ココのおしゃべりが遅いことを心配して幼児のテラピーに通わせて以来、ママ・ジェーンが、ヤヤとココ、それにクッキーを連れて毎週、火曜と木曜の昼過ぎに出かけ始めて数か月になる。最近は、なんとか、おしゃべりとまでは行かないものの、ダダ、ダダ、と言ってうるさいくらいになってきている。しかし、午後の2時ごろ出かけると夜の7時あるいは8時まで戻って来ないので、キアンと私はタガイタイの疎開先で鬼のいぬまの洗濯にいそしんでいる。 そんな折、マニラに所用があって出かけて行くついでにココのテラピーに同行することになった。テラピーの場所は、タガイタイではなくて、サンタロサのロビンソンモールであり、その後、近くのSM City サンタロサにあるキッズーナに寄って遊んでくるのが日課になっていることを知った。 ロビンソンにはダイソーがあって、免許証の更新でお世話になったりしたが、SM City サンタロサには度肝を抜かれた。まだできて間もないと思われるが、オルテガスのSM メガ・モールあるいはマニラ湾に面したモール・オブ・エイシアに引けを取らないほどの巨大なモールなのだ。サンタロサと言ってもショッピングモールが集中するヌバリからは遠く、SLEXを挟んで反対側の草原のど真ん中に建設されたという感じなのだ。こんな場所に人が集まるのだろうから思うが、それがSMのやり方で、SMの進出で街が出来てしまうのだ。 中に入ると、広大なエリアにはまだまだ空きスペースが多いもののユニクロなどが出店しており、レストラン街には名の知れたレストランが軒を連ねている。その奥まった2階に日本のイオンが経営するキッズーナ(KIDZOOONA)がある。キッズーナはかつて、マカティ・パソンタモ通りのウオルターマートにもあって、キアンが幼少のころお世話になった。しかし、規模の観点でここのキッズーナは圧倒的なのだ。 入場料は子供一人、240ペソ/一時間、340ペソ/2時間、440ペソ/3時間、で子供一人につき、大人一人の付き添いが無料だ。それで、2時間コースで入場したのだが、私とキアンにとっては長すぎる時間だった。しかし、適齢期のクッキーとココにとってはあったという間の2時間だったようだ。これで、タガイタイによる遅く帰ってくるのが解せた。