Monthly Archives: October 2013


先日、件の家族を大使館に行ったおりにロハスブルバードを案内して、オーシャンパークの前を通り、ふと、思い出した。前にKIANを連れて行ってから1年半も経っている、3才半になったKIANの反応も多いに異なっているだろうと。オーシャンパークは休日に行ったら混んでいてどうしようもない。そして翌日午後が空いていたので、早速KIANを連れて行くことにした。ビザの取得に来られていたご家族に声をかけたら、二つ返事で「YES」の答えが返ってきた。 台風が近づいていたのでちょっと雨模様だったがなんとか我慢してもらった。チケット売り場を見ると、アトラクションの組み合わせで値段が違ってわかりにくい。要はセットで買えば別々にチケットを買うより半額程度に値引きされるらしい。その内容を見ていると、すぐに画面が切り替わってしまい、内容が把握できない。なんという意地悪な、ばかげたことをするのかと、腹を立てていたら、何のことはない、テーブルにパンフレットが置いてあった。子供も大人も一人550ペソ、2年前より50ペソ値上がりしていた。    入り口の熱帯のアマゾンを模した雰囲気にしばし感激。ジャングル特有の根っこは一種のつる草の根で、意外と簡単に作れる。この日は平日なのにそこそこの団体客が入っている。きっと地方のハイスクールの課外授業なのだろう。 水中の通路がここの売りだが、魚たちが泳ぐ様をしたから眺めて、あきらかに異なる反応をKIANは示していた。 車となれば目がないKIAN。展示されたジープニーに早速飛び乗って運転手の気分だ。 そのあと事件は起こった。クラゲ館に向かう途中でジェーンがコーヒーを注文し、子供達にドーナッツを買ってやった。ところがクラゲ館では飲食禁止だ。ジェーンは外で待っていることになったが、もたもとしているうちにKIANがポテトコーナーの店を見つけて、フレンチフライが食べたいとダダをこね始めたのだ。 しかし、クラゲ館では飲食禁止だから買ってやるわけにもいかない。強引にクラゲ館に入ったもののKIANの号泣はやまない。結局、クラゲ館をさっさと引き上げてフレンチフライを買うはめになってしまった。クラゲ館を過ぎて、アシカショーになれば自由に飲んだり食べたりできるのに、こんなところでコーヒーブレイクを取るからこんな羽目になると、腹が立つこと仕切りだ。 レンチフライを手にして機嫌を取り戻したKIAN。きっと、水族館で走り回ってよほど腹が減っていたのだろう。 アシカ・ショーが行われる場所は屋根があるもののかなり吹き込んでくる。幸い小雨だったが、人々は後ろに座ったので、前席が空いていた。 人間の仕草を真似て動くアシカ(See Lion)にKIANの喜びようは尋常ではなかった。両手で拍手して、体全部で喜ぶ。KIANの年頃にとっては、動物が人間的な動きをすることに多いに興味があるようだ。まるで漫画映画の世界が現実となっているように思えるのだろう。何しろデズニーの漫画映画は動物を擬人化したものがほとんどだから、KIANにとっては動物が人間のような動作をするのは当然のことなのだろう。 KIANが喜ぶのは大いに結構なことなのだが、私にとっては、このような芸を動物にさせることは、まさに動物虐待以外の何ものでもないという印象が先にたって、喜んで見ている気にはなれない。このときの私のカメラはもっぱらKIANを向き続けていた。このあと、ノースパーク(中華料理)で食事をとった後、噴水ショーを見る予定だったが、かなりの雨となり、帰宅することになった。 KIANのオーシャンパークの印象はかなり強烈だったようで、翌日になっても「今度はいつオーシャンパークに行くのか」と、オーシャンパークのことが頭を離れないようだった。ならば、次回はスービックのオーシャン・アドベンチャーとズービックに連れて行ってやろうと心に決めた。

