Monthly Archives: February 2019


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いよいよ帰国の時がやってきた。しわすの12月29日(土)と30日(日)とあって、どこもかしこも人でいっぱいだった。千歳のホテルから空港まではほんの一駅程度で空港の中までJRが乗り入れているので、朝はゆっくりでかけた。しかし、空港内の混在は半端ではなかった。 千歳空港付近はうっすらと雪に覆われていた。空から見る雪景色は初めてのような気がする。 着陸ちかくになって、一瞬何故、窓からスカイツリーが見えるのか不思議に思ったが、しばらく考えてわかったのは成田ではなくて羽田に下りようとしていたからなのだ。 モノレールから山手線に乗り換えて、上野で降りて京成上野駅前のホテルに向った。どうやって行ったらいいのかわからないでうろうろしていると西郷さんの銅像にぶつかった。まさに大河ドラマの主人公がそこにいたのだ。 ホテルで一息してお目当てのアメヤ横丁に向ったのだが、そこには予想外あるいは想定された光景が広がっていた。しばらく進むと、人ごみが激しくて前にも後ろにも進めなくなってしまったのだ。クッキーを連れたカーネルとジェーンを見失ってしまって、入り口まで戻ってようやく見つけた。アメヤ横丁と秋葉原は断念して、のぶ子さんとの会食に向かうことにした。 ホテルニューオータニの久兵衛といえば泣く子も黙る老舗寿司屋だ。のぶ子さんが、そこへ招待すると何年も前からの約束だった。しかし、黙っていないのがキアンだ。なんとキアンは日本食と聞いて、エビフライを注文したのだ。これには板前さんも面食らって、生きた海老を焼いて出してくれたのだが、キアンには物足りないようだった。 ホテルに戻ると、カーネル夫妻は、これからお土産を買いに行く、近くにドンキホーテを見つけたと張り切っている。足手まといの二人の子供は私に預けて、出かけて行ったのだ、翌朝聞いてみると帰宅は12時を回っていたそうだ。せっかく2個のトランクを札幌に置き去りにしてきたのに、新たにトランク2個分のお土産をゲットしてきたのだ。 翌朝、京成電鉄の始発にのって成田へ向い、9時過ぎのJALでマニラへ。師走とあってまさにラッシュアワーの最中の帰還だった。

カーネル一家念願の札幌旅行に同行(その8千歳ー東京ーマニラ)2019年2月25日


定山渓の帰り、千歳に向う前に藻岩山ロープウエイに向ったが、札幌観光の締めにふさわしい体験だった。藻岩山は札幌市のはずれに位置する山だが、ここから眺める札幌の夜景は函館の夜景にも引けを取らないものだそうだ。しかし、雪山ということで昼間でもすばらしかった そもそもロープウエイに乗ること自体がはじめての経験なのだが、遊園地でジェットコースターなどに乗りなれているキアンにはさほど特別のことではないようだ。 定山渓は雪景色を眺めるだけだったが、その雪山にたった気分はまた異なるものがあるだろう。 藻岩山の頂上には縁結びの鐘があってこの下で愛を誓って鐘を鳴らすと、その愛は永遠になるそうだ。 中腹の横はゆるやかな傾斜があって、雪すべりを楽しむキアンとFacebook用のポーズをとるママ・ジェーンの対比がおもしろい。 札幌の街を眼下に一望する景色は雄大の一言。 ここをクリックして拡大写真を見て欲しい。 ここをクリックして拡大写真を見て欲しい。

