住宅


外国人は土地を所有できないので、住宅を建設あるいは購入する場合、まず宅地を長期リース(25年)しなければなりません。フィリピンでは住宅についての登記という制度はないので基本的に住宅は土地に帰属するものと解釈されます。しがって、住宅が建っている土地を一定期間占有する保証がなければ、そこに住宅を建設したとしても何ら所有権を主張することができません。

PRAは、土地と住宅を一括して長期リースする場合(リース料5万ドル以上)のみに預託金の使用を認めています。長期リースした借地に家を建設するために定期預金を使うことは許可されていません。あくまで、すでに入居可能な土地と家のリースが対象です)。また、貸主名義の権利書の存在が必須です。

A. 住宅のリース

定期預金引出し申請時に提出する書類

  1. 申込書(Letter of Intent、PRAフォーム使用)
  2. 履行保証書(Deed of Undertaking、PRAフォーム使用)
  3. リースされる不動産の権利書謄本(Certified Tru Copy of Transfer Certificate of Title, TCT) 及び課税証明書(Tax Declaration)
  4. 納税申告書(Tax Declaration)
  5. 賃貸契約書(Contract of Lease)、下記の文面(本賃貸契約を登記簿に記載し、リース期間中は本物件を売却したり、担保に入れる場合はPRAの承認を必要とするという趣旨)を含むこと

 定期預金引き落とし後60日以内に提出する書類

リースされる土地の登記簿(Transfer Certificate of Title)の登記所(Registry of Deeds)が証明した写し(Certified True Copy)、ただし所定の裏書を含むこと。

毎年提出する書類

  1. 管理料(Visitorial Fee)