生活情報


フィ リピンにやってきて、まず目に付くのがジープニーと呼ばれる公共交通手段だ。全国津々浦々、毎日たくさんの人々をのせて走り回っているのが、このジープ ニーだ。ジープニーとはもともと戦後アメリカ製のジープを払い下げ、公共の輸送手段に使ったのが始まりで、唯一の純粋国産車で、全国で10万台といわれる数のジープニーが日夜、乗客を乗せて走り回っている。エンジンはほとんどが中古のいすゞ製のジーゼルエンジンで、大気汚染の元凶ともなっている。 街を我が物顔に走るRoad of Kingこそジープニー  ジープニーは路線が決まっていて、一日中、同じ路線を走っている。料金は4kmまで一律で、4kmを越えると1kmにつき1ペソ加算される。 特に特定の駅はなく、どこでも止まって客が乗り降りできる。これがまた渋滞の元凶であり、どこにでも突然止まるジープニーにドライバーはいらだる。 たとえぶつかったとしても、あのステンレスあるいはブリキ製の頑強なジープニーはびくともしない。壊れるのはこちらだから、ただひたすら、Road of Kingといわれるジープニーに道を譲るのみなのだ。 Kingの風格にふさわしいこの面構え  ジー プニーは路線マップもなにもないわけですから、このジープニーが一体どこへ行くのか、車のフロントガラスに書かれた行き先の地名から判断するしかない。街の地名を熟知していないと、たとえ乗り込んだとしても意図したところに行くかどうか神頼みだ。マニラでジープニーを乗りこなせたら、もはや本当の フィリピン人だ。 […]

豆辞典 フィリピン名物・ジープニー


 フィリピンで生活していく上で必須なものは下記の通りだ。とりあえず入手してほしいい。後は必要の都度買い揃えればよいと思う。また、フィリピンではカレンダーの入手が大変困難だ。日本から持ってくると良い。その他、是非持ってきたほうが良いものは、耳かきとハエたたきそれに枕くらいだろう(フィリピンの枕はやわらかすぎて高さが確保できない)。 電源は220ボルトだから、日本の電気製品はそのまま使えない。変圧器(トランスフォーマー)を使用する必要がある。直接つないでパーにしてしまう事もままあるので、日本から電気製品を持ってくることは得策とは言えない。ほとんどの電気製品は当地で手に入るので高い輸送量を払って持ってくる意味はない。 マニラ生活電話帳(日本食料品店等で、600ペソ) 携帯電話(街の携帯ショップで、3000ペソ程度より) 銀行口座(できれば円とドルそれにペソ、最寄りの銀行で) ナビでマニラ(日本食材店等で、無料) それにマニラ首都圏に住んでいるのであれば、日刊マニラ新聞を購読するとよい。フィリピンの情報が満載され、日本の記事も日本と同様のタイミングで掲載されている。地方に居住している方にはWeb版がある

フィリピン暮らし 生活情報 



通信手段としては今や携帯電話が圧倒的に普及している。通常はプリペイドカードを購入し簡単な手続き(ロード)をすることによりロードした分だけ話すことが出来る。だから、あとで請求書にびっくりする事はない。これはフィリピンの人があまりにも請求書の未払いが多いので考え出された方法だと思う。一般の請求書による携帯もあるが、踏み倒しを防ぐために厳しい審査がある、庶民には高嶺の花だ。フィリピンでこれだけ携帯が普及したのは電話回線が非常に遅れているという事が主な原因で、家庭電話を引くには数年の歳月を要していた。一方、地方の田舎ではいまだに電話回線が来ていない状況なので、携帯が爆発的に普及したのだ。 フィリピンの電話は定額制(但し携帯への電話と長距離電話は別途)でいくら使っても基本料金だけなのでインターネットにはぴったりだ。但し、新規に敷設する電話は従量制になっている。電話回線がないとインターネットが利用できないので、家を買ったり借りたりするときは気をつける必要がある(スマートブロ名度無線のインターネットサービスもあるが、きわめて遅い)。なお、一般の固定電話からは長距離電話の申請をしていないと携帯へ電話をかけられないので注意が必要。 インターネットカフェが地方でも普及している。家にインターネットがひけない場合はインターネットカフェを利用するとよい。一時間20~30ペソ程度。この場合、自分のEメールアドレスを持っている必要があり、YAHOO等に開設しておく。そうすればどこのインターネットカフェでもメールの送受信ができる。もちろんフィリピン国内どこへ行っても利用できる。ただし、日本語は使えないのでローマ字か英語で送る必要がある。日本語の文章はUSB等にセーブして添付ファイルで送れるが、ファイル名は英語にしないとまずいようだ。 YAHOOジャパンにメールアドレスを開設すると日本語でメールのやり取りができるが、コンピューターは日本語環境を設定しておく必要がある。 最近携帯電話会社のSMARTでSMART BROというインターネットサービスを開始した。携帯電話が使えるところならどこでも無線でインターネットサービスが受けられる。写真の器材を購入し、さらにプリペードカードを購入し、自分のパソコンに簡単な設定を行い、スマートの携帯からロードするとすぐに使える。短期間のフィリピン滞在やインターネットサービスが行なわれていない地域では大変重宝だ。遅いのが難点だが、パソコンと器材を持ち歩けば、フィリピン国内どこでも使えるので大変便利だ。また、ホテルの接続サービスに比べれば、時間当たり格安でだ。  

