生活情報


 フィリピンに格安航空券の旋風を巻き起こしたゴー・コンウエイ率いるフィリピン第2位の航空会社セブ・パシフィックが11月20日ついにマニラー関西空港に就航した。料金は往復2000ペソというが、サーチャージなどが上乗せられて18000ペソ、それでも競合他社の半値に近い。週3便と限定されているが、是非増便して、成田からも飛んで欲しい。そうなればフィリピンがもっと日本に近くなるはずだ。ちなみにセブ・パシフィックはどの国内便もエアバス社の最新鋭中型旅客機を使っているので多分写真と同じ飛行機が大阪へ乗り入れたに違いない。  現在最新鋭の第3ターミナルがセブ・パシフィック専用に使われているが、前にも紹介した通り、広々としたモダンなターミナルだ。フィリピン第1位のフィリピン航空(PAL)は第2ターミナルを専用に使っているが、それよりもはるかに規模が大きい。ひょっとしたらセブ・パシフィックがターミナルのサイズのみならずPALを追い越してしまう日が来るかもしれない。そうなるとPALのオーナーのルシオ・タンも真っ青になるだろう。いずれにせよ両者とも中国系の財閥で、いろいろなところでしのぎを削っているのだ。  ちなみセブ・パシフィックは北からソウル、台北、香港、バンコック、クアラルンプール、シンガポール、ジャカルタと東南アジアの主要な都市をマニラと結んでいる。今まで日本への乗り入れがなかったのが不思議なくらいだ。このようなフットワークの良い航空会社が活躍すると他の航空会社も刺激されて、もっと魅力のあるサービスが受けられるようになると思うのだが。

マニラー関空に格安航空のセブ・パシフィックが就航2008年11月21日


外国へのペット(犬、猫)の持ち込みは大変わずらわしい手続きを必要とし、渡航予定の3ヶ月前位から準備を開始する必要ある。手続きの詳細については下記の動物検疫所ホームページにアクセスする共に、最寄の空港検疫所並びに航空会社に連絡を取り十分手続き方法を把握して進めてほしい。 http://www.maff.go.jp/aqs/ 1. 輸出手続き ペット(犬、猫)を日本からフィリピンへ持ち込む手順は概ね下記となる。 (1) 狂犬病予防注射を実施 (2) フィリピンから輸入許可証を取得 (3) フライト予約 (4) 日本の空港で輸出検疫を実施 (5) チェックイン (6) フィリピンで輸入手続き (7) 日本への再輸入 2. 狂犬病予防注射 フィリピンにペット(犬、猫)を持ち込む場合、日本には狂犬病がないため、狂犬病の予防注射の接種義務は免除されているが、フィリピンは狂犬病が蔓延しているため予防接種を受けずに渡航することはペットの命のリスクがある。予防接種は渡航前30日以上、180日以内に終了していなければならず、さらに後述する抗体検査を行なう場合、30日以上間隔をあけて2回の接種が必要なので、60日以上前に第1回目の接種が必要だ。一方、抗体検査の結果がでるのに2週間かかる。 また、日本の検疫所からは3種混合予防注射、蚤取り、虫下しなどの処方を要求されるので事前に獣医に相談して済ませておく必要がある。これらの処置は一回でOK。なお、後述するマイクロチップを装着する場合、これらの予防接種は装着後に行なう必要がある。 獣医には「狂犬病予防注射接種済証」および「抗体検査結果証明書」及び「3種混合などの接種証明書」を発行してもらうこと。これらは日本の検疫に提出するので日本語の証明書でOK。 […]