カーネル一家念願の札幌旅行に同行(その7藻岩山ロープウエイ)2019年2月25日



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3月3日追記:件の退職者がお礼に尋ねてきたが、その時カーネルは3人組のスリが逮捕されたと話をしてくれた。彼らは南墓地(SM Jazzの裏手)をねぐらにして活動を続けているらしいが、お金は戻ってこなかったらしい。犯人の家族は18万円という思いがけないお金を手にして、さっさと田舎に戻って、そのお金を元手に新生活を始めたそうだ。同席したジェーンはすられた18万円が貧困にあえぐ一家族を救ったのだから、よい行いをしたと喜んでも良いのではないかと、感想を漏らしていた。 先日SRRVをお世話した方から、下記のメールが舞い込んできた。最近別のかたからもサルセドビレッジを歩いていて財布を抜き取られて現金、ATMカードをなくして往生したとの話があったばかりだ。どうもマカティにも詐欺集団が暗躍しているらく、くれぐれも注意するようにしてほしい。フィリピンでは幸か不幸か日本人はお金持ちということになっているので、ターゲットになっているようだ。 SRRV申請の件ではお世話になりました。本日、別件でご相談があり、メールさせて頂きました。 恥ずかしい話ですが、タイトルの通り、スリ被害に合いました。 今日の夕方くらいです。マカティ・アベニュー(センチュリーシティーの近く)を、マンダルヨンの自宅に向かって歩いていました。物乞いっぽい少年が近づいてきて、Tシャツを捲り上げて、自分の腕を隠しながら接近してきました。それで、気付かないうちにウエストポシェットから財布を抜き取られました。何かおかしなやつだなと思って、数秒後に、財布を抜かれたことには気付いたのですが、犯人は逃走してました。 財布から札束だけ抜き取って、財布はすぐに放り投げたようで、通行人のおじさんが、財布は拾ってくれていました。なので、不幸中の幸いで、クレジットカードや身分証は戻ってきました。被害は現金のみです。(ただ、金額は結構大きく、18万円持って行かれました)すぐに警察に行きました。どうやら常習犯らしく、警察も犯人の写真を持っていて、一応、犯人の特定はできています。しかし本日、身柄の確保には至りませんでした。後日、逮捕されて罰せられることを淡く期待してはいますが、警察が親身になって動いてくれるのかという点には疑問を感じます。お金が戻ってくることは諦めていますが、犯人に一泡吹かせたい気持ちはあります。警察にしっかり動いてもらいたいのですが、何か働きかけをすることはできないでしょうか?例えば、弁護士さんに口利きをしてもらうとか。日本人の友達に相談していますが、逆恨みも怖いので、あまり深追いしない方がいいのでは、という意見も頂いています。これについても一定の理解です。志賀さんからも何かアドバイスをいただけないでしょうか。お忙しいところ、申し訳ありません。フィリピンも昔より治安が良くなってきていると油断していましたが、気を引き締めて生活しなければなりませんね。色々と甘い部分がありました。勉強になりました。 「退職者のための何でも相談所」を標榜している私としては、一肌脱ぐしかない。そして下記の回答を送った。 それは災難でしたね。腕を隠すのはピストルを持っているフリをしているらしいのですが、日本人には通用しないですよね。そんな大金を持って歩くのはちょっと不用意でしたね。誰かに通報されたのかもしれませんが心当たりはありませんんか、両替所や銀行など。警察には私から話をしておきます。私と同居している人が国家警察の幹部なんです。警察はどこですか。マカティ警察ですか。担当の名前はわかりますか。 他にもごく最近、スリにあった人がいて、マカティにスリ集団が暗躍しているようですね。注意喚起の観点で、このメールをブログに載せてもいいですか。勿論名前は伏せておきます。 早速カーネルに話をすると、あっという間にアクションを取ってくれて、「マカティ警察署長に善処するよう話をしおいた。コマンダーが動くように手配済みだ」なんとも頼もしい限りだが、因みにカーネルの現在の地位は、まにら首都圏警察のNo.3で、首都圏の警察署長の直接の上司に当たる役割も持っていて多忙の限りだ。近いうちにジェネラル昇進が期待されている。 何年か前に私もグリーンヒルでスリにあって、ポシェットから財布を抜かれてしまったことがある。私が前のおばさんと押しくら饅頭をしている間に、グルの別のおばさんに横からポシェットのファスナーを開けられて、現金と銀行カードなどを財布ごとすられてしまったのだ。 この反省から、スービックのデューティーフリーショップで買ったのが、Pacsafeというブランドのポシェットだ。これが優れもので、ファスナーはフックで止めることができて、スリにファスナーを開けられる心配は皆無だ。さらにベルトにはワイヤーが入っていて、フックでつながっているため、ベルトを切ってポシェットごと持って行かれてしまうこともあり得ない。 NAIAターミナル3の3階 にあるデューティーフリーショップ […]

