおおはしゃぎで主役を演じている  取材は、外で行われたが、しばらくするうちに我が家のメンバーがまわりにいて見守っていた。KIANは一緒に取材に応じようと私の足に絡み付いてくる。ほんの5分足らずの取材だったと思うが、上手な質問をしてもらって、フィリピンの良さを強調できたと思う。 取材スタッフは、皆とても親切で、KIANのお相手をしてくれる  フィリピン人は写真を撮ってもらうことが大好きで、TVに出演できるとなると大はしゃぎだ。たった三才のKIANも例外ではなく、取材後、取材陣と記念撮影やら、大きなマイクに向かってなにやら一生懸命、歌を披露していた。取材陣にはフィリピン人気質を多いに満喫してもらったと思う。これぞこそ、ガイドブックには載っていないフィリピンの真の姿だ。彼らが、どれだけTVに出演させてもらえるかわからないが、私の受け答えよりも、ずっと真実を語るものだと思う。 取材はとっくに終わっているが、スタッフが差し出すマイクに向かって一所懸命に歌を披露するKIAN

読売テレビの取材 2013年9月1日