フィリピン生活 通信する


フィリピン語は基本的にマニラ首都圏を中心として話されるタガログ語だが、テレビの普及により全国どこでもタガログ語が通用する。しかしながら、フィリピンの公文書、ビジネス文書等はすべて英語だから、その気になれば種々契約書を自ら読んで内容を確認することができる。できれば住居の購入等大事な文書はご自分で理解するか誰か信頼できる人に読んでもらうことが必須だ。 高校卒業程度の教育を受けたフィリピン人はほとんど全て英語を解釈する。大学を出ていれば流暢に英語を話す。学校で使う教科書はほとんど英語で書かれており、映画も字幕無しで子供達がディズニーのアニメを楽しんでいる。フィリピン人の英語は本国アメリカやイギリスよりも上という話もあるくらいだ。ちなみに私が働いていた会社のフィリピン人社員にTOEICの英語検定を受けさせたところ、930点だった。 ただ地方に行くと慣れていないせいか、たとえ大学を出ていても英語を話せない人が多いようだが、こちらの言うことはよくわかっているようだ。セブ、ミンダナオはビサヤ語、ビコールはビコラノ、ルソン北部はイロカノ等フィリピンには数百の方言があるそうだが、タガログ語が全国的に通用するので、チャレンジしてみてほしい。

フィリピン生活 話す



1ペソは約2.5円、1ペソは100センタボス。1000、500、200、100、50、20ペソ札、10、5、1ペソコイン及び25、10、5、1センタボスコインが流通しているが、センタボスコインは1円以下となるため、あまり流通価値のあるコインではなく、25センタボスコインが使われている程度だ。下の写真は旧札ですでに新札が出回って、来年から使えなくなる。現状は銀行で新札に変えてもらえるが、来年(2017年)からは使えなくなるので要注意。 新札については下記をクリックしてください。モデルは500ペソ札を除いて同じだが、全体的に若返っている。500ペソ札にはニノイ・アキノ像に加えて妻のコーリーアキノ元大統領が加わっている。 新札Bill 20 50 100 20160414_0001 新札Bill 200 500 1000 20160414_0001 円は街の両替商(Money Changer)のどこでも両替できる。2006年初頭には1万円で5000ペソ程度になったものが、2007年12月現在、3600ペソと30%程度円の価値が下がってしまった。しかし2008年後半、金融危機によるドル安などもあって、5000ペソを回復しているが、昨今の(2015年)の円安で、再び4000ペソ程度にまで下がっている。   銀行、ホテル等は両替率が低いのでお勧めできない。また、一度に大量に両替するのではなく数万円程度、少しづつ両替することをお勧めする。大量に両替すると強盗やすりに遭う危険が増大する。また、大量の円をホテル等においておくと盗まれる危険もあるので、銀行がもっとも安全だ。地方都市でも円の両替はできるが、交換レートが2~3%程度悪くなるようだ。マカティ・グロリエッタやマカティアベニューのブルゴスの近くにあるSanrysという両替屋は交換比率が良いので有名だ。エルミタではマビニ通りのチボリやエドセンが有名。  両替商 […]

