日本在住の退職者のコンドミニアムの売買のお手伝いで、アラバンに行ったおり、契約の成立を記念してエージェントを招待して、タウンセンターで食事をすることになった。アヤラ・アラバン・ビリッジのメイン・ゲートに通じるアカシヤ通りの西側(マドリガル・ビジネス・パーク)に新築の低層ビルがあって、そこの一角のBank of Commerceで用事を足した後、車をそのままにしてレストランを物色した。 そうすると”優勝軒”というラーメン屋と”おまかせ”という和食レストランが目に入った。招待した不動産屋さんがラーメン・ファンとは知らず色々食べられそうな”おまかせ”に入った。ここは相当な規模のレストランでかなりのフィリピン人客がはいっていたが、メニューを見てみるとかなりいい値段だ。 ”おまかせ”というネーミングに興味を引かれた のだが 外観からは想像できない広くて立派な内部 アラバンと言えば高級住宅地の代名詞みたいなもので、その名の由来であるアヤラ・アラバン・ビリッジには、アヤラ財閥の総帥、ゾベルデ・アヤラやラモス元大統領も居住しており、富裕層の豪邸が立ちならぶフィリピン有数のビリッジだ。実は、私自身、この1990年代2年ほど暮らしていたのでなじみの深い地域なのだが、ちなみに事務所はビジネスパークの西のはずれにあり、当時、マドリガル・ビジネス・パークでは唯一のビルだった。あれから、20年強、周辺は随分と発展してはいるが、メトロマニラの他の地域に比べて高級感は相変わらずものがある。マカティからラモス元大統領の念願だったスカイウエイは開通したものの、アラバン・ザポテ・ロードの混雑には音をあげる。 1994年、私自身が建設に携わった自社ビルも健在だ(ただし、現在、会社は近くのもっと大きなビルに移動して、ここは賃貸に回している) ランチ時なのでセットメニューを頼んでみたが、和食にしてはちょっと違和感がある。味はしっかりしているものの、焼肉としゃけが一緒に出てくるのは日本人にはちょっと異様だ。したがって、ここはアメリカあたりからやってきた和食レストランではないかと推定される。要は、メニューがアメリカ・ナイズされてはいるのだが、フィリピン人にとってはおいしい、本格的和食とうつるのだろう。 しゃけとステーキのセット、味は決して悪くない Bento Boxとは幕の内弁当のことだろうが、ちょっとニュアンスが違う カキのバター焼きも日本食というには、ちょっと違和感がある 以下はメニューだが日本語はなくてあくまでもフィリピン人の中間層ないし富裕層をターゲットにしているのが読み取れる。