スリにご用心 2019年2月25日


札幌からバスで小一時間の定山渓温泉は、札幌郊外の温泉リゾートだ。専用のバスで向かうキアンは毎日の未体験ゾーンの探訪に疲れ気味だ。 山あいの定山渓は、札幌とは打って変わってまさに雪の世界だ。外に歩いている人はおらず、バスはここが「定山渓グランドホテル瑞苑」だと下ろしてもらったものの、ホテルの位置がわからない。ガソリンスタンドに人に聞いたら、目の前のだという。なにもかも白一色でまさにホワイトアウトだった。 チェックインを終えると、早速腹ごしらえ、朝夕はビュッフェスタイルの食べ放題なのでレストランはない。唯一営業しているのが「こばら亭」という小腹がすいたときにどうぞというもので、意外とラーメンがうまかった。 ひとしきりして、いよいよFace Book用の撮影開始だ。今回の旅行のまさにクライマックスだ。 定山渓を散歩しようと計画して地図まで用意していたのだが、この雪の中をあることは自殺行為なので、もっぱら屋内ですごし、6時ごろ、いよいよ目玉の夕食バイキングに臨んだ。昼間は客は、まばらだったが、夕方になってバイキングェ目当ての客が大量に到着したようで、広大な食堂は満員だった。 夕食の後は、いよいよ未体験ゾーンの温泉だ。特にプールのように大きい露天風呂は圧巻だった。降りしきる雪の中、熱めのお湯に使って顔は氷点下というにキアンは大はしゃぎだった。しかし浴場は撮影禁止なのが残念だった。 翌日は夜の間に降った雪のせいで外の景色はまさに水墨画の世界だ。したがって子供達は屋内の大きなロビーで戯れるしかない。 ロビーには赤いピアノが置いてあって、キアンが自慢のピアノ演奏をしていると姉妹が寄ってきた。週末を親子で過ごしに来たそうだが、札幌から小一時間でこんなところに来れるなんて、うらやましい限りだ。 団子3兄弟とはよく言ったのもので、7才、9才、11才の仲の良い兄弟でほのぼのとした仲の良い兄弟で、是非フィリピンで再会したいものだ。 子供達には言葉の壁は無い。時たま「これは英語でなんて言うの」聞いてくるがそれだけで十分会話になっているようだ。 そして夜になって待望の食事とお風呂、この二つの行動だけで十分夜がすごせる、テレビを見る暇などないが、もっともキアンの見れるテレビはない。 翌朝、定山渓を後にして札幌に帰還。団子3兄弟ともお別れだ。

カーネル一家念願の札幌旅行に同行(その6、定山渓で温泉三昧)2019年2月17日)



札幌二日目は苫小牧にアイスホッケーと介護施設の見学にでかけた。アイスホッケーは学生選手権が開催されるというので是非というお勧めだった。介護施設はオーナーがフィリピンから介護士を呼び寄せたいということで顔合わせといったところだ。苫小牧は千歳の少し先の港町だが、40年位前、苫東の石油備蓄基地の計画で、室蘭と並んで名前だけは馴染みのあるところだ。この辺は雪が少なくて工業地帯や空港も出来ているとのことだが、先日、千歳空港が大雪で閉鎖されたとのニュースが流れていた。そんなことになっていたら、年内にフィリピンにもどれないところだった。 アイスホッケーとはなにかも知らないキアンは、そのぶつかり合いで選手がフェンスに激突してくるのを喜んでいた。しかし、トーナメントの緒戦ということで、優勝候補の明治大学と九州の大学の試合で、30対0というような一方的な試合で、ちょっと興味を失しなってしまった。後で聞くとやはり明治大学が優勝したそうだ。 その後、いかにも港町の水産物の販売所とめし屋といったところで食事を取った。店の雰囲気は築地などの場外市場といった感じでムードがある。さらに野菜類もスーパーに比べて大雑把な感じがして好ましい。旅行をするとかならず、市場と称するところを覗いてみるのだが、そこにはまさに市場の雰囲気があった。 市場に混ざってレストラン、というよりも飯屋がある。いくら丼やうに丼、ホッき丼など、北海道らしい庶民の食事が取れる。問題は、キアンのお好みのエビフライが無かったことだ。しかし、店の人がとなりに聞いてくれて何とかしのぐことができたが、メニューの交換もするというのはいかにも庶民的だ。 次に向かったのが苫小牧郊外のウトナイ湖、白鳥の渡ってくるということで有名な湖だそうだ。しかしながら湖畔には一羽の鳥もいなくて、案内してくれた方も一体どうなっているのかと首をかしげたいた