KIAN3度目のオーシャンパーク訪問 2013年10月13日


放射能汚染を逃れてフィリピン移住を計画されているご家族(子供お一人、5才)を案内して、サウスビラ(ラスピニャス)、ブリテスパーク(オルティガス)などのインターナショナル・スクール(IS)とサンアガスティンとドンボスコ(いずれもマカティ)の私立校を訪問した。二つのISについてはすでに報告したので、今回は、名門私立校サンアガスティン・スクールを紹介したい。 200mをこえる3階建ての校舎がそびえる  最近、フィリピンの学校制度が変更され国際基準になったので、普通の学校を卒業すれば、日本を含む海外の大学へもそのまま入学することが可能になった。そのため、あえてISに通わなくてもレベルの高い私立校に通えば十分だ。フィリピンの学校では基本的に英語で教育され、特に有名私立校では学内でのタガログ語の使用は禁止ないし制限されているので、ISと変わりがないが、授業料は概ね半額で済む。  敷地の端にある体育館も圧倒的な存在感だ  サンアガスティン・スクールはマカティ市内、富裕層が暮らすダスマリニャスビレッジの中にある。通常、このような高級ビレッジに入るには、そこの住民を訪問するなどの目的がないとゲートを通過することができない。しかし、以前、ものは試しと学校訪問を理由に中に入ろうとしたら、特にアポがなくても入ることができたのだ。その時は実際、日本人のご夫婦とお子さんが一緒で、本当に学校訪問をしたのだ。それに味をしめて、その後、「富裕層の暮らすビレッジ」が退職者のための観光コースに加えられたのだ。 式典の準備がされている体育館、大規模な観客席も備わっている  この日は、中で話を聞くために平日の昼過ぎに訪問した。授業料や入学の条件などをヒアリングして、学校案内を申し込んだら、快くOKをもらった。ちなみに、個々は幼稚園が3年間、小学校が6年間、従来のハイスクールが4年間、それにシニアハイスクールが2年加わって、都合15年間の教育が受けられる。授業料は概ね年間10万ペソで、有名私立校の相場だ。生徒数は、4000人あまり、まさにマンモス校だ。 バスケットボールコート、2面を収容する体育館は圧倒的な広さだ  授業中なのでクラスルームは見学できなかったが、周辺の体育施設を見学した。そして、その充実振りに度肝を抜かれたのだ。行事が行われる観客席付の体育館、そいてバスケットボールが2面取れる体育館、ハイスクール用と小さな子供用のプールなどなど。課外授業も盛んで、ほとんどありとあらゆるスポーツクラブがあるそうだ。ただし、有料とのこと。 競泳用25mプールは手入れの行き届いた青い水だ  案内の方に、「ここはフィリピンでNo.1の学校か」と、尋ねたら、フィリピン人特有の美しい顔をたてに振って「YES」と、誇らしげに答えた。ちなみにマカティ周辺では、こことドンボスコ、セントポールなどが名門三羽烏だそうだ。我が家のあるPrime City コンドにもこれらの学校のスクールバスが毎日生徒の送り迎えにやってくる。ただ、あらかたの子供は近くのパブリック・スクール(公立校)に通うのだが、ちなみにこちらは授業料が無料だ。ただ、日本人を通わせるとなると、瞬く間にタガログ語をしゃべるフィリピン人に変貌してしまい、日本人であることのIdentityを失ってしまう恐れがある。 子供用プールが別途に備わっている   最後に圧巻だったのが校庭だ。直線距離で300m位はありそうだ。そうなると、学校の敷地は10ヘクタール程度となる(3万坪、今風に言えば東京ドーム 3個分)。忘れていけないのは、ここ、ダスマリニャス・ビレッジはフィリピン有数の高級住宅街ということだ。マカティに隣接する一等地の地価は数万ペソ /m2をくだらないだろうから、土地の価値だけでも数十億ペソということになる。 […]