ペット(犬、猫)のフィリピンへの持込について 2008年11月19日



 オールセイントディ(万聖節)でビコール地方タバコ市の農場に来ているが、今回パソコンを1台持ってきてSmart BROを使ってインターネットにつないでみた。電話回線が来ていない農場では、電話は携帯の普及で事なきを得ているが、インターネットが懸案事項だった。携帯が使えるところならばどこでもインターネットにつなげるSmart BROの登場はまさに朗報だった。早速試して見たが、遅いことを除けば快調だ。プリペードカードで15時間当たり300ペソ(約600円)は決して安くはないが、ないよりははるかにましだ。2500ペソ(約5000円)でUSB対応の機器(写真)を買うだけだから、イニシアルコストも負担にならない。  これで、タバコの農場の通信インフラが飛躍的に改善した。たとえマニラでのビジネスをやっているとしても、人と会うことを除けばかなりのことがタバコの農場でも可能だ。これでゆっくり休暇も楽しめるということだ。マヨン火山を目の前にしながらインターネットが使えるということは実に隔世の感がある。ヘッドセットをもってこなかったので、まだSKYPEは使えないが、それが使えるようになれば日本への通信もほとんどただでやりたい放題だ。 退職ビジネスについても私の役割をホームページや本を通しての広告塔、E-メールでの対応と限って、実際の応対とPRA(退職庁)の対応をスタッフにやってもらえれば、相当程度タバコで業務が可能となる。さらに余った時間で本の執筆を心がけるなんてこともできそうだ。そうしたら、65歳で現役を引退してタバコに引っ込むと計画していたが、もしかしたら70歳位まで現役で頑張れるかもしれない。 天気がよければ窓からは下の写真ような景色が見えるのだが、この日は曇天で、マヨン火山は残念ながら雲に隠れていた。

農場にインターネットがつながる2008年11月3日


前回に引き続きターミナル3の開港(その2)、到着ターミナルを紹介する。 今回は空港の東側から着陸したために、マカティ市の東に開発中のボニファシオグローバルシティの全景を眺めることができた。その後ろのビル群がマカティ市の中心街でフィリピンのもっとも近代的な光景をなしている。 全長1kmを超えるであろうと思われるターミナル3は未だそのほんの一部を使っているに過ぎず、ターミナルの端にセブパシフィックの中型機が数機、駐機しているだけだ。 ターミナルビルに入るとゆったりとした通路を経て、自然に荷物の受け取り場に到着する。もともと国際便用に設計されているために、入管や通関のブースがあるが国内便では使用されていない。通関を過ぎるとすぐに広々とした出迎えロビーに出て、出迎えの人に会うことができる。その点出迎えが大変困難なターミナル1とはずいぶん様相を異にする。  ターミナルビルを出ると長いタクシー待ちの行列がある。下手をすると1時間待ちかと覚悟しなければならないほどだが、さらに道路を渡ったところにクーポンタクシーのブースがあり、そこで申し込むとほとんど待たずにマカティまで440ペソで行ける。黄色の空港タクシーなら200ペソ程度ですむが、長いこと待たなければならないことを考えたら安いものだ。ただ、クーポンタクシーの存在がわかりにくいのでどうにかして欲しいものだと思う。  

マニラ国際空港(NAIA)第3ターミナル開港(その2) 2008年8月19日



 6年越しに開港が遅れていた第3ターミナルがついに開港した。当面はセブパシフィックなどの国内および国際線が供用を開始しているが、ゆくゆくは最新鋭の国際旅客ターミナルとして、現在の第1ターミナルにとってかわるものと期待される。6年前に完成したとはいえ、40年近く経過した第1ターミナルとは比較にならず、高い天井と広々とした空間は成田空港と比較しても遜色がない。旅客もまだわずかで、ほとんど待つことなしに待合室までたどり着ける。レイアウトもシンプルで自然に各種手続きを進めることができ、迷うという心配が全くない。  マニラからのアクセスもよく、サウススーパーウエイの料金所の手前を右折すればすぐにターミナルに到着する。以前のように渋滞や川べりのスラムを経由することもないので違和感無くマカティの近代都市にたどり着くことができる。このアクセスの改善はフィリピンの印象を向上させるのに大いに役立つだろう。特にフィリピン航空を除く国内線ターミナルは狭く、不便で、汚くて、まさに後進国でございます、と主張しているようなものだった。  第 3ターミナルは日本の竹中工務店が請け負っていたものだが、天井の落下事故をきっかけに、構造上欠陥があるとフィリピンの大手設計コンサルタントが指摘し、工事中断に追い込まれて完成が滞っていた。空港公団と竹中工務店が鋭意工事再開と完成に向けて交渉していたが、交渉は二転三転し、つい先日交渉決裂となってしまった。 ところがごく最近アロヨ大統領が早期開港を指示し、外遊の際、強引にターミナルを使用し、あっという間に開港の運びとなった。工事の再開と完成のニュースが無いうちに開港の運びとなってしまったわけで、なにがなんだかわからないけれども、実際に使ってみてなんら支障はないようだ。  まだほとんどのブースは空で、買い物などの楽しみはまだ先の話だろうが、簡単な食事など最低限の店は出ている。待合所もたくさんの椅子がゆったりと配置され、窓からの空港やマカティの景色を味わうことができる。航空便の掲示も見やすく、とにかく通路が広々としているのが休まる。ここではフィリピン独特の喧騒と混沌とは無縁だ。

