Daily Archives: September 18, 2016


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我が家が(Prime City CondominiumないしPalm Tower)があるマカティ市のサンアントニオ・ビレッジは中間層が暮らす比較的落ち着いた街だが、フィリピン人向けの意外なレストランがある。先日報告した喫喫茶店8065などもその口だが、今回はママ・ジェーンが情報を聞きつけて、家族全員でものは試しと出かけていった。場所はパソンタモからエステレリア通りを入って、300mほど進んで、そのつきあたりにあるベトナム料理店だ。名前はVINA TRANG、何を意味するのかわからないが、きっとベトナム語だろう。 普通のアパートの駐車場と一階を改造して店にしている 恒例の家族一同記念写真  ベトナム料理とはどんな料理なのかと期待する面々  メニューはスープ麺が中心で200ペソ前後(一人分)、必ずしも安くない。それに、ソフトドリンクは置いてなくて、自家製のフレッシュジュースがトマト、ニンジンなど、それに紅茶やコーヒーなどが80ペソ程度、かなりの健康志向の店だ。 日本レストランのメニューはあまりに種類が多くて逆に選びようがないが、ここはほどほどだ キアンが注文したのはローストチキン、ライスとチキンがあればご機嫌のキアンは毎日来たいという 一見、うどんやそば、あるいはきしめんのような感じだが、麺の量は少なくて、逆に生の野菜がたくさん入っている。スープの味はあっさりしていて、若者にはちょっと物足りないかも知れない。しかし、逆に飽食を皮肉るような料理ともいえ、ベトナム人はこんな質素でヘルシーな食事を摂っているからこそ、世界で唯一アメリカとの戦争で勝利したという名誉を獲得することが出来たのだろう。 あっさり味にスープに肉や生野菜の具がたっぷり、糖尿病の気のある私には丁度よい 生春巻きの中身はほとんど生野菜、とても健康的だ。一方、あげた春巻きの中身はひき肉で、キアンのお気に入りだ 会計は全部で約1400ペソ、一人あたり200ペソ、日本食を食べに行ったら、倍はかたいだろう。この程度の値段でかつメニューもかんたんな日本の家庭料理を出すような店ができたらありがたいのだが。最もここ、Palm […]

ベトナム料理を満喫 2016年9月18日


先日、ブログ「ドテルテ効果の逆効果」でも報告したが、退職ビザの発行が大幅に遅れている。7月28日に申請した方のビザがいまだに(9月16日現在)発行されていない。実に7週間だ。確かに入管の組織変更と承認システムの変更で、入管の承認が降りたのが、PRAから書類が入管に送られてから4週間かかってしまった。実に申請から5週間目にして、ビザ発行の目処がついた。 通常であれば、それから数日でビザが発行され、パスポートが退職者の手元に戻る。しかし、今回は承認書(ORDER)が発行されたという情報を得てから、さらに2週間たっているのに、いつまでたってもビザ発行の準備中というコメントを毎日PRAから聞かされているばかりだ。Implementationと呼ぶ作業だが、 ORDERの発行後、PRAはパスポートにビザのシールを貼って、再度、入管のサインをもらわなければならない。従来はマカティの入管の支所でやっていた が、最近、これも入管の本庁、インタラムロスでやるように変更になっている。こんな状況を退職者の方になんと報告してよいのやら、途方にくれている。 この方はそのままフィリピンに住むつもりなので、確かに発行の期限はない。しかし、申請時に入国ビザを59日間に延長して、まさか、そのビザが切れることはないと思っていたが、9月15日に切れてしまった。PRAはビザが切れてもORDERが発行済みで、法的に退職ビザが有効になっているから、滞在のためのビザは継続されており、問題ないという。しかし、これも入管がビザのシールにサインするとき有効なビザがないと、サインを拒否するという話も聞いているので、眉つばものの気もする。 なぜ、PRAはビザの準備にそれほどまでの時間がかかるのか。以前、PRAの受付の愚痴を聞いたことがある。それは、ビザのシールにサイン(Implementation)は一日に20枚までと入管が制限してきているが、これは、ビザの発行に限らず、ビザの取消、ビザシールの張替え等々、すべてを含むものだ。だから、優先順位が下がるビザの取消、特に発行を急いでいないビザ申請場合などは、後回しになって、いつまでたっても手続きが終わらない。入管としても事情はあるのだろうが、まさにPRAそして退職者を締め上げているだけの冷酷な処置だ。 こんな暴挙をなぜ、PRAが許しておくのだろうか。PRAの担当者レベルは申請者からの突き上げにひたすら耐えるだけで手の打ちようもないだろう。それこそPRAと入管のトップ同士が政治的に解決しなければならない問題だ。PRAの上部機関は観光省であり、一方、入管の上部機関は司法省だが、その辺で話は出来ないものなのだろうか。 ちなみにPRAのトップであるGM(General Manager)はカバンサッグ氏が定年で引退し、現在、不在。さらに元司法長官のデリマ上院議員は自己の麻薬密売への関与と不倫をドテルテ大統領に指摘され、その仕返しに、先日上院の聴聞会において、ドテルテダバオ市長の率いていたとされる処刑団のメンバーと称する男を証人喚問した。この男がドテルテ大統領の超法規的殺人の証言をするなど、どうもフィリピンの政治、行政は、外国人のビザ申請者の不都合などに耳を傾けている暇はなさそうだ。

退職ビザの発行が遅れています 2016年9月18日