名門私立校サンアガスティンスクールの紹介 2013年10月12日



先日、ちょっとしたトラブルのお手伝いをした方の接待で、家族一同、食事に招かれた。新しい、おいしいお店があるというので、普段、同じところばっかり行っているので、たまには別の場所で、ということで、喜んで案内してもらった。YumYumとはおいしいという意味。ちなみにBiniBiniは年頃の女の子、トロトロは飯屋、フィリピン人は同じ語彙を繰り返す言葉が好きだ  パサイロードの日本橋亭のとなりにフィリピン料理の店が新規オープンしていた。ガラス張りのモダンな造りの店で、今まで気がつかなかったが、できたばかりなのだろう。ちなみにYum Yum(ヤムヤム)とは英語で「おいしい」という意味で、1990年代にマニラで良く見かけた店と同じ名前だ。  近代的な外見の入り口には大きくメニューが掲げられている  店内は、これまたガラス張りで、フィリピン料理とは思えない内装だ。2階は個室になっていて、メインのダイニングを見下ろす、なにかカラオケのようなレイアウトだ。それもそのはず、オーナーはNew SachiやBlue Angelなどの大型カラオケをマカティやエルミタで経営ている日本人で、おとなりの日本橋亭も同じオーナーだそうだ。ガラス張りの2階のVIPはどこかカラオケの雰囲気が漂う  同じパサイロード、パソンタモの交差点の近くにあり、数年前に閉店したカマヤンには、1990年代、良くゲストを案内してフィリピン料理を堪能してもらった。しかし、最近は、フィリピン料理といえば、ジュピター通りののアドリアチコかMAX’sくらいしかなくて、マカティスクエア近辺には全くないので、不自由していた。1階の席もモダンなつ造りだが、掲げられた絵画は伝統的なものだ  私は、レストランといえば、三拍子そろった店に客を案内していることにしている。三拍子とは、すなわち「安い」、「うまい」、それにもう一つ、「量が多い」、「ウエイトレスが可愛い」、「雰囲気が良い」などのどれかだ。中華料理の「ルートンマカオ」、日本食の「サイカ」などがその典型だ。メニュー写真をクリックして拡大して見てください。メニューは100ペソ台が中心、それが意外とおいしい  ここの料理は100ペソから300ペソくらいまでで、安い点については合格だ。味のほうはオーナーが日本人のせいか、比較的あっさりしていて食べやすい。3番目は店の雰囲気だろうか、いずれにせよ合格点がついた。フィリピン料理が食べてみたいという客はここに連れてくるこちにしよう。 大人7人に子供3人の総勢10人だったが、同じチャーハンが5皿出てきたのには驚いた  家族一同で外食するのは久しぶりで、この日はカーネルも時間を都合して参加した。キムや双子も久しぶりの招待に緊張気味だ。フィリピン人にとってライスのない食事は、食事とは呼べないので、これだけ大量のライスが出てもなんとなく食べ終わってしまった   しかも、KIANまでがホークとスプーンを器用に使って食べているのだ。普段手づかみかヤヤに口に運んでもらって食べているのに、雰囲気を感じ取って正式なマナーで食べている。赤ちゃんと思っていたKIANが知らぬ間に色々なことを学んでいるのだ。 3才半の幼児が周囲に見習ってホークとスプーンで食べる様子に、子供はほっておいても学んでいるのだとしみじみ感じる  食後は、KIANは相変わらず元気に店の中を走り回っていたが、外へ出てみると、隣の日本橋亭の前に、なんとフェラーリが停まっていた。某若手男優のものらしいが、三千万円もするような車を乗り回している人がいるものだと感心する。フェラーリの窓に日本橋亭の文字が鮮やかに写っている。KIANはそれを見て小躍りして喜んでいた。きっとで映画、CARSから抜け出てきたと思っているのだろう。 […]

フィリピン料理レストランYUM YUMの紹介 2013年10月12日


先日、市役所の裁判所で行われたジェーンの結婚式はいわば法的な儀式で、本番ともいえる教会での結婚式が暮れも押し迫った12月30日、午後1時半に行われることになった。ジェーンは、その準備に毎日駆け回っている。フィリピンでは式の準備を友人が手伝うという習慣はないようで、多忙の新郎を持つ新婦のジェーンとしては何もかも自分でやらなければならないようだ。写真をクリックして拡大して見てください。 式が行われるのはSacred Heart Churchで、当方の住まいから歩いていける距離にあり、KIANの洗礼式をやったところだ。ちょっと奥まったところにあるが、日本食材店、はっちんから50mくらいの距離にあるでわかりやすい。車で行く場合は、パソンタモ通りを北に走り、カマゴン通りを右に曲がって、100mくらい先、Sacred Heart St. を右に曲がってすぐだ。周辺の道路に駐車できる。 式は新郎の職業柄、ミリタリー方式で行われるそうで、新郎のポリスアカデミーの級友が剣を上に向けて作ったトンネルを新郎新婦が歩いていくという、めったに見れないものになるそうだ。しかも、級友はPNP(国家警察)の幹部連中で、上司といえばPNPの上層部のジェネラルだから、PNPのお偉いさん達が一同に会することにもなるだろう。 Sacred Heart Churchの外観と場所(クリックして拡大) 披露宴は式に引き続き、高級コンドミニアム街のロックウエルで行われる。200人くらい招待されるそうだが、もしこのときフィリピンにおいでの場合は、式と披露宴に是非参加して欲しい。きっと経験したことのないフィリピンの結婚式を満喫できるだろう。なお、ご出席の場合は、kazutamishiga@yahoo.co.jp に連絡して欲しい。 披露宴が行われるロックエルの地図(クリックして拡大して見てください)