マニラ国際空港(NAIA)第3ターミナル開港 2008年8月13日


 フィリピンにやってきて、まず目に付くのがジープニーと呼ばれる公共交通手段だ。全国津々浦々、毎日たくさんの人々をのせて走り回っているのが、このジープニーだ。ジープニーとはもともと戦後アメリカ製のジープを払い下げ、公共の輸送手段に使ったのが始まり。唯一の純粋国産車で、全国で10万台といわれる数のジープニーが日夜、乗客を乗せて走り回っている。エンジンはほとんどが中古のいすゞ製のジーゼルエンジンで、大気汚染の元凶ともなっている。  ジープニーは路線が決まっていて、一日中、同じ路線を走っている。料金は4kmまで一律で、4kmを越えると1kmにつき1ペソ加算される。特に特定の駅はなく、どこでも止まって客が乗り降りできる。これがまた渋滞の元凶であり、どこにでも突然止まるジープニーにドライバーはいらだつ。たとえぶつかったとしても、あのステンレスあるいはブリキ製の頑強なジープニーはびくともしない。壊れるのはこちらだから、ただひたすら、The King of Roadといわれるジープニーに道を譲るのみだ。 まさに美女と野獣だ  ジープニーは路線マップもなにもないわけだから、このジープニーが一体どこへ行くのか、車のフロントガラスに書かれた行き先の地名から判断するしかない。街の地名を熟知していないと、たとえ乗り込んだとしても意図したところに行くかどうか神頼みだ。マニラでジープニーを乗りこなせたら、もはや一人前のフィリピン人なのだ。  私も10年以上フィリピンにいて、やっと二つの路線、パソンタモ通りの自宅とマカティスクエア(日本食レストランやカラオケがたくさんある)の間の路線、および事務所の近くのカラヤアン通りを、やはりレストランや遊び場がたくさんあるマカティアベニューまでを結ぶ路線を乗りこなせるようになった。たった 7.5ペソでしかもほとんど待たずに乗れるジープニーは大変重宝な乗り物なのだ。  さて、料金の渡し方だが、これが感心するのだ。ジープニーは運転手だけのワンマンカーだが、後ろのほうに乗った乗客は、バヤッド・ポといって、料金を乗客から乗客へと手渡する。そして、お釣りがある場合はやはり手渡しで戻ってくる。これでお金を払った客と払わない客をどうやって見分けるのかと、不思議に思うのだが、無賃乗車などは皆無だそうだ。 降りるときは目的地が近づいたら、パラと言って止めてもらうか、その言葉を忘れたら天井をこつこつとたたけばとめてくれる。ただ、速やかに降りないとまだ足が地面に着く前に動き始めてしまうので、転ばないように、気をつけなければならない。一度、パラという言葉を忘れてしまい、天井をたたこうとしたら、天井が柔らかくなっていて、音が出ない。それであせって、Stopと叫んだら、誰かがパラといってジープニーを止めてくれた。フィリピン人はそんな時とても親切なのだ。  フィリピーノに通勤距離を聞くと、ジープニーの乗り換え数(1 ride あるいは2 rides等)で答えることがよくある。通勤時間が結局乗り換え数で決まるということだろう。もしかしたら通勤費のことを言っているのかもしれない。簡単に行けることを、ジープニーに一回乗るだけ(One […]

