CITY OF DREAMSがグランドオープン2015年2月14日


マニラ湾の沿いのロハスブルバード通りを、空港方面(南)に走り、モール・オブ・エイシアを過ぎた辺りの埋立地の開発が急ピッチで進んでいる(行政地区としてはパラニャケ市に属する)。エンターテイメント・シティと称し、カジノを中心としたリゾート施設、経済特区で、最終的には、約一兆ペソの投資が行われるという。空港からのスカイウエイの建設も急ピッチで進められ、モノレールの建設計画もある。いずれ、ラスベガスあるいはマカオに次ぐ一大カジノ地帯が出現し、中国、香港、シンガポールなどのカジノ好きの中国人など、東南アジアの観光客でにぎわうことになるだろう。

その地域に、SOLAIREに次いで第2弾として開業したのが、CITY OF DREAMS MANILAだ。金色に輝く巨大なビルにカジノと三つのホテル、広大な駐車場は、まさに未来都市だ。フィリピンは、政府系のPAGCOR(フィリピン・アミューズメント・アンド・ゲーミング公社)経営のカジノが各地にあり、隠れたカジノ天国でもあった。ちなみに、マニラには、リゾートワールド(ニューポートシティ、パサイ)、ヘリテージホテル(EDSA、パサイ)、マニラ・パビリオン・ホテル(エルミタ、マニラ)、ハイアット・マニラ・ホテル(マラテ、マニラ)などの本格的カジノがある。

マニラ新聞でグランドオープン(2月2日)の記事を見て、早速、見物に行った。マカパガル通りを南に下ると、やがでも金色の外側に色とりどりの柱を配したビルとCITY OF DREAMS の大きな文字が目に入るので、その手前を左に折れると、駐車場への入り口に通じる。まずは、その広大な駐車場にびっくりするが、開業したばかりだというのに、駐車場の一階は、車で一杯だった。

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まさに未来都市を髣髴させる奇抜な外観のビル群に圧倒される。

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広大な駐車場は、通路もゆったりとして、そのへんのモールの駐車場とは一線を画す。

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カジノは一階と2階で、上階はホテルとなっているらしい。そこには無数のスロットマシンやテーブルが配置され、ディーラーが手持ち無沙汰に客を待っている。ちなみに21歳未満は入場禁止だ。カジノの中の全容をムービーで撮ろうとしたら、係りの人があわてて駆け寄ってきて、制止されてしまった。

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カジノ場の周辺は、レストランとショッピングモールだが、まだ、工事中のところが多い。先日、ここで撮影されたデカプリオ(右端)の映画の写真がいたるところに飾ってあった。

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広々とした通路には奇抜なオブジェが天井から下がっている。2本の糸で操られ、それがいろいろな模様を作っている。CIMG9106の文字をクリックして動画を見て欲しい。

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子供用に遊技場も建設中で3月にはオープンするとのこと。専用車にはシュラックの絵を描いてあり、子供達の注意を引いている。3月と言えば、KIANの5歳の誕生日だ。誕生日プレゼントは、ここで遊びたい放題ということに決まった。

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ここは、一体何のかと、係員に聞いてみると、Night Clubとのことだった。この周辺は、何もないから、この中で何でも完結させようという魂胆だろう。そこで疑問になったのは、ここの子は、一体、連れ出し可能かということだ。カジノと言えば、紳士の社交場、飲む打つ買うの、三拍子がそろっていなければ、紳士は満喫しないから、当然、可能というのが私の推測だ。

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カジノを突き抜けると、そこには三つのホテルが営業していた。客の大半は中国人で、香港やシンガポールから、早速やってきたのだろう。

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カジノを楽しむのが目的ではない、彼らは、夢のような光景に、記念写真を取り捲る。原則カジノは撮影禁止なのだが、背景に写ってしまう限りは問題なさそうだ。ちなみにカジノの入り口はオープンで、そのまま入っていけそうだが、要所要所に係りの女性がいて、しっかり見張っている。

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入り口の案内嬢は、とんでもない長身だったが、5インチ(13cm)のハイヒールをはいて、身長が5フィート7インチ(170cm)から6フィート(183cm)になっているそうだ。小柄なビアンカとは、頭、一つ半、長身のキムよりも頭、一つ大きい。

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カートを見つけて、全員で乗車、入り口の大きなドームの下は幻想的な光景となっている。このドームの中が、DREAM PLAYに違いない。3月のKIANの誕生会が楽しみだ。

しかし、これだけの施設には1000億円近いお金がかかっているのではないか。さらに、ホテルも合わせれば1000人くらいの従業員を抱えて、その訓練に年単位の時間を費やしたものと推察される。私の古巣のビジネス、石油精製プラントや天然ガス液化プラント施設や、同行した友人の古巣の原子力発電所の建設と試運転にも匹敵するのではないかと、ため息が出た。

フィリピンへの工場誘致も経済効果は大きいが、こんな施設は、フィリピンには持ってこいの投資経済効果をもたらすものと思える。明るくてサービス精神旺盛なフィリピン人にとって、サービス業は、得意とするところで、わざわざ外国に行って働かなくても(OFW)、ここに、膨大な雇用のチャンスが生まれるはずだ。

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