ホリーウイークも大詰めを向かえ、8日目の土曜日は車で子供たちがマニラに帰り、最終日の日曜は私が飛行機で帰った。KIANとパパ・カーネルそしてママ・ジェーンは翌日月曜にマニラへ帰る予定だった。日曜はエアチケットが高いために月曜にずらしたものだそうだが、土曜は子供たちが発ち、日曜日は私が帰ってしまい、残されたKIANは、夢のような農場の生活が忘れられず大騒ぎになってしまった。 農場に散歩に行くと農夫のダニーがココナッツを収穫していた。養魚場では小魚を捕まえて遊ぶ子供たち。女の子達がマニラに行ってしまい、代わりにやってきた、いとこのタムタムとジェルミーと一緒だ。ジェルミーはKIANと同じ年で好敵手だ この日もマヨンは顔を見せたが、遊び相手が二人の男の子しかいないKIANは、さびしそうだ。 ダシンおじさんのトライシクルで遊ぶKIAN、オスザルはメスザルに毛づくろいをさせてご機嫌の様子 KIANはトライシクルの乗り方は十分に承知しているようだ ママジェーンに抱かれるジェルミーにKIANがやきもちを焼く。私の抱っこをねだるKIANの顔もどこか表情がない いよいよ、農場にお別れの日、皆からのさよならの挨拶が続く 誰もが田舎に帰るホリーウイークは同窓会花盛りとなる。旧友たちとトラックに乗って街を練り歩く姿に必ず遭遇する。 空港でランチの後、私は、飛行機でマニラに向けて飛び立ったのだが、それからKIANの大騒ぎは始まった。農場へ帰ると行って聞かないのだ。そこには誰もいないとママが言って聞かせてもKIANは納得しない。レガスピのカーネルの実家は街中なので、そこにはチキンも豚もいない、庭もないといって行きたがらない。KIANの抗議は翌朝、マニラ行きの飛行機に乗った後も続いたが、家についてたくさんのいとこに迎えられて、ようやくご機嫌が直ったようだ。