翌日、一日違いで農場を訪問する息子を出迎えにレガスピ空港に皆で出かけた。しかし、息子からの連絡によると、空港は大混乱で、出発予定になってもチェックインもできず、この日の内に出発できるかどうかも知れず、ただ、ひたすら空港で待っているだけとのこと。それでも、レガスピに遊びに行けると期待している子供達の手前、出迎えを中止するわけにも行かず、とりあえず、大勢で出かけて行った。 二日目の農場といえば、雨がちで、気温も25度を下回り23.5度、寒いというのが実感だった。マヨン火山の中腹にはかすかながら滝が見えた。 カーネルとキムは、あらかじめ送っておいたマウンテンバイクで早朝からサイクリングとしゃれこんだものの、2時間後、帰宅した時、カーネルはへとへとになっていた。一方、18歳の娘のキムはけろりとしていた。 息子が気を入れて作った黒豚の放牧場にも子豚が生まれて11頭にに増え、息子を出迎える準備も整っていた。 定員が7人の三菱モンテーロに子供3人を含めて8人が乗り込み、息子が乗るスペースがなくなっていた。レガスピに到着すると、まずは、おなじみのアリバー・レストランで食事。その後、ガイサノ・モールのゲームセンターで一遊びして時間をつぶした。 息子から、予定の次の便に乗れることになったと聞いて、空港へ向かう。しかし、出発が遅れ、時間がありそうなのでレゴのおもちゃを買って、レストランで組み立てて時間をつぶす。 息子が乗った便がいよいよ到着間近となって、待ち合わせ場所に急ぐ。ティーンエイジャーはいつでもどこでも楽しい。 いよいよ、息子が到着した。息子を見ると、KIANは「クヤ ケイシー」と大声をあげて歓迎。皆で、まずは記念撮影だ。天気男と自称する息子が現れると、まさに虹がでて、息子を歓迎した。 農場に到着すると、恒例のカラオケだ。子供達に人気のクヤ・ケイシを迎えて、皆、楽しそうだ。 後日談だが、この日のセブパシフィックの混乱は尋常ではなくて、人災天災が重なって、怒号が飛び交う状態だったそうだ。チェックインシステムがダウンし、係員の無断欠勤、などなど、カウンターは、ほとんど機能しなかったらしい。そのため、当局は、セブパシフィックに厳重に注意し、罰金刑を課したそうだ。