Daily Archives: August 25, 2019


キアンがMOAでTimexを手に入れた直後、ママ・ジェーンがパパ・カーネルの執務場所を見に行かないかと言い出した。それも良しと帰り際、ブエンジア通りからハリソン通りをを右に折れて、さらにリベルタッドの先のパサイ市役所に向った。因みにパサイ市警察は市役所と同じ敷地内にある。 この辺は私にとって大変なじみのある場所で、かつて足繁く通っていた場所でもある。ハリソン通りとリベルタッド通りの角の近くには外務省があってパスポートの発行や各種書類の認証を行っていた。そして夜は一変して、かつてのサリリン・アティンやミス・ユニバースなどの有名ナイトクラブがあったところなのだ。 キアンやクッキーに悟られないようにハリソン通りから窓の外を眺めていると、リベルタッド通りのすぐ近くに、最近、かつての名声を取り戻したという噂の(ミス)ユニバースの看板がまばゆいばかりに輝いていた。 カーネルの執務室は、専用のビルで受付を経由して会議室の奥にある。さらにその奥には寝室があって、週7日、24時間の過酷な勤務状況を連想させるものだった。 しばらく、すると、ジェーンは家族一同で泊まるから、帰ってよいという。これはチャンスとユニバースに寄ろうかとよからぬことを考えていると、ヤヤは一緒に帰るとのこと。がっかりして帰る途中で、ヤヤは呼び戻されて、また警察に行って一緒に泊まることになった。当方の企みは、ママ・ジェーンにばればれだったのかも知れない。 穏やかでないのは運転役のアランで、この渋滞の最中、警察と家とを2往復することになったとぼやいていた。この日、ランサーのガソリンの減りが激しいので、原因は私だとか、ジェーンだとか言い争っていたが、これでジェーンが原因であることは自明の理だ。 翌日はキアンのピアノレッスンだが、彼らは、午後3時過ぎにようやく戻ってきたが、再びMOAを訪問したと聞いてあきれた。妊娠7ヶ月過ぎだというのに、ここのところのMOA通いは尋常でないものを感じる。確かに歩くことは妊婦にとっては良いことではあると思うのだが、度が過ぎているのではないか。

パサイ市警察・署長室訪問 2019年8月25日


懇意にしているバンクオブコマースの支店長ケイトさんにクレジットカードを作らないかと勧められた。即座に私は、お金の管理が混乱するからクレジットカードは持たない主義で、”I don’t need it”と告げた。そうしたらケイトはすかさず ”I need it”と切り替えしてきた。日ごろお世話になっているケイトさんが、成績のために必要なのだろうと察して、即座にOKをだした。プラチナカードなので年会費はいらないそうだし、航空チケットを買うときには役に立ちそう、他には使わなければいだけの話だ。 しかし敵もさるもので、最初の一月に15000ペソ使うと、7000ペソの時計専用の商品券がついてくるという(8月31日で終了)。「15000ペソなんか簡単さ」と言ったら、傍にいた口座開設係のエルザさんが「すごーい」と感嘆の声をあげて少し良い気分になった。ソール・ガルビに毎週2回行って、毎回1300ペソ払えば1万ペソ、それに他のレストランもカードで支払えば特に別途の出費無しに大丈夫なはずだ(この時点ではソールガルビが現金払いのみ、ということを知らなかった)。 そうしたら、ケイトとエルザが、7000ペソの商品券が手に入ったら私たちに時計を一個ずつプレゼントして頂戴とねだってきた。一個、1,000ペソも払えば買えるという。これも簡単に請け負ってしまった。まあ、 どうせあぶく銭だから、半分は彼らにやって、キアンとクッキーにも買ってやろうという思惑だが、銀行員とは思えぬ荒業だ。 そこで思ったのが、かなりくたびれた靴が一足しかないので、靴を買おうということだ。カードが手に入ったところで、早速、ジェーンらとSMデパートに出かけて行った。現金が要らないと思うと気が大きくなって、靴と高級サンダルで計1万ペソの買い物をしてしまい、さらに出産をひかえたジェーンの赤ちゃんの衣類、総計15000ペソを一気に達成してしまった。 さて、どうやって商品券をもらったらいいのかわからない。ケイトに聞くと顧顧客係に電話をすればいいという。しかし、この手の電話は自動応答で、あっちこっちにたらいまわしになって、いつまでもたどり着けないので常だ。そこでケイトに任せて、後は寝てまてを決め込んだ。 そうしたら案外早く、一週間くらいで届いた。その旨をジェーンに告げると、早速その晩、SMデパート、しかもMOA(Mall of Asia)行きの提案があった。ジェーンはことのほかSM-MOAが好きで、明日(水曜)の祝日にしようというのに今から行くといいだしたのだ。よくよく考えてみるとパサイ警察署が近いので、SM-MOA=亭主の勤め先の庭先なのだ。ちなみにMOAはパサイ市でカーネルの管轄だ。 まずは食事をとって指定された時計屋(Watch […]

