連休の最終日はペニンシュラ・ホテルでランチを取った。高級ホテルめぐりの第4弾だ。ペニンシュラ・ホテルといえば、香港では最高級ホテルの名をほしい ままにしている。しかし、ちょっと古いだけに、シャングリラ・ホテルなどに押されてはいるが、内装は荘厳でいまだに最高級ホテルの一角を占めている。ちな みにシャングリラ・ホテルは1970年代シンガポールでは最高級ホテルの一つだったが、よく格安の飲茶を食べに行ったものだ。
お出かけが大好きなKIANはロビーのレストランではしゃぎまわっている。飾りの小石をつかんではほうり投げるのでヤヤがあわてて拾い集めていた。
いつもの通り、パンシット・カントン、クラブハウス・サンドイッチ、スパゲッティと安めのメニューを注文して、狙いは只のパンだ。3品しか注文しなくても、大人5人と子供3人が満腹になれる。
これにビール一杯とコーヒー2杯でしめて2353ペソ、決して高いランチではない。それぞれのメニューは500ペソ前後と普通のレスト ランの2倍はするが、それだけに味は良い。特にスパゲッティは生のトマトで味付けしてあり、あのジョルビーの甘いスパゲッティとは一線を画する。
KIANはパンシット・カントンとパンをパクパクと食べて、お腹が一杯になると、ロビーの中を走り回ってママ・ジェーンが落ち着いていられない。
一階のプールに行ってみると、そこはまさに都会のオアシスだ。KIANは水をみるなり興奮して、服のまま水遊びをしようとする。カーネルはそれを制止するのに躍起だ。
プールサイドにはしゃれた庭園を持つレストランがあり、ここで食事を取ったほうがKAINも楽しめたろう。入り口には珍しくビーグルの爆弾探知犬がいた。小型だが、なかなか頭の良い犬で、以前、犬と猫が人間を支配する映画で主役を務めた犬だ。