ジェーンの結婚式のお知らせ(その2 教会編)2013年10月5日



以前から、マカティスクエア(リトル東京の近傍)の地下に射撃場(Shooting Range)があることは知っていた。大分前に息子が射撃をしてみたいと言い出したのだ。モンテンルパの刑務所に見学しに行くと、その近くに射撃場があって、日本人が警察官に促されて遊んでいるという話を聞いたことがあった。  そうしたら、ジェーンがいとも簡単に、近くのマカティスクエアの地下に射撃場があるというのだ。早速出かけていくと、確かに射撃場があって、3000ペソを出して、50発の射撃を経験することができた。私も5発ほど打たせてもらったが、かなりの迫力だった。ヘッドカバーがなかったら鼓膜がやぶれていただろう。 射撃場はそんな広さではないが、ピストルの射程距離は50mというから十分だろう   最近、日本からやってきた退職者の方が、どこかで射撃をして楽しかったと話していた。そこでマカティスクエアの話をすると、是非見てみたいと早速出かけていった。こんな近くで射撃が楽しめるなんて、これからは友人を連れてしょっちゅう行きたいと、感激していた。   その話を別の方にすると、つい先日セブで射撃を楽しんできたそうで、まさか、泊まっているホテル(フランチャイズワン)の近傍、歩いて5分のところにそんな場所があるなんて、とびっくりしていた。ちなみにその方は車椅子で日本からやって来ているのだけれど、やはり男は、男のシンボルである鋼鉄のガンにあこがれるのだろう。   外見は普通の店のようだが、左側にSHOOTINGRANGE(射撃場)と書いてある   価格は50発で1500ペソ、銃は色々使えるそうだ。カラオケあたりで遊ぶのと同じくらいの費用だが、GRO相手に下手くそな歌を唄うよりも、よほど刺激的でおもしろいかもしれない。弾の価格が一発15ペソというのもリーゾナブルだ。しかし、人の命も15ペソで奪われてしまうこともあるというのもなんとも寂しい気もする。 この周辺にはミリタリー・グッズならず、ポリス・グッズの店が数十軒並んでいる。ガンショップも15軒あった。まさにフィリピンNO.1のポリス・グッズ街だろうと思う。ちなみにピストルの値段は3万ペソから10万ペソ程度で、フィリピン製はやはり安い。 銃を販売している店、こんな店が15軒もあった   銃を保有することはフィリピンでは許されているが、外国人の保有は禁止されている。銃を購入するためには、精神鑑定や麻薬検査、履歴、などなど厳重な審査が行われ簡単なことではない。また、一般人が銃を外で持ちあることは禁止されている。あくまでも自宅で賊に備えると言う想定だ。ちなみに、セキュリティガードは銃の保持を許されているが、それは、定められた警備範囲で、他へ移動したら、銃は持っていけない。カーネルは、もちろんいつでもどこへでも持って歩くことができるが、飛行機やシアターに入るときは入り口で預けている。  ポリス・グッズが所狭しと並んでいて、コレクターにとっては生唾ものだろう   先日、ビザ申請中のご夫婦をコピー商品のメッカ「グリーンヒル」に案内した。ガラスケースの上に5.11という聞いたこともないブランドの時計が置いてあった。なかなかのつわものの雰囲気で、値段は1200ペソだという。ケースだけでもそのぐらいはするのではないかと思い、つい買ってしまった。   […]