クレジットカード利用の顛末 2019年8月25日



キアンが4歳のときに空手に挑戦してギブアップしてから4年半の月日が経過した。それ以来、リベンジを目指して、チャンスを狙っていたのだが、なかなかほどよいクラスが見つからないで、キアンもいよいよ4年生になってしまった。ママ・ジェーンもキアンに空手を習わせたいとの希望も強く持っており、キアンに話してみるとまんざらでもないようだ。 KIANが極真空手に挑戦 2015年1月27日 そして4年生の新学期にあわせて、学校からテコンドー教室の案内が配られた。出来れば空手か合気道あるいは柔道など日本の武術を希望していたが、無いものねだりなので、この際、韓流も良しとすることにした。毎週土曜日8am~10amで11amからのピアノレッスンにも時間があう。月謝が2500ペソというのもうれしい。 かなり太ってしまったキアンに、果たしてついていけるのか一抹の不安はあったものの、肝心のキアンがやる気があるので、何とかなるだろうと、月謝をおさめて、ユニフォームを買って準備完了。朝飯を食べてないので、キアンの食料(フライドチキンとライス)を買いに外へ出た。そして懐がさびしくなっていたので、メトロバンクに金を下ろしに行った。 そして戻ってみると、皆、体育館一杯に横とびなどの準備運動をしている。キアンは私を見るや息を荒げて、泣き出しそうに近づいてきてグロッキーであることを訴えてきた。あれだけ動けばメタボのキアンが音を上げることは無理あるまい。指導員に話をしてしばし休憩をさせてもらうことにしたが、キアンの泣き顔になっており、それを見て先生は泣いてはいかんとたしなめていた。こんな危機的状況においてキアンが泣いてしまうのは、ママ・ジェーンからはさらなる叱責が来ることに対する過剰反応であろう。 出鼻をくじかれたキアンを励まそうと、躍起だったが当のキアンは心臓をパクパクさせて息絶え絶えの様子だった。しかし30分ほどして先生がキアンを呼ぶと、”Finally”と叫んでキアンが元気良く飛び出していったのでほっとした。 さらに翌週、キアンは何事もなかったようにいそいそとレッスンに向ったのでこれで一息ついた。キアンのメタボ振りにはなにか強制的な手段でダイエットもしない限り、おでぶちゃんのそしりは免れない。もう一年か2年前に再挑戦すべきだったと後悔されるが、3ヶ月も我慢すれば、練習についていけるであろうし、3年後小学校を終えるころには、立派な格闘家になっているだろう。 そうすればキアンも鬼に金棒、持ち前の優しさに勇気と自信がみなぎって、すでに軌道に乗っているピアノもあいまって、感性豊かな理想的少年に育っているだろう。この際、学校の成績などは、さほど重要視することもあるまいし、日本の受験戦争に明け暮れる子供達がかわいそうにさえ思える。 そして3週目、元気に出かけて行ったものの台風11号の影響で雨模様。キアンも適宜、手を抜くことも覚えてなんとかついて行っているようだ。先輩たちの練習試合を見て大いに刺激されていることだろう。雨にも負けず、とにかく続けることが肝心なのだ。 2時間の練習を終えてみると、外は大雨で道路は冠水して大渋滞、この日はアランが孫のリオを迎えに行ってランチを一緒に摂ることになっていたが中止、この後、ピアノのレッスンを終えてモールの中でランチを摂って帰るころには道路冠水も無くなっていた。

