住居情報


マニラの高級ホテルは一泊150~200ドル程度で泊まることができるが、40~50ドル程度で泊まれる中期滞在用の日本人向けホテルやキッチン付きの長期滞在型コンドテルも多数ある。フィリピーノ向けの30ドル程度で泊まれるホテルもあるので、予算に合わせて選択できる。 日本人に一番人気の五つ星ホテル、ドーシットホテル 高級ホテルでは外国人用とローカル用の値段との2本建てとなっているらしい。SRRV保持者はローカルだから、あくまでもローカル値段を適用するようリクエストしてほしい。場合によっては半分程度で泊まれるそうだ。 クリークサイドに近いアモーソロマンション、中長期滞在に最適 マカティアベニューには一泊1500~2500ペソ程度の宿が集中している   フィリピンにはバックパッカー用の格安ホテルがほとんど見当たらない。格安で泊まる方法としてはモーテルを利用する方法がある。モーテルは普通3時間単位だが、12時間泊まることもできて、525ペソ(11ドル程度、2007年7月現在、金土日の週末は倍額)という格安の値段になっている。夜チェックインして朝チェックアウトするということで寝ることだけを目的にするならば十分だ。一人でも二人でも値段は一緒。ソゴーというホテルがチェーン展開しているが、赤と黄色のビルで浮世絵の女性の顔をトレードマークにしていて目立つのでわかりやすい。そのほかにも同程度の価格で営業しているモーテルが下町には多数ある。清潔で広々していて、一泊30~40ドルの宿に十分匹敵する。 赤と黄色の外装が目を引くSOGO SOGOの週末の価格表 安値キャンペーン中のモーテル 一般のフィリピーノが利用している最安値の宿はベッドスペースと呼ばれている、相部屋のアパートだ。部屋一杯に2段ベッドを置いて、寝るためのスペースが確保されているだけだ。1500ペソ/月程度が相場です。もちろん日本人にはお勧めできない。 フィリピーノが利用するベッドスペースと呼ばれる宿泊所 女性専用のベッドスペースの宣伝 コンドミニアム、アパートの相場はワンルームで月々1万ペソ位から高級コンドミニアムの3LDKで10万ペソぐらいまで様々です。一般に入居時に敷金2ヶ月と一ヶ月前家賃で、3ヶ月分を支払う必要がある。高級コンドミニアムは一年間の前家賃で、14ヶ月分程度を支払う必要がある。しかも中途退出の返済金はありません。地方に行くとコンドミニアムは少なく、一戸建てかアパートになって5千ペソから2万ペソぐらいでまあまあのものが借りられる。 マカティサルセドのコンドミニアム群 […]

フィリピン生活 泊まる、住まう


フィリピンでは外国人は土地を買えないので、住宅建設あるいは住宅を購入する場合は土地をリースする必要が出てくる。PRAの定期預金を使用して土地をリースする場合は、リースする土地が登記/TCT(Transfer Certificate of Title) してある事が要件となる。リースしようとしている土地がきちんと登記されているかまず確認する必要がある。 フィリピンでは登記されておらず、単に税金の支払い領収書の存在を持って所有権を証明する事が多く行われているが、リスクがあるのでPRAは定期預金の投資の対象として、このような土地をリースしたり、住宅を建設することは認めていない。また、SRRV取得用の定期預金を引き落として使用する場合は、契約期間分のリース料を一括して支払う必要がある。 また、リース契約の発効後、TCTには、土地の所有主がPRAの許可無しに抵当に入れたり、売却する事を禁止する旨の裏書をすることを要求している。これは退職者が住宅を失うリスクを最小限にするための処置だ。

暮らし 住宅 土地のリース



フィリピンにきた当初に慌てて家を買うことは決してお奨めできない。住んでみたらあれやこれやと問題があって、いやになる。しかし買ってしまった家はなかなか売れない。挙句の果てに2足3文で売り払って大損ということになってしまう。住み慣れるためにしばらくは借家に住むのが賢いといえる。 しかし、終の棲家と決めて、10年、20年と住むとなると、借家ではどうか思う。通常、10年程度の家賃で新規に購入するのと同じになってしまう。やはり、退職金の一部あるいはPRAの定期預金で家を買い、年金で暮らすというのが、一番経済的だ。フィリピンに少なくとも1年くらいは住んで、ここぞと思ったら、購入するのがいいと思う。 都市に住むとすればコンドミニアムが安全に購入できる。建築前あるいは建築中に購入するプレセールは安く買えるもののやはり危険だ。すでに出来上がっていて、住人のいるコンドミニアムを、そこの住人から色々ヒアリングして納得して購入すべきだ。 大都市圏以外では土地を買って(あるいは借りて)家を建てるか、あるいは建売を買うことになる。建売はデベロッパーのマージンが大きいので、土地を買って家を建てる、さらに請負業者を使わず、自分で材料を買って、大工を雇って建てるのが一番経済的だ。しかしながら、ここに落とし穴がある。大概の人は自分で家など建てたことなどないから、知り合いの自称他称の建築屋さんに面倒を見てもらうことになる。 この建築屋さんは、こちらが素人なのをいいことに、材料調達のコミッション、職人の人数の水増し、あの手この手で建築費を水増しし、結局、工事費は相場の2~3倍になってしまう。それでも日本よりはるかに安いので、感謝して法外な謝礼まで支払ってしまう。よほど信頼できる建築屋さんを雇わない限り、請負者に一括して発注したほうが有利だ。しかしこれも信頼できる請負者を知っている限りいえることだ。請負者が手抜き工事をしたり、あれやこれやと追加を要求してくることもめずらしくない。 最後の手段は、結局、建売を買うのが安全ということになる。これなら現物を見て決めることが出来るから、大幅予算オーバーなどということはありえない。最近、退職者用に各種サービスや施設をセットにした、退職者ビレッジが計画されているので、予算に合わせていい買い物が出来るようになると思う。ここでは、外国人でも住宅が安心して買えるように契約がアレンジしてあるので、頭を痛めることなく購入することができるだろう。

雑記帳 持ち家あるいは借家どっちが得か?