旧正月(2月8日、月曜)の3連休を利用して家族全員でプエルトガレラを訪問した。プエルトガレラと言えば、マニラの南、バタンガス州から船で小一時間、ミンドロ島の北端に位置する海浜リゾートのメッカだ。このブログでも何度か紹介したが、今回は、家族全員(8人)で出かけることになった。2泊3日で予算は2万ペソ(ただしジェットスキー、アイランドホッピングなどの遊行費用は含まず)。KIANも、もう5歳、今年は小学校に入学する年齢で、是非連れて行きたいと、かねがね思っていた。今回は、パパ・カーネルの都合もついて、2泊3日の旅を決行した。 皆、大喜びであるが、意外と私と私の息子以外はプエルとガレラに行ったことがないという。2月6日(土)、早朝から準備して、いざ出発と思いきや、なんと雨模様。この乾季の真っ只中だというのに、朝からしとしとと雨が降り続いていたのだ。どうせすぐに止むだろうとたかをくくっていたが、この雨は、なんと翌日まで降り続いたのだ。それで、これなら陽に焼けないとほくそ笑んだのが、ママ・ジェーンだ。例え天気が悪くて寒気さえ覚えるような天気でも、海の水は温かくて水遊びには全く支障がないのが与えないのが、熱帯、フィリピンの良いところだ。 連休の初日とあって、南に向かう高速道路は料金場で大渋滞。2時間でバタンガス港に到着するはずが、3時間かかってしまった。さらに港の余計な案内人のおかげで、今回唯一の汚点となったとんでもない船会社(Challenge and Passion)を選んでしまった。2時間近く港で待つ羽目になったうえに、さらに帰りのボートが2時間遅れの末に、少々波が荒く、船体が一部破損して波が中に入り、全員がびしょびしょになってしまったのだ。 楽しい海水浴のはずが、一転して悪夢の旅になってしまい、子供達は2度とボートには乗らないと口々につぶやいていた。KIANもトラウマになってしまい、帰宅後、教会に行って、一生懸命祈っていたそうだ。また、私までがKIANによると、ボートで海水浴に行くことはご法度になってしまった。たしかにボート初体験のKIANにとっては恐ろしいものだっただろう。次回は、案内人の口車にのらず、プエルトガレラの市長が運営するBlue Penguinという船会社を無条件で選定することを肝に銘じた。 バタンガスの港で2時間近く待たされ、よやく乗船の運びとなった。船の写真を撮ろうとカメラを構えると皆が寄ってきて、船が見えなくなってしまった。 船の窓からは、小さなボートで近づいてきた子供達が物乞いをする。中と外では天国と地獄の違いだ。おそるおそるはしけを渡るKIAN,なにもかもKIANにとってははじめての経験だ。 行きの船では、皆期待に胸をはずませていたのだが、帰りの船は地獄だということは、まだ誰も知らない。 目的地はホワイトビーチだが、波が荒くて下船できず、近くの港に到着した。そこから10分ほどトライシクルでビーチの中心に到着する。ホワイトビーチは広々とした砂浜で家族で遊ぶにはもってこいだ。下の写真は帰りのもので、普段はこのようにビーチに直接船が着く。 早速撮影会。子供達の喜びようは尋常ではない。 安物のカメラしか持っていない私にはジャンプの瞬間を捉えるのは容易ではない。 セーフジャケットをつけて早速海に飛び込むKIAN。喜びを満面にたたえ、これから二日間、KIANの至福の時が始まった。波と追いかけっこをするのが楽しいKIANは行ったり来たりを繰り返していた。プールと違ってこの波があるから海は楽しいようだ。 連休の初日とあって、ホワイトビーチは観光客で溢れていた。 […]