フィリピン生活 お金


フィリピンの医療レベルは非常に高いといわれている。ほとんどの医者がアメリカへ留学しているせいだろうか。マカティメディカル、アラバンのエイシアンホスピタルあるいはボニファシオのセントルークスで治療すれば安心だ(ただ高いのが玉に傷)。簡単な病気はマカティブエンディアのトリデントタワー(Trident Tower)にある日本人医師のいる日本人クラブクリニックあるいはアラバンの神戸クリニック(フェスティバルモール内)にかかるのがよい。 丸いビルが特徴のマカティメディカルセンター エイシアンホスピタル 日本人クリニックの入っているトリデントタワー マニラ日本人クリニックの入り口 マニラ日本人クリニックの内部 アラバンの神戸クリニック 神戸クリニックの案内   フィリピンの歯医者は最低だ。痛いというとすぐに抜かれてしまう。現地の健康保険は抜歯しかきかないせいかもしれない。しかしマカティ市マガリアネス・ビレッジの小林歯科医は安心だ。技工士の資格も持っているために治療からすべてを一人でやってくれるので、早くて安くて安心だ。なお、小林さんは、TATAIという歯科技工士の学校も経営し、フィリピーノに海外で働くチャンスを提供している。詳細はwww.alpstech.edu.phにアクセス。 小林歯科とTATAIの入り口 小林さんは奥さんそして息子さんも皆歯医者の歯医者一家 病気にかかった場合、日本の健康保険が適用される。いったん立て替えて支払い、所定の請求書と領収書を添えて最寄り市町村役場に申請すればで還付される。その場合、かかった医師からの所定の証明書、領収書等が必要なので忘れずに受け取ること。少額の治療費の場合、自己負担分にも届かず、還付が受けることができないこともあるので、入院、手術、歯科治療などの高額な医療に使うのが得策だ。 フィリピンはあったかいせいか、持病がまったくでないという人が多いようだ。しかし、病気で怖いのはマラリヤ、狂犬病、A型肝炎など。肝炎は水や食器で感染するので、屋台や不潔な店で食事をするのは避けたい。狂犬病は日本では過去の病気だが、フィリピンでは非常に流行しているのでその辺にうろついている犬には充分気をつける必要がある。また、デング熱が常時流行しているので蚊に刺されないよう気をつけだい。 フィリピン人は野菜をほとんど食べない。また、料理も脂っこくてフィリピン食を常食にするのは勧められない。そのせいかフィリピン人の平均寿命は50歳そこそこだそうだ。水も慣れない内はそのまま飲むのは避けた方がいい。ミネラルウォーターを飲んでいれば安心だが、蒸留水を常飲する事は避けたい。ミネラル不足で骨が弱くなったり、歯茎がえぐれたりする。Distilled Waterと表示されているもので、銘柄はAbsolute、Wilkinson等だ。 […]

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タクシー 市内での移動はもっぱらタクシーによる。メーター制であり、初乗り40ペソ、100ペソも払えば大抵のところへ行けるが、雨が降ると捕まえるのは難しいようだ。10~20%程度メーターに上乗せしてやると喜んでもらえる。夜間等はメーターでなく2~3倍の料金を吹っかけてくるけしからんドライバーもいる。その場合は、メーター(メトロ)といって乗る事だ。それがいやなら降りて、別のタクシーに乗る。ただしどうしてもタクシーがつかまらないときはどうしようもないが、200ペソといわれたら150ペソといえばOKするだろう。行き先がわからないときは地図か住所をみせてやる。空港へというと当然のように数倍の料金を吹っかけてくる。マカティから150ペソ程度行けるのに、400ペソ程度払えといってくる。これは空港タクシーが400ペソ程度なので、それに習っているのだろう。これもメーターあるいはメーター+50ペソといえば大丈夫。 最近はこぎれいなタクシーが増えた、カローラが圧倒的に多い バス 少々遠出するときはバスを使う。マニラ郊外でも100ペソも払えば大概のところへ行ける。しかし、乗り場がわかりにくいので地元の人によく聞いておくことだ。 マニラ郊外行きの近距離バス バクラランのバスストップ 電車 エドサ通り(MRT)とタフト通り(LRT)沿いに走っている。行き先が限定されているのであまり便利ではないが試してみるとよいでしょう。渋滞がないだけ気持ちよく移動できるが、朝夕のラッシュは半端ではない。 マニラの下町を縦断する高架鉄道LRT(Light Railway Transit)   MRT(Metropolitan Railway […]

