数年ぶりに20年来の付き合いの女性建築家ジーナから連絡があった。久しぶりにあって話がしたいとのこと。私が駐在員としてマニラに出向していたころ、兄の会社で働いていた人で、そのころは卒業したての新米だったが、その後、パンケーキ・ハウスなど小規模店舗を手がけ、今や、やり手のベテラン建築家だ。 Wild Flourの概観は地味で、中はレストランとはおもえない。サルセド・ビリッジのPRAの近くにも同じ外観の店がある 20日(火)のブランチをマカティのレガスピ・ビリッジで摂ろうということだが、当方はマカティスクエアの和食店しか知らないというと、Wild Flourという店を指定してきた。一緒に招待されたママ・ジェーンによると、最近の人気店だという。私は、ブランチなどをとるしゃれたことはしたことはないのだが、面会は、9時半から11時ということなので、ランチのつもりで臨んだ。 見たことも無いようなパンが店先にはならんでいた 少し早めに到着すると、店は若者で満員だった。ブランチということでパンを中心とした料理を出すようだが、店先にはかなり凝ったパンが並んでいた。われわれは、サラダにオムレツという、いかにもブランチあるいはミリエンダ(おやつ)を注文したが、ジーナはかなりヘビーなパン料理を注文した。結局、私が半分もらって食べたのだが、十分ランチとなった。 朝の9時過ぎだというのに店は若者でほぼ満員だったが、朝の6時から開いているそうだ 客席に面して厨房あり、いかにもブランチの趣を出している ジーナが注文したハムとベーコンを挟んだ揚げパン、これで半分だ ジーナとは数年前にマカティメディカルでばったり出会ったのだが、その時は確か二人目の子供を生んだばかりだった。今回、その女の子を連れてきたのだが、すでに4歳になっていた。ジーナによると、上の男の子はすでに14歳で、大人への入り口で、ジーナがキスをしようとすると避けるそうだ。その点、ジーナにとってこの子は、エネルギーのチャージャーで、どんなに疲れて、ストレスがたまっても、この子のおかげで元気を取り戻すそうだ。かけがえの無い子供は親にとってまさに生きる糧なのだ。 ジーナの二人目の子供はエネルギーのチャージェーだ メニューを見るとちょっとブランチにしては高い。しかし、いまどきの若者にとってこの程度の出費は痛くも痒くもないらしい。3人分の食事で、1500ペソほどになったが、ジーナは当然のことのように全部支払ってくれた。 ブランチ言えども400ペソ前後の食事は決して安いとはいえない。ちなみにフィリピンの最低賃金の一日分だ […]