Daily Archives: January 29, 2025


毎週、月曜と金曜はキアンのピアノのお稽古の日だ。基本的に月曜は夜、8時からオンライン、金曜は午後からマカティ・スクエアの教室で対面レッスンだ。昨年からクッキーも参加して、30分ずつキアンと分けてやることになった。クッキーはドレミファソラシドからの全くの初心者なのでアンドレ先生はちょっと物足らないようで、キアンの分を延長してほしいと頼まれたが、ドレミファソラシドのレッスンに一回、850ペソも出すのはもったいないので当面、週二回、二人合わせて一時間を維持することにした。それでも月々、8500ペソの出費は相当のものだ。 キアンもクッキーもピアノの稽古で外出となると、昼前に幼稚園から戻ってきたココは、一人ぼっちになってしまう。金曜の稽古日は普段は2時半が下校時間なのだが、たまに、12時になることがある。その時は、キアンを出迎えて、ランチに直行して、その後、ピアノのお稽古に行くことにしている。先週はクッキーの都合も良くて、私も入れて、3人でランチとピアノのお稽古に行くことになった。しかし、ココをほったらかしておくわけにはいかないので、3人ともランチに招待してランチとピアノの稽古に行くことになった。 ココの幼稚園が終わって戻ってくるのが11時半、キアンを迎えに出るにはちょうど良い時間だ。この日はクッキーが休みだったので、クッキーと二人でココの帰ってくるのを待ち構えた。しばらく待ってもココが帰ってこないので、ヤヤも一緒にコンドミニアムの入り口まで行って待つことにした。入口に着くと、ココの送り迎えをしているいつものトライシクルがコンドミニアムから出てきた。ということはすでにココを下してきたわけで、ヤヤは慌てて我が家に戻った。幼稚園から戻ってきたココは、家に誰もいないので、泣きわめいているものと思ったが、さにあらず、私と出かけると聞いて、喜び勇んでクッキーと走ってきたのだ。あとからヤヤに聞くと、ココは、ヤヤに対してなぜ家にいないのかと、しかりつけたそうである。さすが令和生まれのヤンチャ坊主だけのことはある。 ヘラルド・スイートのはつはな亭といえば、パンデミック前は毎週、キアンとランチを一緒した馴染みのレストランだ。ウエイトレスはいまだにキアンを覚えていて、キアン、キアンと呼んでくれる。私は、ここで刺身セットを食べるのが定番なのだが、パンデミック前と大差ない価格で提供しており、茶わん蒸しや、おそば、それにアイスクリームのおまけも健在だ。 今日は4人なので、個室に通されたが、ココにとっては初めての経験かもしれない。パンデミック中の幼児期は外出さえも許されなかったココにとっては、何もかもが目新しい経験で、喜んで踊りだしてしまう始末だ。 今日の日替わりランチ定食はキアンの大好きなトンカツだった。値段はセットより100~200ペソ安いし、ソバや茶わん蒸しはどうせ食べないので、キアンとクッキーはそれにした。ココはラーメンやパンシットカントンの麺類しか食べないので、アラカルトメニューの焼きそばを注文した。しかし、私の注文にはソバがついてくるので、温かいつゆ麺にして、試しにココに食べさせたが、ココはうまいうまいと喜んでいた。そうなるとヤキソバが余ってしまうので、次回からはセットメニューのソバをココの食べさせて倹約することにした。 食事も終わって、デザートの番になったが、ココが注文した焼きそばにはアイスクリームはついてないので、3人分しかない。それで、追加で注文しようとしたら、ウエイトレスがすかさず、サービスで4人分を持ってきますと、なんともうれしい申し出をしてくれた。さすが、長年の馴染み客には扱いが違う。 次にピアノのお稽古に向かったが、ココは手持無沙汰で、やることがない。そのため、オモチャを買ってやったら、これぞとばかりに大満足だ。これから私とピアノのレッスンに同行するのが、楽しみになることだろう。さらにクッキーがレッスンが終わると恒例のドーナッツのおねだりだ。クッキーはもはや、私とピアノレッスンに行くのが楽しみになっている。 ピアノが終わると、リトル東京のISEYAに日本食材を買いに行くのが定番だ。納豆、沢庵、味噌、蒟蒻、梅干、乾燥ワカメ、などなど、これらの発酵食品や繊維質は、私にとって毎日の食事に欠かせない食材だ。一方、キアンは今ではスナックと言えば日本製しか食べず、学校でも日本のスナック菓子は評判だそうだ。特に柿の種、バカうけやインスタント焼きそばのUFOやペヤングは、格別だという。麺類専門のココにとっても札幌一番やシーフードカップヌードルなどは欠かせず、とにかく日本の食品は彼らにとっても別格のようだ。 ISEYAでは、最後にアイスクリームを買って、グラブ・タクシーを待っている時間を外の椅子で過ごすのが定番だ。この日はクッキーとココも加わって、日本のアイスクリームを味わった。多少待たされても確実にやってくるグラブ・タクシーが多少高くても、道を案内する必要もないし、きれいだし、運転も穏やかなので、ありがたい。グラブ・タクシーが使えれば、駐車場を探す心配もないし、自家用車などもはや無用の長物だ。 次のピアノレッスンは、事件が起きた。ココを連れて、ヤヤに、”Enjoy yourself”と言われて意気揚々と出かけたのは良かったが、12時を過ぎても待ち合わせ場所のピアノ・スクールにクッキーがあらわれない。10分ほどしてキアンがやってきたが、クッキーは待てど暮らせど現れない。お腹もすいたので、先にはつはな亭に行って注文して待つことにした。12時半になってもおとさたなし、ピアノの先生も現れていたのでキアンは、とりあえず、30分、レッスンを先行した。 料理も来たので、私とココは食べ始めたが、家に電話をしてもクッキーは返って来ていないとのこと。General Santosに出張中のママ・ジェーンに連絡しても音沙汰なし。30分のレッスンを終えて、すきっ腹のキアンが慌ててはつはな亭にやってきて、クッキーの分までたいらげた。そしてクッキーは下校が2時で、来れないとの情報が入ったので、キアンは残りの30分レッスンを終えるために皆でピアノ・スクールに戻った。 なぜ下校が午後2時なのに昼の12時に待ち合わせとなったのが謎だが、クッキーがいなきゃいないで、一向に構わないのだが、情報が無いので動きが取れないというのは一番困る。結局、ランチ、ピアノレッスン、オモチャの手配、それに日本食材の手配も無事に終えたのだが、フィリピ―ノのほうれん草嫌いには往生させられる。

キアンのピアノ教室にクッキーとココが参加 2025年1月29日   Recently updated !