カーネル一家念願の札幌旅行に同行(その5苫小牧観光)2019年2月10日


翌24日、ホテルはビュッフェ(バイキング)スタイルの朝食付きで、和食、洋食が食べ放題ということで、キアンの目が輝いた。最近のNHKの番組によると、バイキングにすると人件費が半分程度で済んで、しかも土日、休日のピーク時でも同じスタッフでこなせるため、返って原価が安上がりで済むという。その分、材料費にお金をかけるとアラカルト(メニュー)の倍くらいの料理が食べられて、大いに客が喜び、バイキング目当てに客がやってくるという好循環で、ほとんどのホテルはバイキングになっているという。ただ朝食なのであまり量は食べられないのが残念だったが、カーネル夫妻は至極ご満悦のようだった。キアンも食べ放題の味付け海苔が気に入って少々失敬して部屋に持って返っていたようだ。 外へ出てみると夕べの雪で、雪をかぶった車で出迎えてくれた。車に雪というのもキアンにとっては初体験の光景で、早速雪をかき集めて雪合戦を始めていた。 今日の予定は円山動物園、大倉山ジャンプ場、札幌ビール園など札幌市内の見所を回る予定だ。札幌市の繁華街は雪かきや融雪が行き届いていて路面に雪はないが、気温はマイナス2度といてつく寒さだ。もっとも最近のニュースでは前代未聞の寒波がやってきて、北海道中がマイナス20~30度、札幌も昼間でもマイナス10度と、とんでもない寒さとなっていて、この程度でラッキーだったのかもしれない。 円山動物園は丘の中腹ということで繁華街とはうって変わって一面の銀世界だった。動物たちはガラス張りの部屋の中で暖房を享受していて心地良さそうだったがカーネル一行は、その寒さと雪に返って興奮気味だった。 動物園から大倉山ジャンプ競技場に向う道は、雪が車で踏み固められたアイスバーンになっていた。へたにブレーキを踏むとすべってしまうので、雪国ならでの運転テクニックが必要とのことだ。いつも零度以下なので、雪や氷が融けることが無いので、全てが白くて大変美しい。住宅も心なしかしゃれていて北海道は豊かという印象をもった。もちろん昨年の地震の跡形などは全くない。 大倉山ジャンプ競技場はちょっと奥まったところにあるので外気温はマイナス4.2度、さすがキアンも震え上がっていた。 今日の目玉は北海道名物のジンギスカン料理、サッポロビール園は博物館というよりはジンギスカン料理目当ての客でにぎわっていた。しかもこの日はクリスマスイブとあっていやがうえにもムードは盛り上がった。 本日のとりは札幌テレビ塔。大通り公園のクリスマスのイルミネーションを期待したのだが、案外地味でマカティのアヤラトライアングルの方が印象が強い。もっとも先の地震のため、自粛したのかもしれないが。

カーネル一家念願の札幌旅行に同行(その4札幌市内観光)2019年2月10日



東京(駅)見物を終えていよいよ本命の札幌に向う。羽田空港から千歳空港への空の旅は私にとっても初めてのような気がする。学生時代の旅行あるいは出張で北海道や九州、あるいは四国にも足は延ばしたことはあるものの、当時は夜行列車が主体だったような気がする。なにしろ40~50年も前のことなのですっかり忘れてしまった。 瞬く間に千歳空港に到着して期待に胸を膨らませる彼らは、荷物を待っている間、まずは北海道到着の証拠をFace Bookに載せるため、写真撮影だ。 千歳から札幌まで電車で約40分、札幌到着でまずはFace Book用の写真撮影。ママ・ジェーンに仕込まれて久しいキアンは素直にポーズを取っているが、まだまだ赤ん坊気分のクッキーは知らん顔だ。一方、カーネルは荷物と格闘中で姿が見えない。 札幌在住の知り合いの方の出迎えでホットする一行。特に一人増えると運び手が荷物の数と一致するので大いに助かる。このときばかりはキアンも一丁前だ。 駅からさほど遠くないホテルモントレエーデルホフ札幌という長ったらしい名前のホテルに泊まった。普通に歩けば駅から10分もかからないはずなのだが、いてつく寒さの夜の札幌で一人あたり20kgの荷物での移動は苦行に近いものがあった。それでも無事にチェックインを終えて、いよいよ札幌の夜の探索だ。と言っても子連れで長旅で、すすき野というわけにもいかず、駅の近くのラーメン共和国に連れて行ってもらった。 どこも行列ができていたが、やっと待望のラーメンにありついてご満悦のキアンとクッキーだ。 ホテルに帰る道すがら降り出した雪を両手を広げて喜ぶキアン。雪降りに遭遇するなんてもちろん生涯初めての経験だ。

カーネル一家念願の札幌旅行に同行(その3札幌到着)2019年2月10日