マカティスクエアのシューティングレンジ(射撃場)2013年10月5日


あれから一年、いよいよまた、恒例のロングステイフェアが開催されるときが近づいてきた。今年は、日本へ帰る機会がなくて2013年始めての日本訪問となる。11月2日、東京ビッグサイトで開催されるが、今年は1万人の入場者を記録することができるだろうか。詳細はロングステイ財団の公式サイト( http://www.dokodekurasu.jp/)を参照されたい。 昨年は、フィリピンに滞在していた息子にアシスタントを頼んで参加したが、10:00から17:00までがあっというまにすぎた。 昨年は、PRAの職員2名が参加して隣りあわせでビザの説明を行ったが、今年はフィリピン観光省が大きめなブースを確保しているので、離れ離れになってしまうようだ。今年は観光省とPRAが協賛で参加するそうで、ダントツに大きなブースを構えるマレーシアの向こうを張って、多いに賑わいを見せることを期待したい。

ロングステイフェア2013開催のお知らせ 2013年10月4日



9月28日、インドネシアのバリで開催されたミス・ワールドでフィリピン女性–メガン・ヤン(23才)が栄冠に輝いた。ミス・ユニバースには1999年にミリアム・キンバオがなったが、ミス・ワールドは初めとのこと。この快挙に、カランダン大統領府報道班長が祝福のメッセージを発表したそうだ。最近2連敗で引退がうわさされている英雄パクヤオ(ボクシングで世界5階級を制覇)に代わって、世界という名を関したヒーローの誕生だ。ちなみにパクヤオ選手は議員活動に専念するといううわさだが、大盤振る舞いがたたって破算寸前との報道がなされ、英雄のイメージがくずれてきている。そんなときにお祭り好きのフィリピン人には格好の話題を提供している。 そもそも、アメリカ生まれで10歳の時にフィリピンにやってきた。母親はフィリピン人、父親はアメリカ人、オロンガポ(スービック)出身というから、スービック基地の閉鎖にともない、両親はアメリカにわたり、そこで出生したのだろう。さほど家柄がいいとはいえず、そのスタイル(170cm)と美貌により、女優への道を歩んだのは自然の成り行きだろう。 15才の時に人気テレビ・バラエティ番組「ビッグ・ブラザーズ」でデビュー、それをきっかけに人気がブレイクした。といってもキム・チュー、サラ・ヘラニモ、マリアン・リベラさらにはバイス・ガンダ(彼女の場合はオカマのコメディアンだがテレビへの出演回数は群を抜いている)などの一流人気女優と肩を並べるほどではない。昨年、ビニビニ・フィリピナス(ミス・フィリピン)に応募して、前年、トップレスの写真が公開されたことが暴露され、失格となっている。ちなみにビニビニとはフィリピン語で年頃の若い女性を意味する。そういえばそんな名前のナイトクラブがバクラランのロハスブルバード沿いにあった。 私が子供のころ、このミスワールドを見ていて、フィリピン代表の可愛らしさにとりこになったことがある。それ以来、フィリピンは憧れの地となっていたのだが、最近のミスワールドやミスユニバースに出てくる女性は背が高いだけで、可愛いと言う言葉から程遠い感じの女性ばかりだ。その中では今回のフィリピン代表は比較的美人とはいえるようだ。 各国の代表が次々と呼ばれて気がついたことは、聞いたこともないような国がやたらと多いこと。そして、出てくる女性は、国ごとの特徴がほとんどなくて、白か黒かその他くらいしか区別ができない。それは、きっとフィリピン代表のように混血が多いせいなのだろう。 ところで、ミス・ワールドやミス・ユニバースなどのコンテストには莫大な費用がかかると思うが、スポンサーは誰なのだろうか。そしてその費用はどうやって回収するのだろうか。さらにまた、このコンテストの経済効果、あるいは社会的意義は何なのだろうか。日本でミス、ミスと騒いだのが、私の子供のころまでだったような気がする。今では、コンテストの模様をテレビで中継することなどないのではないか。しかし、オリンピックの誘致では首相も含めて大分浮かれていたようなので、似たようなものなのかもしれないが。

フィリピン女性がミスワールドに 2013年10月3日