キアン テコンドーに挑戦 2019年8月25日


キアンが口を開くとすぐに飛び出してくる7つの言葉がある。その1.セルフォン、その2.アイスクリーム、その3.シューマイ、その4.ジャパニーズ・フード(日本菓子)、その5.ソール・ガルビ(韓国料理)、その6.ポケモンカード、その7.サーキット(カートレーシング)だ。キアンの欲求は、この7つに集約されるのではないかという気さえする。 その1.セルフォン(携帯)については長い確執がある。3歳くらいに2,000ペソくらいの中国製タブレットを買ってやったのだが、すぐに壊してしまって、小学校に入る頃は私が使っているソニーのタブレットを借りてもっぱら使っていた。その頃は、もはや、はやらなくなっていた大き目のタブレットで、日本で中古を2万円で買い求めたものだ。私としてはあくまでもインターネットとスケジュール管理用に使っており、携帯機能としてはあくまでも古風なノキアを使っていた。 キアンがあまりにもタブレットにのめりこんでいるので、ママ・ジェーンは、私にタブレットを使わせないように懇願した。しかし、キアンは時間が空くと退屈で仕方が無いので、私にセルフォン、セルフォンと懇願する。根負けした私は2017年の末にスマート・フォンを使うことを決心をして、使い慣れたソニー製のスマート・フォンを2万ペソ程度で手に入れ、旧来のソニー・タブレットをキアンに与えて、その管理をママ・ジェーンに任せた。 しばらくすると、ソニーのタブレットが姿を消した。私はてっきりママ・ジェーンが隠したのだと思って黙っていた。そしてキアンのセルフォン合唱が始まって私とのセルフォンの取り合いが始まった。新しいのを買って与えた方が簡単なのだが、どうせママ・ジェーンが隠すから、無駄な出費になる。 そして一年近い月日が流れただろうか、ソニーのタブレットが私のベッドのサイドテーブルの下においてあるのを発見したのだ。かつてはキアンのものとなっていたソニー・タブレットは、居候していた双子のいとこと共有しており、故障してバッテリーをチャージできなくなったので、そっと返しておいたらしい。ジェーンはジェーンで無くなってしまったとも言えず黙っていたらしい。皆が私が怒るのを恐れて黙っていたのだ。 チャージャー(スマホのコネクター)を直してキアンに再度与えたが、乱暴に扱うために、毎週チャージャーを直す必要があって700ペソを出費する羽目になった。さらに電池交換、64ギガのSDメモリーの追加など大枚6000ペソをはたいて大改修をしてやった。携帯ショップは、こんなにお金をかけるのなら新品を買えばよいと、いぶかしげにしていたが、ママ・ジェーンの手前、そうもいかない。 これで解決と思いきや、携帯ショップからチャージしながら使わないようにとアドバイスされ、タブレットの電池がなくなると、私の携帯を使おうと、キアンのセルフォン合唱は相変わらず絶えることがない。 その2.アイスクリームはキアンの大好物だ。外食する都度必ず注文する。外食ない時は夕食が終わるとヤヤにアイスクリームを買いに行かせる。自分だけではなくて、周囲にも振舞おうとするので、大きな出費になるのが頭痛の種だ。 夏休み中はいつも私についてPRAや銀行(バンクオブコマース)に出かけて行ったが、近くのコンビニで1.5リッター入りの箱(260ペソ程度)で買って、職員全員に振舞うのが慣例だ。したがってキアンのあだ名は、サンタ・クロースをもじってサンタ・キアンとなっている。 問題はキアンの好みはバニラとチョコレート、それにクッキーズ・アンド・クリームに限定されるので、ヤヤが品切れで他のものを買ってくると、キアンはすぐに切れてしまい、決して手をつけないことだ。そうなると、キアンの好みを知り尽くしている 私の出番となってしまう。 その3.シウマイは学校帰りやピアノ教室に行く時は必須だ。朝飯を食べないキアンは土曜10時半過ぎにマカティ・スクエアのピアノ教室に着くと、腹がすいてたまらない。ピアノ教室が終わったら恒例のランチだからと言っても聞く耳はもたず、シウマイ屋台に直行する。4個入り(35ペソ)を2皿で70ペソ、瞬く間に平らげる。さらに学校帰りは3時過ぎになるので、ミリエンダ(おやつ)の時間で、対面のWalter Martの5階のシウマイ屋台で、やはり2皿が定番だ。このほかの場所では、セブン・イレブンのシウマイがあれば文句は無い。 その4.ジャパニーズ・フード(日本菓子)は常に机の引き出しにストックして、つまみ食いしている。したがって、マカティ・スクエアに行くと、飛び出すのがこの言葉だ。定番は天乃屋の歌舞伎揚、亀田の柿の種そして不二家のMilkyと日本でも人気商品でうまいものはやっぱりうまいのだ。価格的には円貨がそのまま概ねペソになるので日本の値段の倍程度になり、フィリピンのジャンクフードの5倍程度 、かなりの高級食品といえる。 […]

キアンの7つの大好物 2019年 8月25日