フィリピン全土の問屋街、デビソリア訪問 2009年8月24日


  イントラムロスから北へ進むとパシッグ・リバーの向こうはチャイナタウン(ビノンド)だ。さらに北に向うとデビソリアに出る。そこは街中が商店あるいは問屋というフィリピン全土の問屋街として機能している。この日はニノイ・アキノ・デイで祝日ということもあり、街は人で溢れかえり、不況どこ吹く風の活気と喧騒そして混沌に満ちていた。

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 デビソリは数多くのモールがあるがそこにあるのは12坪程度の店が大半で、あらゆる雑貨を扱っている。その中心はトトバン・モールでそこだけは冷房のきいた快適なショッピングが楽しめる。この界隈のお店の総数は万を超えるのではないかと思う。 

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 レクト通りに入るとそこにはジープニーが溢れ通りを渡るのも命がけだ。横丁に入ると道路は露天商が占領し、人とすれ違うのも容易ではない。その両側はすべてモールで衣類や生地そしてウエディングドレスの専門店などが奥深くまで連なっている。

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 レクト通りの南側は衣類や雑貨が中心だが、北側は野菜などの生鮮食料品を売る店が連なり、かなり様相を異にする。

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 価格はマカティのショッピングモールあるいは一般の店の半分以下、衣類でもバッグでも2~3百ペソ程度で、500ペソ(1000円)を超えるものはあまり売っていない。この日、私はサムソナイトのポシェットを450ペソで買った(もちろんコピー商品だがちゃんとタグがついていた)。連れの友人はバーバリーの女性用のバッグを400ペソで買った(バーバリーのライセンスを持っている三陽商会のタグまでついてた)。日本ではたとえコピー商品だとしても万単位の値段がするそうで、香港、ソール、バンコックなどと比べてもここが格段に安いという。

 

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 トトバン・モールの前には袋を売る人が待ち受けている。買い込んだ物をこの袋に入れて持ち帰ってくださいということだ。買い物が嵩んだときはこの袋が大変重宝する。一つ100ペソ程度で買える。

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 デビソリアは通りごとに専門が異なり、デパートのように一箇所ですべてを賄うというわけにはいかない。どこで何を扱う店が集まっているか知らないと安い買い物は出来ない。あるビルではすべてがおもちゃ屋というわけで、そこに行く着くにも人ごみをかきわけ、相当のエネルギーと覚悟がなければデビソリアで買い物をしようなどとは思わないほうがよさそうだ。

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