先日、ブログ「脳内革命第二弾」で約束したとおり、キーボード(電子ピアノ)を購入したので報告する。ブログの内容は、「小学校程度の子供に音楽を教えると、脳の神経細胞の機能が飛躍的に向上して、頭の回転が速くなり、賢い子に育つ」いう主旨だ。 はじめに、ヤマハの代理店でヒアリングしたら、初心者用で1万~2万ペソで買えることがわかって、さらにジェーンの情報から、キャッシュ・アンド・キャリー(老舗モール)でカシオの製品が1万ペソ以下で買えることがわかった。しかし、カシオのカタログを吟味すると、鍵盤が光ってガイドしたりUSBを介してパソコンとつなげることができるなどの機能を持った製品が、15800ペソで買えることがわかり、それに決定した。3万円程度の投資で、KIANの頭が飛躍的に良くなるとしたら、安いものだ。 キーボードの販売担当の店員と値段交渉して13300ペソに負けさせて現金で支払いを終え、我が家に持ち帰った。早速組み立てて見たが、ピアノの音が家の中で響くと、何かリッチな気分になった。幸い、キムが多少の心得があるそうなので、キーボードの使い方はキムに任せたが、ピアノというより、ほとんど電子機器なので、当方には荷が重い。KIANを始め、子供達がたくさんいるので、先生はキムの役割。当面はおもちゃ代わりにして、KIANがいずれ興味を持ち始めたら、キムやKIANをマカティ・スクエアの教室に通わせるつもりだ。 まずは、購入資金を引き出しにATMに行ったら、KIANがいたく興味を示した。きっと、金のなる木のようなものだと思っているのだろう。カシオの販売所ではキムがKAINを相手に店員のように振舞ってふざけている。 店員に使い方を教わるキム、パソコンが得意なキムは、とても理解が早いが、KIANはちんぷんかんぷんのようだ。たまたま、遊びに来ていたキムのいとこは、実家にキーボードがあるため、相当な使い手だ。 今のところは、まるでおもちゃをいじくる感覚で、5分もしないうちに飽きてしまったが、時間をかけて、習わせていきたい。 小銃を構えるパパ・カーネルを頼もしそうに見守るKIAN。彼らの将来はPNPチーフ(警察庁長官)の期待がかかっているが、我が家ではいつもの風景、KIANはキーボードよりもよほど銃に興味を持っているようだ。 本ブログのテーマとは何の関係もないが、ここしばらく姿を消していた日本米が日本食材店に戻ってきた。日本から輸入したコシヒカリなどは5kgで2000 ペソ前後、400ペソ(920円)/kgもするが、日本で買う値段の倍、フィリピンのお米の10倍だ。フィリピン産ササニシキなどは5kgで 600~800ペソ、120~160ペソ(270~370円)/kgで、フィリピンのお米(40ペソ/kg程度)の3~4倍だ。確かに味や食感は違うが、 フィリピン産の普通のお米を上手に炊けば、十分いけると思うのだが、食通にはやはりこだわりがあるのだろう。 日本食材店に戻ってきた日本米。 市場から日本米が消えた原因は、中国とフィリピンの領土をめぐる小競り合いで、中国はフィリピンからのバナナの輸入を停止し、一方、フィリピンは中国からの米の輸入をストップしたらしい。そのため、市場に、中国産日本米が消え、日本レストランは外国ないしフィリピン産の日本米の確保に走り、高値で買い占め、市場から各種日本米が消えてしまったそうだ。 グルメの日本人には日本米が必須なので、領土問題のとんだ余波が在比日本人に及んだことになる。ある退職者は日本レストランから高値で日本米を買っていたが、市場に日本米が出てきたので、大喜びをしていた。一方、普段からフィリピン米を食べている私にとってはどこ吹く風だった。