フィリピン名物ジープニーを乗りこなそう 2008年6月21日



フィリピンではマネーチェンジャー(両替商)が 公認されている。これは銀行による両替が口座を持っている必要があるので、ブラックマーケットと呼ばれる闇市場で通貨の交換が行われており、それが公認 されている。マニラ首都圏、特に海外からの観光客が集まる下町のエルミタ等ではやたらマネーチェンジャーの看板が目立つ。商品がないわけだか ら、運搬や在庫、陳列などのややこしいことがなく、多少の利ざやでもいい稼ぎになるのだろう。場所も畳み一畳もあればできるので、雨後のたけのこのよう に開店したようだ。 通 常ドルや円の外国通貨をフィリピン通貨ペソに交換するわけだが、たまにはその逆をやってくれるところもある。海外旅行などでドルが必要なとき、あるいはペソがあまったときにに利用 される。フィリピンではペソを外国通貨に交換する場合は、正当な理由が必要で、輸入した商品の決済、外国か らの投資に対する配当の支払い、旅行費用等々に限定される。基本的にフィリピンの蓄財を海外へ持ち出すことはできないので、このようなブラックマーケットが必要なのだ。ペソをドルに換える両替商は少ないが、マカティスクエアは小さいながら融通の利く店があってトラベラーズチェックさえも扱っている。まとまったドルや円が必要なときも使える。 レートが良いので評判のSanry’s両替商、マカティに数店営業している マネーチェンジャーには組合ないし胴元があって、ほとんどすべてのマネーチェンジャーが集めたドルや円を買い上げている。マネーチェンジャーはこの組合の交換比率と客への交換比率の相違で利益を上げるわけだ。この比率の差はせいぜい1~2%だが、店の営業方針によって異なり、それが交換比率のいいところと悪いところの違いになる。しかし、元が一緒だから、そんなに大きな差にはならない。しかし、交換比率のよいことで有名なエルミタのある店や、ランドマークの店では独自の交換ルートを持っているそうで、一般の店では提供できない交換 比率を提供しているそうだ。 交換レートの良いことで評判のエドセン、マビニ通りにある エドセンの隣のチボリもレートが良い エ […]

豆辞典 マネーチェンジャーの賢い利用法


 フィリピンの家庭用電力は220ボルト。したがって日本の電化製品はそのままでは使えない。パソコンや携帯電話、あるいは携帯DVDプレーヤー等、携帯式の電化製品はは100ボルトから240ボルトに対応しているが、その他ほとんどの電化製品は変圧器が必要だ。この変圧器は重く、意外と高価なので、基本的にこれらすべての電化製品はフィリピンで購入するのが得策だ。 大手スーパーマーケット、ショップワイズの電化製品売り場 デレビ 誰が買うのかと思うくらい大型の薄型テレビ(液晶、プラズマ、プロジェクト等)が店頭に並べられている。値段は日本と同等あるいは若干高めだ。ソニー、パナソニック、シャープ、パイオニア等の日本のブランドの外、フィリップ、サムソン、LGなどの大型薄型テレビの他、普通のフラットテレビまで最新機種を入手することができる。フィリピンではテレビがなければ家庭生活がなりたたないくらい、皆テレビ好きだから、テレビにはことのほか執着があるようです。 ソニーブラビアの大型の薄型テレビ(Anson) パイオニアの大型の薄型テレビ(Anson) サムソンの中型の薄型テレビ(Anson) オーディオ ソニー、シャープ、パナソニックなどの派手々のコンポが売っているが、ちょっと日本人の趣味にはあわない。高級なものとしてはボーズがエルミタのロビンソンやSMメガモール等に店を出している。さらにマニア用にはドーシットホテルの前パークスクエア2に専門店があります(すでに取り壊されている2016年追記)。 オーディオ機器も大分スマートなものが出てきている 白物家電 冷蔵庫、洗濯機、レンジ、オーブン、電子レンジ等の白物家電はサンヨー、パナソニック等が手ごろなものを出しています。レンジ、オーブンは、電気とプロパンガス併用でイタリアあるいはドイツの製品がいろいろ出ています。   冷蔵庫は1万ペソくらい、もっと大型のものもある 洗濯機は2槽式から1槽式へ主流が移りつつある […]