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フィリピンには実にたくさんの美容院あるいは床屋がある。美容院はパーラー、床屋はバーバーショップで主に男性客を扱う。パーラーでは髪のほか、スキンケアー、爪の手入れやマッサージもやってくれる。バーバーでもマッサージをやってくれるが、最近は特に美肌ブームで肌の手入れを行うパーラーがはやっているようだ。   美容院のマッサージ等の値段表 美肌サロンチェーンのレッツフェイスイット   ほくろやあざをとったりする行為はもはや美容院ではなく美容医療の範疇に入ってくるが、ベロに代表されるこの手のクリニックもモール等に見かけるようになった。ベロは、かの有名女優のクリスアキノ(コーリーアキノ元大統領の娘)のおなかの脂肪を取りセクシーなボディを作ったことで一躍有名になった。 ビューティクリニックもブームになっている 美白専門クリニック 内部はいかにもクリニックだ   男性のヘアーカットは大変安く50~100ペソ程度。また、美容師の半数以上はオカマで本物の女性と入り混じって仕事をしている。下手をすると髪を切りながら口説いてくることがあるそうなのでハンサムな人は女性を指名するようにしたほうがよいだろう。 床屋さんの雰囲気は日本と大差ないが値段は大差がある パーラーにはオカマがたくさん働いている

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マーサージパーラーと呼ばれるスパはフィリピンでも非常に盛んで、ホテル、ゴルフ場、リゾート、飛行場、そしてモールや繁華街のいたるところで見かける。ネットワールドホテルのSM健康サウナは日本式のお風呂も備えて日本人に人気がある。その名も“ ザ・スパ”はマニラの主要な地域にチェーン展開する高級スパだ。マカティ地区唯一のゴルフ練習場であるマカティ・ゴルフに付随するスパでは韓国式のあかすりもやってくれる。値段は店の構えにより様々だが、1時間2~3百ペソ~1000ペソ、500~2000円程度。これらはいずれもいかがわしいサービスをするところではないから、決しておかしな要求をしないよう心すること。 下町マラテの有名なスパ、リッツ マカティのジュピター通りに出現した岩盤浴 高級スパチェーンのザ・スパ(ジュピーター、マカティ) LRIデザイン・プラザ内のスパの受付

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 長年の退職者との書類のやりとりの経験から、結論としてフィリピンでは普通郵便を使うべきではない。届くか届かないか、あるいはいつ届くかは神頼みだ。日本から雑誌や新聞を送ると月単位の時間がかかる。もしお札などを忍ばせて置いたら、郵便物そのものまでなくなること必須だ。そこでもっぱら利用するのは日本―フィリピン間であればEMS(国際スピード郵便)、フィリピン国内であればLBCだ。これらはパソコンや手荷物も扱うので大変便利だ。 EMSでは3~4日程度で届く。もちろん地方に住んでいる場合は、もう少々時間がかかるだろう。パスポートなど大事なものも安全に送ることができる上、お金を忍ばせておいても決してなくならない。フィリピンへ少額のお金を送る場合、送金料が数千円するため、現実的ではない。その点、EMSならお札でさえあればわからないので大変便利だ。パスポート程度のもので800ペソ程度かかるので決して安い送料ではない。EMSの場合でも手荷物の場合は郵便局に受け取りに行かねばならないが、代理人に頼む場合は通知書にサインして、IDカードを持たせる必要がある。 EMSの封書   LBCはフィリピン国内の宅配便の大手だ。街のあちらこちらに大きな赤いLBCの文字が目立つ。LBCは全国翌日配達を標榜しており、日本人の感覚で物事が進む。パスポート程度であれば120ペソ程度で送れるが、重要なものは保険をかけさせられるので倍程度の金額になる。LBCではお金は現金書留として別途に送らなければならない。お金を入れておくと巧妙に抜き取れてしまうことがあり、しかもお金はいれいけないことになっているので文句を言えない。 LBCの大きな赤い看板はすぐにわかる LBCの封書

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