豆辞典 電化製品の賢い買い方



    フィリピンはゴルファー天国と言われている。早朝出発すれば渋滞もなくマニラの中心から1時間以内で20ヶ所くらいのゴルフ場にと到着することができる。午前中にワンラウンドを回って昼食を食べ、午後には帰って昼寝をするというのが普通のパターンだ。時間的には2ラウンドでもこなせるのですが、暑いのでワンラウンドであがるのが一般的だ。 軍関係のゴルフ場を除いてすべて会員制で基本的に会員同伴でなければプレーできまない。しかしながら、平日はホテルや会員の紹介ということでほとんどのゴルフ場でプレーができる。プレー費も1000円~3000円程度と格安だ。 会員権も比較的安く、100万円以内で買えるところが多数ある。フィリピンでも会員権はかつてに比べてかなり暴落している。マニラゴルフのようにマニラの一等地にある場合は4000万円程度する。ここの会員権は日本と違って大抵の場合株式だ。すなわちゴルフ場が破産したとき会員権は紙くずとはならず、資産を分割して資金を回収することができるのだ。だから、マニラゴルフなど土地そのものに価値がある場合は値下がりしないのだ。 そんなに長く滞在するわけでもないという場合は、会員権を借りることができる。年間10~20万円の払いっきりで会員になることができる。年会費は1~2万 円だ。会員のプレーは全く無料で、キャディフィーを支払うだけでプレーできる。フィリピンのゴルフ場ではキャディがプレーヤー一人に一人つく。プ レーヤー一人を付きっ切りで面倒見てくれるので大変重宝だ。また希望すればアンブレラガールをつけることもできて、まさに王様気分でプレーができる。 キャディフィーは200~300ペソ、傘持ちの女の子は100ペソ程度だ。 会 員になるためには会員の推薦と面接試験にパスすることが必要。面接ではゴルフの腕前など簡単な質問がある。英語ができない場合は通訳をつけること もできる。試験官としてはその人がゴルフクラブの品位を落とすことがないか見るのだろう。日本企業の駐在員で肩書きがあるとほとんど無条件でパスする。 日 本人の多くプレーするゴルフ場ではマナーがきちんとしていてさほど抵抗感なくプレーできるのだが、フィリピン人や韓国人が多いクラブはマナー無視のプ レーが目立つことがあり、不愉快な気分になることがすくなからずある。そのため、韓国人が多いゴルフ場は日本人が敬遠するなど、すみわけができている ようだ。 […]

豆辞典 ゴルフへの招待


マニラ国際空港を当地では、英雄ニノイ・アキノ(彼の暗殺はマルコス政権崩壊のきっかけとなり、その後、彼の妻が大統領となった)の名を取ってNinoy Akino International Airport (NAIA)、ナイアと呼ぶ。NAIAはマニラの南のパサイ市、マカティから5~6kmの至近距離にあるが、渋滞すると1時間程度かかってしまう。マカティからサウス・スーパーハイウエイをちょっと南に下るとNAIAの滑走路の東端と直角に交わるのだが、時たま頭上を滑空する飛行機にびっくりすることがある。昔の羽田のようにマニラの空には世界各国の飛行機が飛び交っている。 本文とは特に関連ないが翼は空の旅の象徴だ 空港は現在、ターミナル1、ターミナル2、そして国内便(ドメスティック)ターミナルが営業中だ。最新鋭のターミナル3も日本の大手建設会社によりほぼ完成しているのだが、その安全性に疑問が投げかけられており、この時点では開業の目処が立っていない。ターミナル1には日本航空をはじめ、すべての外国の航空会社の便が発着しており、最近開業したターミナル2はフィリピン航空(PAL)専用で、向かって右(南)が国内便、左(北)が国際便だ。 開業が待ち遠しいターミナル3  ターミナル1は1970年 初頭の開業で、大変老朽化しているが、いかにもフィリピンらしさをかもし出している。このターミナルの問題は、始めてきた人は絶対に出迎えの人に出会 えないということだ。入管と税関手続きを済ませて、ターミナルビルを出るとホテルリムジンの出迎え車が入ってきているので、到着客はそこで待ってしまう。しかし、出向かえる側は、特別許可をもらわない限り、そこに入ることができない。到着客は、そこからさらに道路を渡って、左右の長い坂を下っ て再び道路に出なければならない。そこで初めて出迎えの人が道路の反対側で待っているのだ。出迎えの人は、目当ての到着客を見つけると、はじめて待ち 合わせ場所に入ることが許され、道路を渡って、めでたく握手というわけだ。そこで、駐車場に案内するか、空港タクシーを頼んで街へ向かうことになる。そんなわけで、ターミナル1で出迎えてくれと頼まれるとぞっとする。 出国風景 ターミナル1、出発ロビーの入り口 […]

雑記帳 マニラ国際空港(NAIA)はフィリピンの玄関